今日の108円

1日1冊108円・・・・・・最近そうでもない。

自分に気づく心理学 幸せになれる人・なれない人 加藤諦三 2000年5月15日 PHP研究所

2015-05-19 07:39:22 | 心理
人づきあいがうまくいかない理由、絶えず心を襲う不安や不機嫌の原因は、心の奥底に抑圧された"依存性"にある。自分の中で満たされていなかったものに気づき、偽りの生き方をやめたとき、新たな人生が開ける・・・・・・。本書は、現代人の心の深部の歪みを、幼少期の親子関係までさかのぼって解明し、自然な感情のままに生きることの大切さを説き明かす。生きている実感がよみがえる心の手引書。
裏表紙より。
お気楽な心理学の本が多い中、重い。グサグサきた。


人づきあいが苦しいのはなぜか

幼い頃やさしさに接しなかった人は人の好意がわからない

 神経症気味の人は、自分は育つ過程で何が欠如していたかということを意識できないでいる。やさしさに接し、やさしさに気づき、はじめて、自分はこのように他人から接してもらったことがないと気づく。
 従って神経症気味の人というのは、自分が何を味わっていないかということを知らない。そしてこれに気づくことは大変なことである。なぜなら、たとえ大人になってやさしさに接しても、それをやさしさと理解できないからである。
バファリンの味がよくわからない理由に違いない。


あなたの周囲の愛すべき人、憎むべき人

 もし自分が言葉の意味するところの心のふれあうような家庭で育っていれば、神経症的になることなどどうして考えられようか。神経症になってしまったということは、愛という名の憎悪、温かさという言葉の冷たさ、思いやりという名の敵意のなかで育ったということではなかろうか。
「火の無いところに煙は立たぬ」か。


生真面目な人は本当に愛されない
 その人の保護なしに生きていけない人のご機嫌をとらなければならない人は、甘えの欲求を満たすことができない。その人の保護なしに生きていけない人の機嫌を気にすることなしに幼少期をすごせた人は幸せである。そういう幸せな幼少期をすごせた人は、情緒的に成熟することができる。
hmhm。

 人間は安心感がなければ甘えることはできない。見捨てられる不安がある限り人は甘えることはできない。俗にいう手のかからない子、よくお手伝いするよい子はいつも見捨てられる不安があったのである。あるいは自分を保護してくれている人のご機嫌をいつも恐れていたのである。遊んでいる時も、お手伝いをしている時も、食事をしている時も。
親が離婚したせいで親戚の家で過ごしたけど、よく言われたもんすわ・・・
あたしらが引き取らなかったら施設暮らしだったんだよ!」。
実際施設よりは気楽な暮らしだったんだろう。感謝はしてるし、するべきだ。
でもあの人たちを好きではないんだな、俺は。

離婚して消えた父親、話す度に父親の悪口や自分の境遇の不満ばかりの母親、親代わりの親戚、全員嫌いだった・・・いや、嫌いだ。
ネットだから書けることで、こんなん現実で話したら「恩知らず」として袋叩きで生活環境が悪くなるだろうナ。
「親、親たらずとも、子、子たれ」・・・しねばいいのに。

 欲求と規範の対立のなかで、欲求はよくないこと、みっともないこと、はしたないこととして抑えられ、規範はよいこと、立派なこととして従おうとする。生真面目な人が規範に従うのは、それによって周囲の好意を得ようとしているからである。
 ところが、これが表面的な付き合いしかしてこなかった生真面目な人々の悲劇なのである。たしかに表面的な付き合いにおいては規範に従い、控え目な人々のほうが好感をもたれる。
『悲劇なのである』(どーん)
なん・・・だと・・・
 しかしこれはあくまで表面的な付き合いの間柄においてである。このように自分の本質を表現しないでいると、深い付き合いにはいたらない。表面的な付き合いにおいては好意を持たれ、信用されるが、それもあくまで表面的にものごとを処理していくことについての信用でしかない。本当に人間として、自分の人生においてかけがえのない人として信用されているわけではない。
/(^o^)\
 言葉はわるいが、男女の関係でいえば浮気の相手として都合よいという程度の好意、信用なのである。この人とは浮気ではない、本気だ、というような真剣な好意や信用ではない。
 いくら甘えの表現を自らに禁じて、生真面目に振舞っていても、それはお茶を飲む程度の信頼でしかない。この人と結婚しよう、この人と生涯をともにしようというような気持に相手をさせるのは、生真面目なだけの振舞いではない。
俺が結婚しないことで
 |
 | ('A`)
/ ̄ノ( ヘヘ ̄ ̄
俺の代わりに
誰か一人、嫁を持てる
 |
 | ('A`)
/ ̄ノ( ヘヘ ̄ ̄

