鳥が大好き!

秋田出身仙台在住の鳥見人が主に東北の野鳥をアップしています。

30分間の春

2025年02月28日 | 関東_東京
 今日はちょっと休憩。
 北海道の記事が続いているので気分転換。  
 

 先週末,用事があって東京に行った際,早朝の30分程度,ホテルの近くを散策した。

 
 
 持って行ったのは,双眼鏡とスマホのみ。
 


 前週に行った北海道から一転して,春の色が濃くなっていることにびっくり。
 
 
 白梅に,
 
 
 紅梅。
 
 
 この紅梅には,ヒヨドリも来ていて,スマホでも撮影できた。
 
 
 こちらはボケの花?
 
 
 桜も咲いていた。
 
 
 
 これ,架純ちゃんが植えた河津桜らしい。
 
 
 こんなのあるの,知らなかったぁ~。
 
 別の桜には,メジロが来ていたが,慣れないスマホ撮影がうまくできず。
 
 
 仲見世通りは,人影がまばらで,シジュウカラやスズメの声が,朝の冷たい空気に響いていた。
 


 散策から帰って,部屋のカーテンを開けたら,スカイツリーが,朝日を背負って,東京の空をぶっ刺して,堂々と立っていた。
 
 
 東京タワーでなかったのが,ちょっと残念だった。
 
※ 今回の写真は全てスマホ撮影です。
 
(2025/02/22 ヒヨドリ,メジロ)

ときにはカメラを置いて...

2025年02月27日 | 北海道_道央
 カワセミはドキッとするくらい綺麗な鳥。
 


 誰もがそう思うから,ブログなどにもたくさん登場している。
 


 場所を決めて,カワセミを専門に撮っている人もいるくらい。



 今回は,ず~~~っと出ずっぱりだったので,撮影の手を止めて,しばし,双眼鏡で鑑賞させてもらったが,実物の美しさに,改めて,感動。


 
 当たり前だが,写真で見るカワセミとは全然違う。

 
 私が撮る写真は,実際に見た美しさを思い出すツールに過ぎない,と改めて認識した。

 
 もちろん,写真も,絵も,それぞれ単独で成り立ち,素晴らしいものは数多く存在するが,それは,あくまで人が創り出したもので,実物とは,全く違う次元のもの。

 
 どっちが良い,とは軽々に言えないが,実物の破壊力,ったらない。
 
 
 現場に行ったら,写真を撮るのも良いけれど,せっかくの実物を楽しむのを,おろそかにしては,いけない。

 
 そういう思いを,新たにした。



 ホント,きれいだったなぁ。
 
 と,言うものの,見入ってしまい,貴重な瞬間を撮り逃すこともしばしば。
 あ~ぁ~,どうしたらいい?
 
(2025/02/10  カワセミ)
 

 
 
 
 

まだ天上の子

2025年02月26日 | 北海道_道央

 雪の妖精,と言われるシマエナガ。

 園内の数か所で出会ったが,どの子も,高い木の上の方にいて,降りてきてくれなかった。

 
 撮影の難易度が高かった。

 
 今回のベストショットは,これかな?
 
 
 ちょっぴり覗いたお顔。
 
  どんなに じょうずに かくれても まあるいあたまが みえてるよ~  
 
 この子,あともう少し季節が進むと,下界に降りて来てくれるそうだ。
 
(2025/02/10  シマエナガ)

思い込みは怖い

2025年02月25日 | 北海道_道央

 ヤマシギは,北海道では夏鳥で,冬は,本州以南に渡って,雑木林や畑で越冬する。
 一方,アオシギは,冬でも寒い場所を好み,凍らない限り,水路や渓流など,水環境で越冬する。

 まとめると,冬にいるのは ……

  ヤマシギ本州以南,雑木林や畑
  アオシギ寒い場所が好き,水路や渓流

 ここは,北海道苫小牧市の渓流で,季節は2月の厳冬期。


 
 じゃあ,ここにいるのは,ヤマシギ? アオシギ? どっち?

 
 答えは,考えるまでもない,さらに,見て確かめるまでもない,と思った。

 
 それが失敗。
 
 目の前の実物を,ろくすっぽ見ないで,アオシギと思い込んでしまった。

 
 しかし,くちばしがアオシギよりずっと短いし,
 
 
 それより,何より,頭に4個の黒褐色の太い横斑があるのは,ヤマシギ固有。

 
 恥ずかしい失敗。

 
 見た目,全然違うのに。
 
(2025/02/10 ヤマシギ)

雪の上のミソっちょ

2025年02月24日 | 北海道_道央

 なんもいないなぁ,どうしたんだろうなぁ,なんて思いながら,歩いていて,最初に出てくれたのが,この子。



 なんて良い子。
 
 雪の上に,ぴょこん。

 
 ピンッと上げた尾が,とってもキュート。

 
 ふわふわの苔にぺったり。
 
 
 気持ちいいのかなぁ?

