「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーのマネジメントを読んだら」、略して「もしドラ」と呼ばれている。この小説が、じわじわと売れ行きを伸ばして200万部突破。テレビでアニメも近々放送され、映画も製作される。作者は、AKB48のプロジュースにも関わったことがあるブロガー岩崎夏海、男性である。
表紙だけ見ると、まんが本っかと通りすぎるような装丁だ。経営学者ドラッカーの「マネジメント」の解説をちりばめた高校野球の女子マネを主人公にした小説である。買ってきて3時間で一気に読破した、不思議な読ませる力がある。個人の感想です。
恵廸寮のバンカラで有名な応援団の部屋にいたので、成り行きから応援団のマネージャーになった。ある大学との交流戦では、札幌駅で団長が読み上げる「山坂道から来たバッタどもよ、耳の穴ほじくって、よっく聞け!」というような挑戦状を書いていた。中央署の交通課には学生達の行進ルートの許可を貰いに通った。
この女子マネは、応援団のマネージャーとは、比べようのないほどしっかりもので感心させられた。ヒトの活かし方、組織の動かし方のノウハオが丁寧に描かれている。釣り会の幹事もいろんな曲者を束ねるわけだから、年会の当初に読んでおくのも良いかも。