俺はそういうことに
幸せを感じるんだ
 |
 | ('A`)
/ ̄ノ( ヘヘ ̄ ̄

人は生きる限り独りだよ。人類そのm



「甘えの欲求」は心の秘密をとく鍵である

達成感と不安感

 仕事をしていないと不安だから仕事をしている人間は、心の底では決して勤勉なわけではない。
ギクリ。
いや、ここは「うん、知ってる」だな。
「真に勤勉ではない」から「勤勉に見える」程度に働かないと並の成果も怪しいだけデス!


依存の欲求がある人はそれを隠さず自覚することである

 正義をふりかざしてしつこく相手を責める人などは、自分に依存の欲求があることが認められない人なのである。社会とはそんなものではないということを主張しながら、妻をしつこく責める夫も同じである。
/(^o^)\
わかっちゃいるけどやめられない・・・だから止めよう、いや、もうこれは止める。
「正義」封印。さようなら、ごひ・・・。



考えた割に文字数少ないなぁ・・・文章化する能力が残念だ。
作文のタイトルすら書けない頃から成長していない・・・!

時間切れ。最後にこれも書いておきたい。

不安なのは本当の自分が見えないからである

否定しても否定しても気になる一言

 そんな馬鹿なと、一笑にふすほどの間違ったことなのに、なぜか奇妙に心に残る言葉と言うのには注意することである。

「自分のために生きていける」ということ 寂しくて、退屈な人たちへ 斎藤学 2010年10月15日 大和書房

2015-05-09 10:17:48 | 心理
あなたが、一瞬一瞬、自分を大切にして生きるとき、
あなたの中に湧き上がる感情や欲求は大切にされ、
固定した"○○らしさ"から自由になる。
*「寂しさ」「退屈」「むなしさ」は、どのようにつながっているのか?
*自分の気持ち、欲望がなぜわからなくなってしまうのか?
*「寂しさ」と「怒り」はどんな関係にあるのか?
*自分の幸せのために生きることはわがままなことなのか?
いきいきとした感情をとりもどし、
支配・拘束とは無縁な「親密な関係」をきずく本!
裏表紙より。
元の本は1997年。
だらだら過ごした連休を考える切っ掛けになるかと思って選出。



第1章 「退屈」に耐えられず、何かにすがりつく心
Q 毎日が退屈です。このままではいけない、何かしなければと思うのですが、何をすればいいのかわかりません。どうしたらいいのでしょうか?
簡単な質問からハジマタ。
君ィ、極真空手をやりなさい!

「生き残る」スリルがなくなってしまった

 地面はいつも安定しているものだと思っていると、ときには裂けることもあるのです。ふだん、私たちには、「地面は、いつか裂けるかもしれない」という想像力が欠けています。生きるスリルとリアルさを失っていることが、現代人の退屈感や無気力につながっているのではないでしょうか。
派手なアクション映画やアトラクションが流行るのは必然・・・!

Q 「寂しさ」と「退屈」は、どのようにつながっているのですか?

大人は「寂しい」ときに何をするか
 寂しいとき成熟した大人は何をするでしょうか?まず親しい人のところへ行こうとしたり、呼び出したりしようとします。それが無理なら、親密な人との充実した関係を胸に想い描きます。幸せな自分(の人間関係)をすぐに想い出せることも、大人の条件のひとつなのです。「あの人は何をしているかな?」などと考えて、手紙を書いたりします。もう死んでしまった大昔の人と対話します。昔の人は活字の形で語りかけていますので、読書ということになります。対話しながら読みます。今の世に存在して名を知られていながら、自分とは面識のない人とも読書の形で対話できます。
 要するに孤独なときにも、精神的に成熟した人は「他者と共にある」のです。容易に他者を想起できるのです。
・・・「対話」ではなく「一方的に攻撃できる対象を探している」だけな気がする今日この頃。活字は反論できないから。
で、たまにこっちの反論をものともしない本があって、チクショーこんな本こうしてこうしてこうだー!という毎日を過ごしております。
 あるいは、自分にとっての最も親密な人である自分自身と楽しい、あるいは充実した会話をすることもできます。今、目の前にある風景について話しあったり、それを絵に描いたりします。切迫した危険な状況にいるなら、それを切り抜ける作戦会議に没頭します。
これは『自己非難』で『自己評価の低下』を招く『セルフトーク』とは違う・・・と続く。
 ここでいう「自己との対話」は、あくまでディアローグ(対話)であり、二人との対話とも違うから一・五対話と私が呼んでいるものです。その結論は自己自身による現実の自分の受容ですから、自己評価を上昇させます。こうした自己対話は空想であり、夢であり、遊びです。その中から、詩や小説や絵画や音楽や、その他たくさんの創作が生み出されます。つまり、「寂しさ」は大人の遊びと空想と創作の宝庫なのです。
寂しいのって、ステキやん?