 目をつむったよ~。
 
 
 季節が進むと,渓流沿いの声が響くポイントに陣取り,大きな声でさえずるのだが,今はまだ雌伏のとき。

 
(2025/02/10  ミソサザイ)

エゾリスの朝

2025年02月23日 | 北海道_道央

 朝。

 雪で洗顔。

 伸び~。

 枝の先っぽで歯磨き。

 ん~,んめ~~。

 よっしゃ。行くど~。

 駆ける。

 
 駆ける。
 
 
 なんか知らんけど,取りあえず,駆ける。
 
 
 雪の上を駆ける。
 
 
 木を駆け上る。
 
 
 
 よし! 今日も元気!
 
(2025/02/10  エゾリス)

羅臼でカモメ+

2025年02月22日 | 北海道_道東
 野付半島では,多数のカモメたちが楽しませてくれたが,ウミネコ,ワシカモメ,ユリカモメとは出会えなかった。
 
 ここ,羅臼漁港では,いつもなら,漁港に接する羅臼川河口にカモメ類が多数集まるのだが,工事が入っていたせいか,不在。
 
 漁港内では,オオセグロカモメやシロカモメに混じって,野付半島で出会えなかったワシカモメを発見。
 
 
 尾の方に突き出た初列風切が黒っぽく見えたが,この,のほほ~んとした顔つきは,やはりワシカモメだ。
 
 
 念のため,書いておくけど,上の2個体は違う個体だ。
 
 この近くには,シロカモメ幼鳥。
 
 
 目の色が金色,背中が淡い灰色になって,もうちょっと大人に近づいた個体も。
 
 
 こちらは,さらにくちばしの色も変わり,すっきりきれいになった成鳥。
 


 
 ユリカモメは,鷲たちを観察していたとき,目の前に,1羽,現れた。

 
 観察できたユリカモメは,この1羽だけ。

 
 本州ではごく普通のカモメだが,ここで見ると,なんか希少種にも見える。
 1羽しかいなかったし。
 
 ウミネコは,ここでも観察できなかったが,羅臼で,再び,シロカモメと出会うことができ,また,ワシカモメとユリカモメの2種を追加できた。
 
 締めに,国後島を背景に飛ぶ,シロカモメを置いておこう。
 
 
 この子たちは,その気になれば,自由に行き来できるんだなぁ。
 
 あ,書き忘れていたけれど,ここは,海上保安庁の船が停泊している付近の防波堤をミツユビカモメがびっしりと埋めることがあるが,この季節は,姿も形もなし。
 
(2025/02/02,03  ユリカモメ,ワシカモメ)

鷲の越冬地,羅臼

2025年02月21日 | 北海道_道東

 連日,鷲の記事が続き,申し訳ありません。飽きずに楽しんで頂けると幸いです。

 前回,羅臼の鷲事情を記事にしたが,書いたように,羅臼には数多くの鷲たちが来ているので,実は,クルーズ船に乗らずとも,普通に鷲たちを観察することができる。


 前日の記事の写真は,船からの写真がほとんどだったが,今回は,船からの写真はない。
 

 
 この日,鷲たちがいたのは,漁港の防波堤と町の裏山だったので,そのどちらかが見えるポジションに行けば良かった。
 
 こちらは,漁港の防波堤にいた鷲たち。

 
 
 鷲たちの向こう側に見えるのは,北方四島のひとつ,国後島の山々。



 知床にあるのが『羅臼岳』1,661m,国後島にあるのが『羅臼山』882m。
 同じ『羅臼』という名を持っている。

 たぶん,左のピークが羅臼山,右のピークが小羅臼山。



 青森の龍飛崎から北海道が見えるように,ここから,国後島が見える。

 
 羅臼から直線距離で25kmというから,龍飛崎から北海道までの距離より,ちょっとだけ長い程度。
 青函トンネル53.9kmの半分以下の距離だ。
 
 鷲たちは,町の裏山と防波堤を行き来していたが,鷲が飛ぶコースによっては,頭に被さるように飛んでくれ,なかなかの迫力。


 
 
 羅臼の町を背景に飛ぶ鷲たち。


 
 
 あ,魚,落とした。
 
 町の裏山を背景に飛ぶ鷲たち。


 
 
 人々と生活圏が一緒。


 
 
