最近 邦画をよく見ます。
全国一斉ロードショー!とか 超話題作!とか
そういう作品より ちょっと脇にある作品に興味がいきます。
皆が右むきゃ 左みたくなる性格なので、、、
キネマ旬報の2006年度ベストテンが発表されました
【2006年度日本映画ベスト・テン】
1位 「フラガール」
2位 「ゆれる」
3位 「雪に願うこと」
4位 「紙屋悦子の青春」
5位 「武士の一分」
6位 「嫌われ松子の一生」
7位 「博士の愛した数式」
8位 「明日の記憶」
9位 「かもめ食堂」
10位 「カミュなんて知らない」
次点 「ストロベリーショートケイクス」
全て観てる訳でないから批評なんて おこがましいけど
1,2,7,9位を観たから 感想なんぞをちょこっと書きたくなりました。
1位の「フラガール」は盛りを過ぎプライドばかり強いダンサーの
松雪泰子と炭鉱の娘、蒼井優ちゃん。
松雪泰子の鬼気迫るダンスシーンが凄い!って聞いてたけど
ラストの蒼井優ちゃんのフラダンスも凄かった。
ほわほわっとした雰囲気だけど さっすが女優さんやな
静ちゃんもなかなかの演技。
ストーリー的にはよくあるパターンだけど
実際にあった話だから とっても納得
見終った感想は ウン面白い。
でもビデオでもいいかな。。。
2位の「ゆれる」
オダギリジョーが好きで観にいったんだけど
兄役の香川照之の演技に圧倒された!
田舎町で気難しい父と一緒に 家業のガソリンスタンドを営む兄と
都会で写真家として名の売れた弟。
波風立てないように 周りに気を配る兄
勝手気まま言いたいことを言う弟
人がいいだけでない兄の表と裏の顔
表だけではない 裏だけでもない
混ざり合って混沌とした心のひだを
香川照之が見事に演じきっていた。
凄い役者だなぁ、、、
おもい、おもい、後を引く作品ではあるけれど
これが1位かなと思っておりました。
7位の「博士の愛した数式」
深津絵里ちゃんが好きで観たんだけど
家族で安心して観れる映画
寺尾聡さんは何演じても上手いなぁ。
深津絵里ちゃん もっともっと内容の濃い~映画で
どろどろした演技するのをみてみたい
それが出来る女優さんだと思うんだけどなぁ
話はそれるけど 寺尾さん 外見だけみたら冴えないおじさん
年もそろそろ還暦?
でも今だ「ルビーの指輪」唄ってると かっこいい
不思議な人だなぁっていつも思います
9位の「かもめ食堂」
あれ?以外に評価低いじゃん!
独特の空気感が気持ちいい映画なのになぁ、、、
今も 映画のワンシーンが 懐かしい風景のように
心をよぎります。
フィンランドへ来たけど どこへ行っていいか分からず
カフェでムーミンの絵本を読んでいる片桐はいりの顔(デカイ)
「介護をしていた両親が相次いで亡くなり 気がついたらここに来てしまいました」って 淡々と語るもたいまさこ。
カウンターにもたれてグラスを磨く小林聡美。
そして生姜焼きやおにぎりの美味しそうなこと
みんなすごいはまり役!
作品に流れるまったり感は 男性や若い人には物足りないのかな。。。
私にはあのまったり感は どんな状況でも焦らず
自分の想いから目を背けない強さに思えるのですが。
昔はけっこうテンションの高い役の多かった聡美さんの
抑えた抑えた演技がじわ~っと光ります
最近小林聡美さんのパンのCM、かもめ食堂バージョンになってて楽しいです
ブログと言えど、久々に長い文書いてしまった(打ってしまった)
最後まで読んでくれた人がいるなら アリガトサン