Q 「嗜癖」とは、どういうものなのですか?

退屈のすきまに入り込んでくる誘惑が「嗜癖」を生む

 私たちは、この社会の中で、「誰かのために生きる」「社会の要請にそって生きる」ように強いられています。現在の社会システムの中で生きていこうと思えば、「こうするべき」「こうあるべき」という厳しい「べき」に従って、落ちこぼれないように生きていかなければなりません。「これからは○○はできなくてはならない」「○○を知らないなんて遅れている」「いまどき○○ブランドの服を着ているなんて恥ずかしい」など、暗黙のうちに強制されている規範がたくさんあります。
強いられているんだ!
これが有名になったのは、皆「強いられている」と感じてたからなのかなー。
当時俺はそんなこと気にしてなかったなぁ・・・。
早くラーガンさんにもドッズライフルを用意してあげて!って思ってた。
 個人の欲望はもっと多彩なはずです。けれども、そんなオリジナルな欲望を持って行動し、実現している人はめったにいないでしょう。その前に「やるべき」ことをこなすのに精一杯で、疲れ果ててしまうのです。社会に適応し、周囲から差別されず、「人並み」に受け入られることに全エネルギーをを注いでいるのです。
 こういう社会のありさまを、シェフは「嗜癖システム」と呼びました。
シェフ=アメリカのセラピスト、アン・ウェルソン・シェフ
ひぃとぉなぁみにーなぁがーさーれぇてー・・・ありゃ「波」か。
 次に「嗜癖」という概念を説明しましょう。「嗜癖」とは、ひと言でいえば、ある習慣への病的な執着のことです。
『物質嗜癖』(飲食、注射など、物質を体内に取り込む)
『プロセス嗜癖』(ギャンブル、仕事など、特定の行為に執着する)
『人間関係嗜癖』(共依存、恋愛嗜癖)
特に「困った関係なのにエビセンな共依存」が、諸々の嗜癖の基盤にあるらしい。



Q 「嗜癖」する人は、本当は何を求めているのでしょうか?

嗜癖は、本当の欲望が横道にそれたもの

 自分の欲望を知る者、欲望を持つ者を「人間」といいます。欲望がないのは「ロボット」です。その中間に、「欲望はあるが、それが何かわからない」という人がいます。こういう人たちが、自分の欲望を求めて横道にそれていくのです。横道にそれた欲望は、満たされない気持ちばかりをつのらせ、限度や節度を知らずにエスカレートしていきます。退屈から抜け出し、嗜癖からぬけ出すためには、自分自身の本当の欲望を知る必要があります。
「欲無い=よくない」がこんなところで肯定されるとは。
Q 自分の気持ち、自分の欲望が、なぜわからなくなってしまうのでしょうか?

「愛されて当然」という素朴な自己確信を持てるか

「自分は、望まれてこの世に生れてきた」
「このままの私で、人に愛されるはずだ」
 ・・・・・・あなたは、こうした素朴な自己確信を持っているでしょうか。「自己愛」というと、「わがまま」「自己中心的」というふうに否定的に考えられがちですが、健康な自己愛は、人間の健全な発達に欠かせません。豊かな人間関係をつくるには、健康な自己愛が必要なのです。
/(^o^)\
開き直りならある。(きりっ)


Q 何が「偽りの自己」で、何が「本当の自己」なのか、どうやって見分ければいいのでしょうか?

