発売中のギターマガジンの特集は「1958年のギブソン」。エレキギターの話は大好きですが、特にこういう感じの特集がいいです。
ギターの世界でのギブソンとフェンダーといえば、プロレス界での馬場と猪木と云われますが(意見には個人差があります)、1958年はフェンダーストラトキャスターのサンバーストに対抗してギブソンのレスポールもサンバーストが発売された年だとか。それまでのレスポールはゴールドトップだったんですね。
ギタリストを大ざっぱにギブソン派かフェンダー派に分けると、私は紛れもなくギブソン派で、最初に買ったエレキギターもレスポールでした。その当時はレスポールといえばチェリーサンバーストしかあり得ないと思っていたのが、今ではまずゴールドトップ、つぎにハニー系の色が好きになりました。もしかして、そのうちカスタムのブラックとか白が好きになったりするのかも。
今では伝説の名器といわれる58年製のレスポールも、当時は売上不振で60年代に入るとSGモデルにとってかわられたとか。わからないものですね。
これはほんの一例ですが、本当にいいと思うものを作っても、まっとうに評価されるのは何十年も経ってからということも少なくないのかもと思ったりします。自分の好きな音楽に限らず、食べ物でも本でも絵画でも映画でもいいんですが、今ヒットしてないからといって悲観することもないのではないかと思ったり。まあ商業的にはすぐ売れるにこしたことはないですが。
ちなみに、ギブソンのフライングVも1958年デビューだそうです。今ではマイケルシェンカーを筆頭にハードロックを象徴するようなギターですが、当時は2年間で100本ほどしか売れず、すぐに生産中止になったとか。
そんなこんなですが、なかなか楽しい特集なので気になる方はお買い求め下さい。別にギターマガジンの回し者ではありません。