今日のひとネタ

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まだまだ1978年の音楽について語る企画(女性歌手編 その1)

2018年11月10日 | 昭和歌謡・アイドル歌謡

 当時のトップアイドルというとピンクレディー、キャンディーズということになりましょうか。百恵ちゃんはアイドルというより映画でもドラマでも主演してもう大スターの風格だったような。

 個人的にはこの前年にデビューした二人のアイドルに注目してました。それは榊原郁恵さんと高田みづえさん。私の中ではこれまでにはないタイプのアイドルが出てきたという感じで、美人でもないのに(失礼…)画面に出てくると楽しくなるという新しい世界が始まるような気がしたものです。どちらかというは高田みづえさんが好きで、最初は「なんで木之内みどりの硝子坂を演歌にせねばならんのだろう」と不満に思ってたのですが、2曲目の「だけど…」で「ただものではない」と思うようになりました。あの曲は特に歌詞が凄くて、アイドル歌謡としては他に類を見ない名曲だと思っとります。その次の「ビードロ恋細工」も良くて、この78年は「花しぐれ」「パープル・シャドウ」という都倉作品でまたまた頑張りました。が、「女ともだち」で「あれ?」と…。(意見には個人差があります)

 で、「中三トリオ」だか「高二トリオ」だか「小鬼トリオ」だか、既に高校出てたかもしれませんが、百恵・淳子・昌子というのはこの当時どうだったかと。山口百恵さんは先の記事に書いたように「プレイバックPart2」「絶体絶命」ですっかりツッパリイメージになり、年末には「いい日旅立ち」でまたまた大ヒット。この年には紅白歌合戦のトリを努めたとか。

 ただ、私は彼女がどうも苦手。「ロックンロールウイドウ」歌ったり「愛染橋」歌ったり、おじさんをモリッとさせるような刺激的な歌詞を歌ったりで、別に彼女がどうというよりはスタッフの仕業でしょうが、「寿司・天ぷら・うなぎ・ステーキ」と看板にある飲食店を連想してしまいます。そこではスパゲティが名物でデザートは杏仁豆腐とティラミスみたいな。まぁそういうお姫様にもこいさんにも女番長にもなるようなところが、女子には憧れとして受けたのかもしれません。私はアイドルは明るく楽しくが基本だと思うものですので。

 一方桜田淳子さんはというと、先の記事では「リップスティック」しか思い浮かばなかったのですが、この頃は「追いかけてヨコハマ」とか「20才になれば」の中島みゆき作品中心だったんですね。彼女のことはあまり好きではなかったのですが、今になって当時の歌番組を見ると結構いいですね。かなり難しい曲も歌ってたように思います。ただ、中島みゆき作品の頃は個人的にはちょっと…。ちなみに今復帰して欲しいとはまったく思いません。

 あとはこの年にデビューした新人アイドルで印象的なのは石野真子さん、石川ひとみさん、高見知佳さん。石川ひとみさんについては相当語ってますので今回は別の人の話を。

 石野真子さんも新しいアイドルというか、歌が上手いんだか下手なんだか、可愛いんだか可愛くないんだかというデビュー当時から、その後歌も見た目も段々洗練されていったというあたりで、ファンの人はその成長をある時は楽しく、ある時はハラハラしながら見守っていたのではないでしょうか。私の周囲にも石野真子ファン多くて、私も結構好きなくらいなのでアイドルとしては確固たる地位を築いたと。活動は短かったですが。

 年末にデビューした高見知佳さんは、最初見た時は榊原郁恵っぽいと思ったのですが、本人の談でやはり「郁恵ちゃんとか真子ちゃんのファンが乗り換えてきた」というのを聞いたことあります。デビュー曲「シンデレラ」は筒美京平先生作曲で結構キャッチーだったし、事務所は田辺エージェンシーだし、地声でDまで出るという高音のボーカルでかなり大成するかと思いきや、どちらかというとそのキャラが受けてバラドルの元祖のようになり、ヒット曲が出るのはずっとあとの事でした。実は知佳ちゃんには当時ラジオでハガキ読んで貰ったことがあってそれ以来結構応援してました。笑いたければ笑うがいいさ、ワッハッハ。

 ということで、次はアイドル以外の女性歌手編です。