子供の心に侵入する「やさしい暴力」

 ずっと、親の欲望を自分の欲望と信じ、期待どおりの「よい子」で生きてきた人にとって、「本当の自分」だの「生きがい」だのを探し出すのはひと苦労でしょう。また、親の期待と正反対の生き方を選んでみても、それはただ親に反発しているだけで、自分の欲望を見つけたとはいえません。親の影響力に支配されてできあがった人生という意味では、なんら変わりがないのですから。
そして生きがいの探し方を書いた本が世に蔓延する訳であります・・・小賢しいと思う!



第3章 「寂しさ」の裏にひそむ「怒り」をくみ出せ

Q パワーゲームを降りるというのは、人生をあきらめた人の負け惜しみのように思えます。そんな毎日は、よけいに退屈で寂しいのではないですか?

あなたの人生の主旋律を見つけ出せ
 自己充足といっても、ここでいう自己充足は、完璧な充足ということではありません。完璧な自己充足は子宮内の胎児にみられるものです。ひとたび母の子宮から出てからの私たちは、欲求不満の連続の中で人生を送るのです。欲求不満が全くない状態とは「死」を意味しますし、それが「感じられない」場合は、「魂の死」です。不足をしている自分にまあまあ満足している状態が、成熟した大人の自己充足です。
「自覚」×「容認」×「大人の余裕」・・・出来がイマイチ、駄作だぜ・・・。
『成熟』って言葉が好きらしいなぁ。反発を覚えるのは20代だからか別の要因か・・・。
「ひゃはははは!成熟!成熟!」「アンタはかっこよすぎるんだよー!」


 あなたがするべきことは、ほめてもらえそうなメロディを無理やりつくり出し、「聞いて聞いて」と他人に聞かせることではないのです。そんなことをしなくても、あなたの人生には、確かに自然に流れている美しいメロディがあるのです。それを見つけ出すことは、あなたにしかできない大仕事です。そして、それを見つけたとき、まずあなた自身がそのメロディに聞きほれ、心から楽しむことができるでしょう。
連休からスパロボZを始めたけど、セツコ編14話現在、エウレカセブンの曲が1番衝撃だった。
無音の時間があるのもいいもんじゃよ?


第6章 「一人でいられる能力」が「親密な関係」をきずく
Q 全ての人が自分の欲望どおりに生きたら、他人の欲望とぶつかって、社会が混乱しないでしょうか?

「一人でいられる人」は自分の欲望に正直に生きられる
 人間が生きていくうえで欠かせない能力のひとつに、「一人でいられる能力」があります。これは、イギリスの小児科医であり、精神分析家であったドナルド・ウィニコットが使った言葉です。
・・・フッ。
「一人でいられる」ということは、決して、「一人で家の中に閉じこもっている」という意味ではありません。他人を前にしていても、「自分が一人でいる」ことを楽しめる状態なのです。母親の視線のもとに安全を感じている乳児が、母親のことを忘れて自分の手の動きに気をとられているとき、この乳児は、「一人でいられる」といいます。
・・・
わっかりましたかー紳士淑女の諸君共ー?
「常に携帯いじってる子供」はここが問題な訳だなぁ。



おわりに

 この手紙を書いた女性は、うつ病と診断されるようになるまで、有能な会社員として働いていた。父親と同じように、喜怒哀楽の鈍麻した企業ロボットだった。彼女はかつての自分が身を置いていた場を、「厚いくもりガラスの中の世界」と呼んでいる。この本と、ここに紹介した手紙を、まだこの世界に居つづけている人々に届けたいものである。
うつ病治療を10年受けた女性からの手紙を紹介して締め。

「斉藤氏の気高き魂を」「この記事に乗せてっ」「とどけ」
「ガラスの中に!!!!」


・通常回避
・ひらめき
・斬り払い
・ATフィールド
お好きなモノをお選び下さイ。


真面目な話ほど茶化したくなるのはボクの悪い癖。
正面から受け止める度量が無いことの証明ですナ・・・ナ。

「男心をつかむ」心理事典 櫻井秀勲 2004年12月20日 三笠書房

2015-05-05 08:54:42 | 心理
気づいていますか?この「男心」
――この気持ちがわかるだけで、恋はうまくいく!

