
一応、前作「アテンションプリーズ」(1970年)と、
ヒロインの役名(美咲洋子)は同じなんですね。
設定が同じなのは、それくらいでしょうか?
基本的に職業もののドラマは好きだし、「ひと夏のパパへ」も
欠かさず見てた「変わり者」なので(笑)、かなり期待してたんですが、
期待外れの内容でした。
僕はどんなドラマでも肯定から入るようにしてるんですが、
気になる事がいちいちあって、気楽に楽しめる感が
なかったですわ。
主人公・美咲洋子(上戸彩)の男勝りの言葉遣い・態度・服装、
キャビンアテンダントを目指す理由、面接、入社式などなど、
許せる範囲のものもあるけれど、こう重なると正直しんどい。
型破りなところはあるけれど、この主人公は「ここ」が魅力なんだよって
ところを、匂わせておかないと、味わいどころが狭まる。
特に、美咲洋子(上戸彩)が挫折して、立ち直るきっかけになったのが
「負けるのだけは絶対イヤ。」という気持ち。実際の人生なら、
確かにそういうものかもしれないけど、ドラマであるなら、
何か具体的なエピソードを、一つ噛まして欲しかった。
上戸彩は好きですが、相武紗季や大塚ちひろの役の方が
魅力的に見えた初回でした。