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まだまだ1978年の音楽について語る企画(女性歌手編 その2)

2018年11月11日 | 昭和歌謡・アイドル歌謡

 さて、今回は1978年のアイドル以外の女性歌手の話題です。私としてはアンルイスの「女はそれを我慢できない」が好きで、あのギターの音が凄くロックしてて個人的には1978年ではかなり印象的な曲です。加瀬邦彦さんの作詞作曲なんですね。今でもドライブ用のCDに入れてたり眠気覚ましにちょくちょく聞いたりします。

 他に印象的なのは中原理恵さんの「東京ららばい」。何がどうかと言うと、これはレコードでのパフォーマンスがクオリティ高すぎて歌番組で見ると「あら…」と思ってしまうこと。別に彼女がどうのというわけではないのですが、アレンジとかボーカルのエコーの感じとかレコードがそれこそ素晴らしいので同様のものを期待してしまうんですね。これをガッカリと言ってしまうと申し訳ないのですが、私にとっての歌番組での三大ガッカリはこの「東京ららばい」と、マギーミネンコさんの「燃えるブンブン」、桜田淳子さんの「はじめての出来事」になります。次点がシミケンの「失恋レストラン」と。まぁあの人は別の意味でガッカリですが。

 そしてこの年はなんと言ってもニューミュージック勢の活躍が印象的。とはいえ、ほとんど渡辺真知子さんと庄野真代さんですが、この年は大ヒットが出ました。渡辺真知子さんは特に好きな存在ではなかったのですが、彼女の登場で歌謡界が変わったとも思っています。

 シンガーソングライターだけどガンガンテレビに出て、美人ではないけど人気があって(失礼)次々にヒットを出すと。上記の中原理恵さんとの比較でいうと、この人は生のパフォーマンスの方が迫力あるような気がします。この人の曲もレコードでのアレンジとか特にイントロが派手なので、歌番組ではパワーが落ちそうな気がしますが、実際聞くとそれを感じなかったというか、どちらかというとテレビで見た時の方の印象が残ってますし、余程歌の力が強かったのでしょう。ニューミュージック勢で「3分間じゃ自分の世界が伝わらない」とか「カメラの前で歌うのは寂しい」とかいう人がいましたが、この人は関係ないですね。ご本人がどう思ってたかはわかりませんが。ちなみに私は彼女のヒット曲では「ブルー」が好きだったりします。

 庄野真代さんもこの年は「飛んでイスタンブール」や「モンテカルロで乾杯」がヒットしました。実はデビューの頃から結構好きで、2ndの「るなぱあく」と3rdの「ぱすてる」「Domestic Mayo Line」などレコードで持ってました。オリジナルでデビューしたけどヒットしなくて、その後ユーミンの「中央フリーウェイ」とかアリスのべーやん作曲のシングルもヒットしなくて、ついにちあき哲也&筒美京平というコンビの曲を歌うようになって「歌謡曲になってしまったか…」と思ったのですが、これはこれで良かったと思います。売れたおかげでその後オリジナルのシングルも出せるようになったし。ちなみに一時お休みして世界一周旅行に出かける前の「Last Show」というライブは凄く良いです。ボーカルも乗りに乗ってるのですが、何よりもバンドとの一体感が素晴らしくて。

 他には太田裕美さんの「失恋魔術師」も印象に残ってます。前年は「九月の雨」が大ヒットしましたが、忙しかったせいか喉を傷めて裏声を辛そうにしてた記憶があり、ほとんど裏声を使わないこの曲は見ててほのぼのと楽しめました。太田裕美さんも結構好きだったのですが、レコードは買ったことなかったのでファンとは言えません。今はCD何枚か持ってますが、当時投資しなかったので。まぁ言うなれば友達以上恋人未満のような感じ。(なのか?)

 あとは、茶木みやこさん。ドラマ「金田一耕助シリーズ」の主題歌「あざみの如く棘あれば」がヒットしましたが、ドラマのおどろおどろしい雰囲気にピッタリのヌメヌメした歌声が印象的でした。が、ラジオのMBSヤングタウン土曜日の公開放送に出演した際、客席から「ミヤコ~!」とか声援がワンサカ飛んでて、「え、この人ってアイドル?」とか思いました。その時はギター一本の弾き語りでレコードとは全然違う演奏だったのですが、歌声はそのままで雰囲気は出てて「お~かっこいい」と思った記憶があります。今もバリバリと活動してますし、独特の魅力がある人ですね。ただしこの人の名前を聞くと即「八つ墓…」と連想してしまうのがなんとも。

 ということで、自分が印象に残ってる1978年の曲について連日語ってきました。お付き合いいただいた方はありがとうございます。これで気がすんだのでもう78年について語ることはないでしょう。…ってこたぁないです。多分ちょくちょく話題にするであろうと。笑いたければ笑うが…(って、こればっか)。