 町の裏山の方は,漁港すぐ近くなので,漁港の駐車場に車を置いたまま,歩いて行ける。
 
 この周辺には,『鷲がなる木』が,たくさんある。

 
 
 道端の木々にもいるので,道を歩いていると,超近くから観察できることも,しばしば。

 
 
 近すぎて,どうしても,仰ぐような角度になってしまう。
 嬉しい悲鳴だ。
 
 また,船からでは,なかなか観察できない鷲柱(わしばしら)も,裏山の上空に観察できた。
 
 
 鷲柱は,肉眼では堪能できるけれど,写真では,表現できず。
 
 
 上の写真では,帆翔時の翼の形が,オオワシとオジロワシで,全然違うのがよくわかる。
 
 好みとは思うが,帆翔時は,オジロワシが,超カッコイイと思っている。
 
 
 今回,オジロワシの写真も数多く掲載してきたが,やっぱり,オジロワシは,帆翔してなんぼ。
 まさに,『空飛ぶ畳』だ。
 
 そういえば,何年か前,3月後半に来たときは,知床半島のもっと先端の方で,鷲柱を作って,オオワシが北に渡っていくのを観察したことがあったっけ。
 
 以上,書いてきたように,大枚出して,船に乗らなくても,鷲たちを観察・撮影することはできる。

 
 しかし,これだけ多数の鷲たちの支えになっているので,募金する感覚で,船に乗ることも良いかもしれない。
 
 地元の観光産業と,持ちつ持たれつ,切っても切れない関係になった鷲たち。
 
 
 これからも,鷲たちが,野生の狩り方を忘れないように願いつつ,羅臼には,貴重な越冬地であり続けることを願う。
 
(2025/02/02  オジロワシ,オオワシ)
 

羅臼の鷲事情

2025年02月20日 | 北海道_道東
 知床半島南岸の町,羅臼。
 この町は,冬になると,鷲の町になる。
 
 
 たぶん,始まりは,そうでなかったと思うが,今は,複数の観光事業者が魚を撒いており,冬は,そこら中が鷲だらけになる。


 野付半島の個体数とは桁違いの数。

 
 羅臼において,鷲は,冬の観光の目玉だ。
 
 鷲たちは,常には,町の背後にある山に羽を休めており,観光事業者たちが魚を撒き始めると,そこから出勤する。

 
 流氷が,網走方面から,知床半島を回り込んできたら,クルーズ船で流氷がある海域まで行って,流氷の上に魚を撒き,流氷の上に乗る鷲たちを,観光客に見てもらう。
 
 流氷が来ない時期は,手っ取り早く,漁港周辺に船を停泊させ,船上から海に魚を撒いて,近くを飛ぶ鷲たちを観光客に見てもらう。
 
 
 
 こういうときは,港の防波堤にも,ずらりと鷲たちが並ぶので,船を防波堤に寄せ,手が届くような近さで,観光客に見てもらう。
 
 
 特に,オオワシは,世界的に有名な鷲なので,集客力が高く,近年は,外国からの観光客も増えてきていることと思う。
 

 
 という状況なのだが,流氷が来る前は,船に乗っても,港のすぐ外に出るだけ,というのは,事前に知らなかった。





 今回,巡り合わせが悪く,歯舞の船にも,落石の船にも乗れなかったので,やむなく羅臼の船に乗ったのだが,クルーズでもなんでもなく,港近くで,鷲への餌やりを見せられただけ。

 






 
 実は,前日,船に乗るまでもなく,ここで,陸上から鷲たちを堪能した後だったので,見事に肩透かしを食らった気持ち。

 
 
 クルーズとは名ばかりだったので,鷲以外,海鳥は全く見ることができず。

 

 近くから観察できたのは良かったけれど...。
 
 なお,船に乗れば,100%,至近距離で鷲たちを見ることができるので,鳥屋さん以外の方々にとっては,鷲目当ての観光に最高と思う。

 
 
 撮影もそこまでの長いレンズは不要。

 なんならスマホだけでも良いかも。
 
 
(2025/02/3  オオワシ,オジロワシ)

野付の鷲事情

2025年02月19日 | 北海道_道東

 何年か前の冬に来たときは,オオワシやオジロワシが無数にいたので,そういう光景も楽しみにしていたのだが,今回は,かなり少なかった。野付半島には,両手・両足の指で足りるほどの数しかいなかったかもしれない。