●お寿司よりラーメンが好き、といえる女性に男は近づいてくる
●全部見せてしまったら、あとはあきられるだけ
●男は「私も同じ!」というひと言に弱い
●恋に障害があると――男は本音をもらす
●"思い通りにならない女"が男の心に火をつける!
●男の「どっちでもいい」にはこんな違いが!
●すぐにエッチしたがる男は、ある意味"安全な男"?
裏表紙より。
昨日の本の隣に並んでた本。著者と出版社が同じだから当り前だけど。
男と女の心理について、それぞれ本を出すなんてスゴイナー。
「女学の神様」でありながら「男学の神様」でもあると・・・いっそのこと「人間学の神様」とお呼び奉るべきなのかしらー。

(はじめに)
まずは、あなたから行動してください
――男心をつかむ恋愛技術、教えます

 私の見るところ、女性は「いい男と出会いたい」といいながら、積極的に動いていないような気がします。学校や職場からの帰りに、資格を取りにいったり、カルチャーセンターに通うことには熱心でも、マンハントに出かける人はめったにいません。
 それは心の中で、「女は男に声をかけられるまで、待っているもの」と思っているからでしょう。これだけ男女が社会で互角になっても、恋愛にかぎっては、どういうわけか女性はまだまだ消極的なようです。多分あなたも自分から「愛する」より、「ステキな男性に愛されたい」と思っているに違いありません。
hmhm。
 しかしそれでは、せっかくのチャンスを、逃してしまうと思うのです。
というのは、近頃の男たちの中には、女性に臆病なタイプがふえてきたからです。
例の僧職系男子という奴ですナ・・・あれ?
 一つには女性が美しくなってきたこと、高級品を身につけていること、収入がふえてきたこと、学歴が高くなってきたこと――これらの変化によって、声がかけにくくなってきたことが原因です。その一方で、ちょっと悪ぶった図々しい、笑いでウケをとる軽い男たちが、女性に近づきはじめたのです。
 あなたが「いい男がいないなァ」と思うのは、多分こういう環境にいるからでしょう。いい男は、もともと本質はまじめで、口下手です。ペラペラしゃべる男にいい男はいない、と考えなければなりません。そうだとすれば、あなたからもう少し大胆に飛び込んでみたらどうでしょう。
こっちから攻めていこう!という姿勢が大事だってさ。『なりません。そうだとす
れば』より「なりません。だから」とつなぐ方がテンポ良く・・・ま、そんなこと
はどうでもいい。細かいことが気になるのがボクの悪い癖。でもついでだからあと
ひとつ。『こういう環境』とは『軽い男』云々よりむしろ『美しく』『高級品』な
どの部分を指しているのではなかろうか。貴女の基本スペックは優秀と評価しつつ
いやいやいやいや・・・ちょーっと待って、アンタ夏に出した本で何て書いてたし

「男に笑いでウケをとるよう勧めた4ヶ月後、女にはそういう男を避けるよう勧める」
・・・これが「カミサマ」のやることかー!

Step1 「男」というものは?
まずは「男」の本質を知る!男が女に望むこと
「誘いの言葉は、絶対に彼からいわせること!

 川内康範という作詞家は「男は蝶」と規定して歌詞をつくっていましたが、女性は「夜の蝶」ともいわれていただけに、これは正反対の考え方です。
 しかし私も男は蝶だと思います。女性から逃げるといっても、泥棒のように一目散に逃げるわけではなく、隣にいる女性(花)のほうに向かう性質があるからです。
絶好蝶であーる!!

二人で歩くときは、暗くて寂しい道を選ぶ

 私は若い頃、銀座や新宿、渋谷といった繁華街を歩くときでも、わざと暗い道に女性を連れ込みました。キスができるからですが、それを察して、できるだけ明るい道に出ようとする女性とは、それ以降つき合いませんでした。
 私のような男は大勢います。私の場合は口説けるかどうか、テストをしているようなものでしたが、男と二人で歩いているとき、あまり堅苦しい態度でいては、「つまらない女」だと愛想をつかされてしまうかもしれません。
・・・な、何?何だ?
 私のような男は大勢います。
おい・・・おい。
他人を巻き込むなや。
そして『私の場合は』なんて自分だけ逃げてんじゃねーよksg。

カン違いしていませんか?女の知らない男の本音
いい男が絶対選ばない女[六カ条]

(1)自分をいい女と位置づけている
これまたひどい。(昨日の記事もよろしく!)
(5)なによりも、つき合っている男たちのレベルが低い
投げるならせめてキャッチできる大きさにしようか。

