北辺廃徊零細網日常雑記(goo引越版)

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美唄・三笠廃墟行2012(始)

2012年11月16日 | 日記・鉄道

・・・もう11月!?、あうぅ(焦)。yellow7

ま、それはそれとして。


今季は前半の車の不調で動けず、中盤の夏~9月はやたらと暑くて動けず、
後半10月はいろいろで動けず、さて11月なら動けるか?、と思ったら。
雨続きで動けず・・・、で早や中旬の折り返し。

そんな天気の狭間の16日。天候は平年より気温高めでまずまずの空模様。
しかも時間の都合も取れたので、この機を逃せばもう無理と思い。

今季最初にして最後で唯一の、廃墟行を実施!。
“廃徊先”は、とある目的で美唄と三笠と決め、午前、札幌を発つ。

高速は勿体無いし、さりとてメジャーな国道12号線を走るのも癪だし。
例によって、厚別通から江別市4番通り、石狩大橋から美原、新篠津、月形の
(北村でもよかったが)農村地帯をストレスフリーで快走し、美唄市に入る。

時既にお昼時。11月の陽は短い。昼は車を転がしながら済ませ、まずは急げ。

東美唄方面に針路を取り、旧東明駅に立ち寄る。


旧三菱鉱業美唄鉄道唯一の現存駅舎は、今日も変わらぬ姿で佇んでいる。

旧ホーム側も覗いてみる。
保存されている4110形2号機は、時季的に冬籠りしているのかなあ、と
思いきや、これが。


ありゃ、まだその姿を晒しているではないか。
探訪する己とにとっては、拝めてらっきぃ!、なことではあるが、
週末はいよいよ雪!、の予報も出ているし。
冬囲いとかしておかなくて、いいのか・・・?。yellow20

旧東明駅を探訪した後、更に奥地へと向かう。




美唄・三笠廃墟行2012(続)

2012年11月16日 | 日記・廃墟と産業遺産

東明を過ぎると途端に、人家は疎らとなる。

石炭産業の残滓、盤の沢の露天掘り鉱は、やや活況な感じだった。
昨年の国難のアレで、石炭の需要が高まっているからねえ。

我路地区に入る。

路肩に車を停め、旧我路駅跡のホームの痕跡などを怪しく“廃徊”。
人家はまばら。崩れゆく廃屋群がかなり目に付く。うーむ・・・。yellow4

そんな中、多分、今現在ここにある唯一の「店」かな?。


焼き鳥店の看板を目にし、思わずデジカメでパチリ。

折角なので、今回初めて「岡田春夫氏生家」も探訪。


こじんまりとした和洋折衷の、ややモダンな木造家屋。
流石に状態良く保存されているねえ。

・・・早い時期に探訪しておいても良かったのだが。
何せここは、旧社会党衆議院議員であった御方の生家。
己の旗の色とは全く相容れぬ故、ずっとスルーしていたんだけどね~。

ま、ここは純粋に歴史的建造物探訪趣味の一環ってことで、割り切って。
探訪しちゃった次第さ。yellow5

次のポイントに向かわねば!。



美唄・三笠廃墟行2012(続)

2012年11月16日 | 日記・鉄道

我路を過ぎ、国設スキー場付近を過ぎ。
旧美唄炭山駅があった、北菱産業の工場横を通過。

この辺では土木工事もやっているらしく、ダンプが頻繁に出入りしていた。

美鉄線の痕跡の一つ「旭橋」付近で停車。
ここも、いつもはスルーしがちで。今日は降りてデジカメでパチリ。


趣味者以外は、何人も気には留めないだろうが。
その近くにある、道路に残る踏切跡も写す。


おっと、川に朽ちた橋が残されている。これも!。


・・・参考資料にしている「新消えた轍 北海道1」によると。
この周辺は最盛期の1960年頃、人口18.968人だったそうだが。

今はもう、何も無し。うーむ・・・。yellow3

さて次、次。


美唄・三笠廃墟行2012(続)

2012年11月16日 | 日記・廃墟と産業遺産

旧常盤台駅跡にして旧美唄炭鉱跡たる、現「炭坑メモリアル森林公園」に着く。

うーん、無人。広大な原野に己が一人か。yellow20

なので念の為、腰のシザーバッグに熊除け鈴をば付けて。
デジカメ片手に公園内を“廃徊”する。

毎度お馴染みの物件ではあるが。
まずは、立て坑巻き揚げ櫓をパチリ。


開閉所の建物もパチリ。


その傍らに、炭鉱の歴史を説明する看板が立てられている。
炭鉱が現役時代だった頃の写真も添えられているな。
デジカメで転写してみた。


広大な敷地に、巨大な施設群が建っていたんだねえ。
ふーむ、山の向こうにも建物がびっしり建っていたのか。

すっかりの野に還った今の光景からは、全く想像出来ないなあ・・・。

無人の地で熊鈴を鳴らしながら、公園の奥に残る坑口跡を探訪。


半分水没した坑口跡の手前には、枯れた笹の葉がびっしり。
うーむ、無常だねえ。

戻り際、山腹に貼り付くように残る、原炭ポケットをパチリ。


巨大なオブジェと化しているなあ・・・。

ぼちぼち時間は午後1時を回った。人里に戻らねば。