「ボブ吉」デビューへの道。

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津川雅彦さんの似顔絵。「07年 冬クールドラマを振り返って」

2007-03-25 20:13:50 | 有名人似顔絵【た行】


07年冬クール連続ドラマも、後は27日「今週、妻が浮気します」の
最終回を残すのみ。
少し早いですが、「友人に薦めるならこのドラマ」という観点で
ランキングにし、振り返ってみます。

◆1位「拝啓、父上様」フジテレビ
「感」を動かすから、感動がある。公式サイトの倉本さんのお言葉。
まさしくその通り、感情がもてあそばれ、揺さぶられた全11話でした。
特に、時夫(横山裕)の回し蹴りが、神楽坂の夜に舞ったあの回。
(暴力はいけない事と思いながら)それまでのモヤモヤしてたものが、
一気に解放されました。でも、それで何かが変わるわけもなく、
時夫の身を案じながら、そのラストを襲ったのは、あの「モーホー」シーン(笑)
それは物語の前半に、ちゃんとネタ振りしてあるから、活きてたわけですが、
まさか、ここに持ってくるのか!?と衝撃の展開でした。
殴られたせいか、時夫のピンク色の頬が、今も瞼に焼きついています(笑)

◆2位「ハケンの品格」日本テレビ
とにかくキャストの相性・バランスが抜群でした。
個人的には、東海林(大泉洋)が、アンケート用紙の裏面に気付かず
ポイッと捨てた、あの第8話が実質的な最終回で、
9話、10話は、まるごと特典映像のような気がしています。
ただ森美雪(加藤あい)や、近耕作(上地雄輔)のS&F契約終了後の姿は
内容をぐっと締めたものになってたと思います。

◆3位「華麗なる一族」TBSテレビ
「でも僕は、なぜ明日の太陽を見ないのだろう。」と、鉄平の選択を
否定してるものの、やはり納得できないし、悲しい結末でした。
ただ納得できないから、そこに強いメッセージが生まれるのかもしれませんね。
鉄平中心に描いた事は諸刃の剣。もっと浮き彫りにしたいエピソードも、
割愛してると想像しています。じゃ、もっと短い映画はどうなんだろう?
と、映画版DVDが無性に観たくなりました。

◆4位「花より男子 2(リターンズ)」TBSテレビ
一番好きなシーン、あの雨の別れのシーン。
「牧野!おまえは俺を、1人の男として見た事があるか?
家の事や母親の事、全部とっぱらって、ただの男として
見た事が・・1度だってあるか?」(花より男子 2 第9話)
この言葉って、最強の「切り札」ですよね。だから、つくし(井上真央)は
まともに答える事が出来ない。
「Flavor Of Life」の入るタイミングも鳥肌もの。
このシーンの為に「花より男子 2 リターンズ」はあった。
そう言っても過言じゃないのでは。

◎期待外れだったドラマ
◆「演歌の女王」日本テレビ
3話くらいで脱落。でも感想を書き続けてる幾つかのブログを読ませていただき、
えらい事になってるんだなと、後半視聴復活。
確かにえらい事になってました(汗)
「女王の教室」同様に、自己犠牲によって、周囲を幸福に(結果を出す)という
事なんでしょうが、「新球」を試してみたら、それが大暴投となり、
満塁の走者全員ホームインしちゃった・・という感じでしょうか(汗)
上手くまとめる事さえ、放棄してしまった最終回。
一番最後に、視聴者を不幸にしてどうする!!

◎もっと頑張って欲しかったドラマ
◆「今週、妻が浮気します」フジテレビ
4話くらいまでは、絶賛ものの面白さ。ただ、オリジナルの要素が入ってから、
粗が出てきた事は否めないと思います。もっとブラッシュアップしていれば、
面白かったろうになぁと、ユースケファンとしては残念。

NHK「ハゲタカ」「生物彗星WoO」、海外ドラマでは「LOST」
「プリズンブレイク」等を含めれば、見たいドラマは、週10数本でしたが、
さすがに自然淘汰されました。
春は、さらにドラマ枠が2枠増えるんですよね。「拝啓、父上様」のように、
傑作ドラマを、見落とさないようにしなければ。