鳥が大好き!

秋田出身仙台在住の鳥見人が主に東北の野鳥をアップしています。

荒地に飛ぶ

2024年01月22日 | 宮城県_亘理/山元

 第168回芥川賞の受賞作「荒地の家族」(佐藤厚志著)の舞台となっているのは,東日本大震災で沿岸の町が壊滅した宮城県亘理町。
 東日本大震災から13年近く経った今,沿岸の町も復興がかなり進んできているように見えるが,町から一歩出ると,ススキやヨシしか生えていない広大な「荒地」が広がっている。

 今,その上を低く猛禽が飛んでる。

 ここは,以前,田んぼや畑だったところだが,今は,猛禽の狩りの対象となる生き物がたくさん生息している荒地に変わってしまった。

 薄暗くなってくると,ここはキツネなどの動物の時間になる。

 人々が住む町と隣接しているところ。

(2023/12/23 ハイイロチュウヒ, 2024/01/08 キツネ)


え,冬なのに

2024年01月21日 | 宮城県_亘理/山元

 知っていた人は常識だったかもしれないが,恥ずかしながら,私は知らなかった。
 だから,見た瞬間,「え!」と言ってしまった。


 セッカだよね。コノ子。夏鳥じゃなかったの?
 
 初夏になると,田んぼや葦原の上を,ヒッヒッヒッ…,と鳴きながら飛んでいるので,夏鳥とばかり思っていた。しかも,冬には見たことがなかったので,冬は南下しているものと,勝手に思い込んでいた。そういえば,夏だって姿を見るのは飛んでいる姿がほとんど。
 

 普段はヨシなどの中で生活している鳥なので,傍にいたとしても,これまでは気づけなかったということか。

 今回はとても目立つところに出てくれていた。

 
 冬は群れになっている鳥が多いと思うが,セッカはどうなんだろう。
 今回出会えたのはこの1羽のみ。
 
 よくわからないが,この子はメス冬羽なのかな。
 

 比較対照用に昨年の初夏に撮影した個体も下に張っておく。
 こちらは,さえずり飛翔していたので,たぶん,オス。撮影時期から夏羽。

(2023/05/30 蒲生 セッカ)
 
 オス・メス,夏羽・冬羽の違いがあるのだろうし,撮影時の条件の差もあると思うが,くちばしの色や頭頂部,全体の色合いなど結構違っている。
 
(2023/12/30 セッカ)