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彼の引退に触れて思い出話を・・・の巻き2

ストスとは大学生活の4年間、一緒に居ることが多くて、俺はワンルームのアパートに住んでたんだけと、彼は実家暮らし。

そこで彼の実家に遊びに行くことに・・・当時、彼も私も車を持っておらず、彼のラグビー練習後に一緒にチャリで行くのである。

どんどん町から遠ざかり、街灯も少ない暗がり・・・野犬でた!必死にチャリを漕ぐ。彼も俺もママチャリ(笑)

で、世紀末的な荒野に突然、サイロがそびえ立つのである。
あぁ、マッドマックス的な砦だな。俺ここでならず者にやられて、財布とかチャリとか、服とか取られちゃうに違いないって言う妄想が頂点に達したとき、ストスが

「あれ、俺んち」

・・・やっと着いた。
後に何かの記事で、彼は広大な牧草地で牛の世話を行い体が鍛えられた、みたいな事を書いているのを読んだが、そんなものは無いのである。
あるのは隣の家との境界が、なんとなーくな感じの広目の敷地に、母屋とサイロ(牛が二頭位だったかな?)と農機具庫(二階がストスの部屋で、母屋と繋がっている)と厠(かわや)。

ん?厠がわからない?フリーフォールスタイルレストルーム・・・和名ぼっとん便所。

ここでストスの家族と団らん。不思議なことに、御両親は普通サイズ(笑)
今にして思えば、この頃からストスは東芝の科学技術によりサイボーグ又はアンドロイド的な改造人間だったのだと思う。

居間の「そこ、押入じゃないの?」的なドアを開けると、階段が出現してストスの部屋。三角のタペストリーが貼ってあったりする、昭和感ムンムンの落ち着く小部屋。

ここでストスとの高校時代のアルバムやら恋話やらで盛り上がった。一番覚えてるのは、高校時代のストスは巨大なメガネをかけていて、あだ名がバタリアンだったって事(笑)

翌朝、ストスがマグカップを差し出す。取れ立ての牛乳だ。
一口飲むとビックリ! 物凄く甘いのだ。取れ立ての牛乳って凄いな、感動したよって言おうとしたらストスが一言、

「どうよ?俺特製、あんこ牛乳は!」

・・・まじかよ!飲み干すと、マグカップの底には多量のあんこが(笑)
取れたて牛乳に感動したのも束の間、急転直下であんこ牛乳。

確かに、柏餅の件もありストスはかなりの甘党だった。

次回もキャンパスライフのお話・・・
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