 こちらは,道路脇にいたオジロワシ。

 道路脇,といっても,野付半島は細長い砂州の真ん中に道路があるので,道路脇=海辺,となる。

 あ,飛んだ。

 オジロワシたちは,道路脇や氷上にいるのを観察できた。

 野付半島にワシたちが集まるのは,氷に穴を開けて魚を獲る『氷下待網漁』(こおりしたまちあみりょう)で,捨てられて,放置された雑魚が目当てだったようだが,私が行った時点で,この漁は行われていなかったようだ。

 こちらは,道路脇の電柱にいたオオワシ。
 ほとんど真上だったので,後ずさって,離れてから撮影。



 飛んだ。

 雪が降っていて,白い斑点のように見える。

 こちらは,氷上にいた個体。

 半島の先端近くには,5羽,固まっていた。

 氷下待網漁が行われていなかった事情については,詳しく聞かなかった。

 温暖化の影響で氷の面積が減ったり,担い手の高齢化が進んだりしたせいだったら,・・・,と少し心配。

 鳥見をしていて,よく思うことだが,『自然』と『人間の営み』は,別物だったり,相対するものではなくって,密接に関係している。

(2025/02/03  オオワシ,オジロワシ)


野付半島のキツネなど

2025年02月18日 | 北海道_道東

 道東に行けば,このヒトたちとの遭遇確率は,かなり高い。

 こちらは,キタキツネ。

 
 『キタキツネ』は『アカギツネ』の亜種。
 種としては,本州以南にいる亜種『ホンドギツネ』と同じ。
 
 本州にいるキツネは,警戒心が強くて,人の前には,なかなか姿を見せてくれないが,北海道のキツネは,あまり人を恐れない。
 
 あるときなど,風蓮湖近くの木道を歩いていたら,向こうから,普通に,トコトコ歩いてきて,普通に,すれ違ったほど。

 
 このときも,こちらを認識していたにも関わらず,逃げようともせず,普通に日常生活を送っていた。
 
 厳冬期だったので,もふもふの毛皮をまとっており,尻尾の毛もふっさふさ。

 
 キツネは,この太い尻尾自体がチャームポイントだが,先っぽが白いのも良い。

 
 季節が進み,暖かくなってくると,薄手の夏毛に衣替えしてしまうので,今この時期が,このヒトたちの最も美しい季節と思う。

 ここで繁殖する鳥も多いので,春以降は,あまり見たくない存在。
 
 道東は,元々,エゾシカが多いが,ここでも,多数のエゾシカが見られた。
 


 キツネと同じく,『エゾシカ』も『ニホンジカ』の亜種。
 奈良のシカなどとも,種は同じだが,亜種が違う。
 
 どこにでも普通にいるので,他のめぼしい被写体を撮った後,証拠写真的に撮影。

 
 
 夏毛は,もっと明るい茶色で,おとなでも白い斑点が入るが,冬は,このように,黒っぽく厚い毛で覆われ,質実剛健な装い。


 
 個体によっては,立派なツノを持っていて,見応えがある。

 
 昔の外国ドラマに出てきたリビングには,暖炉があって,その上には,こんな首の剥製が飾られていたようなイメージがある。今でも,飾っている家はあるのだろうか?

 
 このエゾシカたち,多数の個体がいて,ほとんどの時間,下を向いて,食い荒らしていたので,植生に,少なからず,影響があると思う。

 
 対応はしているようだが,エゾシカの生命力,強し。
 
(2025/02/03  キタキツネ,エゾシカ)
 
 
 
 

野付の普通カモメ

2025年02月17日 | 北海道_道東

 前日の記事にシロカモメを掲載したが,野付半島には,他のカモメ類も数多くいて,楽しませてくれた。

 一番多かったのはオオセグロカモメ。

 相変わらずの,悪者顔の個体。

 どうよ,コレ。

 超カッコ良くない?

 このカモメは,東北でも,大型カモメでは一番多いカモメだが,見る場所が変わると,なんか違った。

 雪の中を飛ぶ姿。

 多くのカモメをバックに飛ぶ。

 昨季,カモメ類が少なく,見ることもむずかしかったことを考えると,超幸せな光景だ。

 セグロカモメは,ほとんど見なかった。

 東北も含め,セグロカモメは,北の方には,少ないように感じる。

 見ることができるだけで,嬉しいカモメになっている。

 カモメは,1か所に固まっていた。

 カモメ類の中で,カモメは好きなカモメなので,飛翔写真を撮りまくり。

 いそうでいなかったのが,ウミネコ,ワシカモメ,ユリカモメ。

 ただ,目に入らなかっただけかもしれないが  . . . 。

(2025/02/01,3  オオセグロカモメ,セグロカモメ,カモメ)


