お金降ろしに・・イランからカスピ海を右手に見ながらアゼルバイジャンの首都・バクーに向かう
2003年10月6日月曜 20℃ ここはあったかい はれ20℃ 22℃ 22℃
夜中2時20分ごろトイレに起きる。やっぱりお金のことが気になる。もしアゼルバイジャンでダメだったら・・アルメニアのビザを取りに行きアルメニアの銀行でお金を下ろそうと考えていたが国境でダメなことがわかった。アゼルバイジャンとアルメニアの国交はないらしい。したがってこの国ではアルメニアの大使館がないのだ。
アルメニアに入るのにはグルジアに回って入るしかないことがわかった。
また、途中出会ったポーランドのトラック運転手の話を聞くとグルジアまで500キロの道路は悪くて10時間~12時間かかると話していた。そんなに道が悪いのかいったいそこまで走れることが出来るだろうかと不安が増す。ウーン、もしアゼルバイジャンでお金が下ろせなかったらグルジアに入り・・トルコかアルメニアに行くしかない。持っている200$(24000円)でアルメニアビザ代50$・・。
右にカスピ海・・左手には小高い丘が続いている・・・もうすぐ・・首都バクー。
もしアルメニアで下りなかった時はイランビザ50$アルメニアからトルコには入国できないらしいから・・・。グルジアからトルコへ回ることになりそうだ。ガソリン代が日本と同じだったらお金が足りなくなる。ウーンなかなか寝付かれなかった。時計を見ると8時を過ぎている。イランだとまだ6時台だろうに・・・。太陽がカスピ海に上がったばかり光が弱弱しい。海岸の浜辺を仕事なのか何人かの人が歩いている。
8時半にホテルを出る。カスピ海に流れる細い川の橋が国境になっていることを朝になって分かった。ガススタンドで給油。アゼルバイジャンのお金オンりーだと。バザールで両替したらと教えられた。途中マイカーの人に聞いてついて行く。停まった所に両替してくれる人がいた。首都バクーに向かって再スタート。大きなデコボコはなくなり道路は少しずつよくなってきた。
しかしゴトゴトした道は田舎の道路のように狭くてカーブが多い。両側にはポツンポツンと民家が並んで出てくる。時に商店みたいなものもある。14時に首都・アゼルバイジャンに着いた。さて大丈夫か。最初に聞いたセントラル銀行に行く。立派な金色のビルだ。セキュリティの人がここではダメだ。インターナショナルバンクへの道を教えてくれた。「シティバンク」でも「OK」か。「OK」と言う。
ほんとうに大丈夫か?。ここの人間もイヤな人間はどっかに早く追い出したい、そのための「OK」か・・トルクメニスタンのことを思い出す。教えられた「紙」をあっちの人こっちの人に見せる。最後Uターンしてインターナショナルバンクに着いた。思ったより早く着いた。銀行に着いた。「紙を見せ」「ここかい」「そうだ」銀行の中に入る。
「トラベルチェック」「シティバンクカード」「OK」かい。「OK」まだ疑って「OKか」。
お金が下りたーとたん身体がふにゃふにゃに
カウンターの女性何事もないような平然とした顔、小さい声で「OK」。よかった、よかったー。カードでも大丈夫か・・。「OK」。ATMで200$下ろしてみることにした。パシャパシャとお札を数える音がした。あー大丈夫だ。身体がふにゃふにゃになってしまった。眠れない日が続いたので力が抜けてしまったのだ。持っているT/Cトラベルチェックすべて800$現金にする。14時30分。
アゼルバイジャンの首都バクーの銀行についた・・・さてお金をおろせるか。パシャパシャパシャお札を数えるATMの
機械の「音」よし大丈夫だ。身体がフニャフニャになった。
あーこれでもうお金の心配しなくてすむぞ。トルクメニスタンに入った9月25日からこれまでいったいどうなるのか、今日10月6日まで12日間づーっとあすはどうするか不安で眠れない夜が続いていた。まぁこれでしばらくは大丈夫だろう。今度は下ろせる所で早めに用意するようにしとこう。ホテルに向かう。ここもウズベキスタンで会った女性ひとり旅のカドテラさんがメモしてくれたオテルに泊まることにした。
ホテル(OtelAraz)メモをタクシーに見せてうしろに着いて行く。一泊8$=960円=40000マナト。夕食ビール大1、チキン、トマト、キュウリ、ワイン1本、パン6$=720円ガソリン1リッター=16000マネット=50円(アゼルバイジャン通貨10000Manat=2$=240円)