西方面への所用のついでに、天気が良かったので。
愛読の「小樽・石狩 秘境100選」に載っていた、銭函駅前の「豊足神社」に立ち寄る。
お目当ては、境内に奉られている“機雷”。
国道から銭函市街方面への細い道路に入り、JR函館本線の踏切手前で左折すると。
すぐに「豊足神社」を発見。境内に車を停めて、“機雷”を探す。
社殿の手前脇に建立されている忠魂碑の横に、それはさり気なく置かれていた。
想像していたよりは、小ぶりのサイズ。保存加工が良いのか、錆も無く劣化の気配も無し。
「小樽・石狩 秘境100選」の写真には、“機雷”の後ろに説明板が写っていたのだが。
寄った日には、冬場の強風対策なのか?、残念ながら外されていて無かった。
説明板が無いと、これが“機雷”だっとは気付く人は、ほとんどいないのではないだろうか。
それにしても、日露戦争当時に露西亜軍が敷設した“機雷”が、銭函に残されていたとは~。
ある意味、奇跡。“機雷”自体が、言わば消耗品(?)みたいなものだからねえ。
因みに「豊足神社」は、銭函駅裏すぐ横の丘の上にありまして。
境内から駅と線路を見下ろせる、鉄道趣味者にとっては、絶妙のロケーション。
ここは更についでと、駅の留置線で憩っていた、731系のお姿もデジカメに収めた。
せっかくここまで寄り道したのだからと、札幌に引き返すついでにこれまた。
「小樽・石狩 秘境100選」に載っていた、星野町の“某社研究所廃墟”を観に行く。
国道から脇道に入るとすぐに、本の写真通りの、舗装を剥がされた“廃道”を発見。
車を降り、そこを徒歩で登ると、赤いタイル張りの“某社研究所廃墟”の建物が現れた。
ふーむ。確かに札樽道を走る時、よく目にする建物だが。これが廃墟物件だったとはなあ。
空知各地の“時を経た”炭鉱系廃墟と違い、こちらは“現代廃墟”とでも言うべきか?。
本の説明によると、閉鎖されて10年以上経つようだが。
さほど建物の傷みは見当たらず、外観の壊れも無く、まだまだしっかりとしている感じで。
“廃墟テイスト”は、いまいち感じられなかったが、都市の中の“秘境感”は、充分に味わえた。
“某社研究所廃墟”も、しっかりとデジカメに収め、そそくさと札幌に引き返した。
後日また改めて、ゆっくりと探訪してみたいね~。