砂浜にミユビシギの群れ。
みんな,1本足で休憩中。
しかし,次第に潮が満ちてきて,足元に,波が近づく。
隠していた足を出して,ミユビシギ得意の走りを見せてくれる,と思いきや,
何と,1本足のまま,ぴょんぴょん跳んで,走り始めた。
ものぐさ走り。
どうせすぐに,また,1本足で休憩するので,足を出すのが面倒だから,って。
実に,人間臭い。
人間にたとえると,お風呂でどうせ脱ぐから,と,トイレで用を足したあと,パンツを足に引っ掛け,お尻を出したまま,風呂場に走るのと似ている。
人間のソレを目撃したときは,大爆笑しかなかったが,ミユビシギのこの姿は,微笑ましく,ほのぼのと,めんこ。
しかし,この子たち,いつまでも休憩モードではなかった。
お目覚めの後は,それぞれ,走り始めた。
こちらが,本来のミユビシギの走り。
速い。
速い。
速い。
ミユビシギは,波が寄せたり引いたりする動きに合わせて,波打ち際の短い距離を行ったり来たりすることが多いが,このときは,結構長い距離を,ダーッと走ってくれた。
こうして,ミユビシギと遊んでいるうちに,パラパラ降っていた雨が強くなり,ミユビシギも,私も,びしょ濡れ。
雨のおかげで,テンション爆上がり。
超,楽しかった。
心地よい雨に濡れ,爽快な気分で,この日の鳥見を終えた。
(2024/03/23 ミユビシギ)
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