北の白いカモメ

2025年02月16日 | 北海道_道東
 これまで,ユキホオジロ,コオリガモと白い鳥たちを記事にしてきたが,今回は,白いカモメ。
 文字どおりのシロカモメを取り上げることとする。

 このシロカモメは,本州以南にも渡って来るが,その数に圧倒的な差がある。

 

 私が住んでいる東北南部では,単独か,大きな群れに数羽が混ざる程度だが,ここ野付半島は,シロカモメだらけ,と言っても良いくらい。




 
 
 シロカモメ好きの天国だ。
 
 シロカモメは,大型のカモメで,全身がほぼ白く,翼上面が,淡い灰色。
 
 
 
 淡い灰色と白との組み合わせが,きれい。
 
 
 尾羽も風切羽も白。


 
 立った姿を見ると,尻尾側に突き出した初列風切が白いのが,よくわかる。


 
 
 そして,虹彩が淡い金色。


 私だけが思っているのかもしれないが,全体として,北欧人のようなイメージがある。





 地元では,単独で出会っても,超嬉しくなるカモメが,探すまでもなく,山ほど目の前にいる幸せったらなかった。
 
 見ていると,ホタテのような二枚貝をよく食べていた。


 
 風が強く,程よく海が荒れており,さらに,雪が降る時間帯もあったので,楽しく撮影もできた。
 
 シロカモメと波の風景。


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 雪の中のシロカモメ。


 
 
 
 最後,氷上に休んでいるカモメの群れの向こう側に3羽。



 画像が悪く,見づらいが,右端の個体は,他の2羽よりかなり小さい。
 亜種が違う可能性もあるし,アイスランドカモメの可能性もあるかな?
 
(2025/02/01,3  シロカモメ)
 
 

え? この鳥もここで越冬?

2025年02月15日 | 北海道_道東

 2月11日の記事に,コクガンが,野付半島で越冬している旨を紹介したが,この鳥も越冬していた。

 ハマシギ。



 カウントはしなかったが,100羽程度はいたかもしれない。
 
 
 ハマシギは,日本列島でも越冬する鳥だが,越冬地は本州以南のイメージだった。
 
 
 それが,こんな寒冷地で越冬するなんて。

 
 このハマシギたち,ここよりも,もっと寒い場所からやって来たのか?
 
 コクガンに続き,自分の目で見て,これまでの認識を改めることとなった。
 
(2025/02/01  ハマシギ)

氷色のカモ

2025年02月14日 | 北海道_道東
 冬,本州に来たときは珍鳥扱いされることもあるが,北海道のいる所に行けば,普通にたくさんいる。
 
 
 道北のことはよくわからないが,道東方面では,知床半島や網走方面よりも,やや南側の野付半島から根室半島にかけての方が多くいるように思う。

 
 このときは,野付半島先端付近の,浜からほど近い海面に,小群に分かれて,数十羽がいた。

 
 オスは,その白い体色と長い尾が,とてもチャーミング。

 
 この長い尾を,空中にピンと立てている姿は,超カッコいい。



 近くにいる女子も惚れぼれ。



 尾を立てるのは,メスが近くにいるときのようだった。
 
 
 女子の前でイキがるのは,人間男子と同じか。
 
 
 尾にも表情があるのが面白い。

 
 尾をぺたっと水面に寝かせたりもする。

 
 潜るときには,尾が最後に残る。

 
 なごりの尾。

 これが好き。

 
 この『なごりの尾』は,写真で切り取ると,じっくり味わうことができる。

 
 メスは,茶色の丹前を着た,雪国の女の子のよう。

 
 この子のほっぺは黒いけれど,雪国の女の子の赤いほっぺのイメージに重なる。
 
 こちらの子は,茶色味が少なく,全体にモノトーン。

 
 大人になりかけの少女なのかな。
 
 群れの中には,少年の姿もあった。

 
 若い子が混ざっている,ということは,増えてきている,という認識で良いのかな。
 
 このカモたちは,水面に立ち上がるポーズも得意のようだった。
 


 ほかのカモでは,羽ばたきするとき以外は,あまり見られないポーズ。
 
 女子も。
 


 かなり長い時間,この姿勢を保っていた。
 
 こちらは,さっきの少女。
 
 
 素朴なめんこさ爆発。きぼこ(こけし)ポーズとでも呼ぼうか。
 
 オスは,飛んで,近くの海面に着水することを繰り返していた。

 
 
 求愛行動のひとつなのかどうかわからないが,とっても元気で,頼もしくは見えた。

 
 
 これまでは,漁港内で観察することが多かったが,広々した海で見るコオリガモは,また格別だった。
 
(2025/02/01  コオリガモ)