娘と寄ったコンビニのレジにおいてあった、
心臓・肺・肝臓・腎臓・すい臓・小腸・眼球
提供する人で提供したくない臓器があれば×をつける、
そう書いてある。
決めた以上、使えるものがあったらどうぞ、
昨年亡くなった弟は、腸閉塞で小腸があちらこちら癒着して、
剥がすことが出来ず、機能が停止した小腸を全摘出、
小腸が無ために、肝臓、腎臓、腸と
機能低下していく、
「小腸移植と言う手もありますが、・・・・」
拒絶反応が起こりやすい、
移植を待つ時間は無く、摘出を余儀なくされた。
色々手を尽くすが手術から4ヶ月で亡くなった。
小腸がどれほど重要な臓器かとの認識不足に
ショックを受けた、
その後の主人の片目失明、
片方の目は緑内障と診断を受けた、
私が先に逝くことがあったら、
「片目はあげますよ」そう言った。
『優先提供する親族の方を指定(名前を記載)した場合
その方を含めた親族全体への提供意思とする。』
主人にあげます。
植物人間として寝かされることは私の意思ではない、
娘に話すと私の意思を尊重する、そういってくれた。

bonji