今日で3年が経ちます、
あの日のことは忘れらない日になりました。
主人と大きな揺れのあと、恐ろしい津波が押し寄せるテレビを、
呆然と見ていたのです、
どれほど恐ろしい事になるなんて思わず、
あの瞬間は、
まるで映画やドラマのようにテレビから伝わってくるだけでした。
昨日、夕方のテレビでに映った岩手県大槌町の山の上
庭師の方の庭にある
『風の電話ボックス』です。
震災前に亡くなった従兄弟と話せたらと、
いらなくなったボックスをもらい、
設置したといいます。
その後起きた東日本大震災で亡くなった身内をしのび、
話をしたくて電話をかけに、遺族の方が訪れるのです、
ダイヤル式の黒電話は繋がっていません、横にはノートが置かれ、
それぞれの思いが綴られていました。
亡くなった親、子供、夫、妻、兄弟に友人に
ダイヤルを回して語りかけるのです。、
受話器からはさやさやと風の音が聞こえるといいます。
いまだ見つからない息子に毎月電話をかけに来る母親がいました
泣けますね、
ボックスの中に小さなお地蔵さんがあり、
どうぞお持ちくださいと書いてありました。
小さな孫がおじいちゃんに話しかけていました、
「おじいちゃんなんて言っていた?」
「大きくなったねって言ってた。」
子供の自然な言葉に泣けました。
思いを断ち切らない気持ちを
心で語る、心をつなぐ電話です。
私も弟と話しに行きたくなりました。
風の音を聞いたら
泣いちゃうな!きっと!