Step3 男を夢中にさせる心理作戦

寂しがり屋の彼には
"絵になる二人"でいてあげること
<相互補完性の効果>
 父親のいない男は、意外に甘えん坊です。それは母親の手で育てられたためでしょうが、それと同時に恋愛していないといられません。しかしこれを、浮気心と決めつけてはいけません。
前半は賛成だが後半は許せん。
「浮気する」のは「浮気心があるから」に決まっている。
 つまり"男女"という組み合わせがほしいため、青年期以降になると、いつの間にか女性を追いつづけるようになるのです。私がまさにこのタイプで、いつでもそばに女性がいないと不安で仕方がないのです。その代わり、ひと頃流行ったアッシーくんでも平気です。
『アッシーくんでも平気』なことは利点になるのか・・・?
「(アッシーくんでも平気だなんて)それでも男ですか!軟弱者!」って方がイイよね?
 忙しいのでなかなか会えなかったり、放ったらかしにしていたら、彼は必ず別の女性とつき合ってしまいます。ただし、浮気ではないので、その辺の注意が必要です。よしんば、ほかの女性とつき合っても、あなたが戻ってくれば、再びあなたのものになります。
 ちょっと面倒くさいかもしれませんが、男としては一生懸命働くタイプですし、女性を幸せにしたいと考えています。買いものだろうが料理の後片付けだろうが、ほとんどイヤがらない、女性にはうれしいタイプだけに、誤解して別れては損です。
『別の女性とつき合って』も『浮気ではない』と考える男は、『女性を幸せにしたいと考えて』いる『女性にはうれしいタイプ』だから『誤解して別れては損』だそうです。
カツモクせよ人間ども・・・これが神の領域だ。



2日続けての衝撃、いや2日続けて読んだからこその衝撃。
わかるはずだ、こういう本はブックオフに戻しちゃいけないって・・・わかるはずだ、皆、皆にはわかるはずだ!
笑うしかない本をまとめる作業は俺に任せて他を買えー!

女に「ウケる」話術 櫻井秀勲 2004年8月20日 三笠書房

2015-05-04 08:38:47 | 心理
出会ったばかりの女性も、ずっと気になっていた彼女も、
思わず打ちとける、話し方のノウハウ!

*話下手な男でも、女を"思わず"笑わせてしまう方法がある!
*ナンパは、カッコつけるより恥をかくほうがうまくいく!
*次回のデートは――「好きな日を選んでよ」と真っ白な手帳を出す
*"雑学"は、あればあるほど口説きのネタに事欠かない
*全員を笑わせながら、実は一人の女を口説いている意外な方法
*彼女に"早口言葉をいわせる"という口説き方もある!
*イザというときバカがいえる男に、女は夢中になる
裏表紙より。
「ウケる」の流れで購入。
ジャンル無差別を意識するなら「こういうの」も避けて通れまいて。

はじめに―"女"で成功する男が実践している、「ウケる」話術のすべて!
 世の中には、なぜか不思議と女にモテる男がいる一方で、見た目はいいのにまったくモテない男がいます。また、妻とまったく夫婦間の会話がなく、離婚されてしまう男もいれば、中高年女性を皮肉って笑いをとり三億円以上稼ぐ綾小路きみまろのような、うらやましい芸能人もいます。
うん、そうだね。
 要は、女に「ウケる」か「ウケない」かの差があるだけなのです。こうなると、きまじめに働いている男のほうが、損のような気がしませんか?
・・・へぇ?
 そうです。まさに女性の力が社会の隅々にまで行き渡った今日では、黙々と仕事に励んでいるだけでは、男の人生にとってマイナスにしかならない、といえるでしょう。
ここまで(9行)をまとめると、「女性の力が社会の隅々にまで行き渡った今日では、真剣に働くことは男の人生にとってマイナスにしかならない」。
(女性の社会進出は)どう見ても害悪です本当に(ry
 最近では東大に合格するより、吉本興業に入るほうがむずかしい、といわれています。若者たちは、未来をどう生きていくのがいちばんトクかを、直感でわかっているのかもしれません。つまり彼らは明らかに「高度な学問、知識」より「高度なお笑い話術」を学んだほうがトクだ、と思っているのです。
他人の役に立つかイマイチよくわからない学問より、他人を笑わせることは結果がはっきりわかってやりがいを感じやすいからじゃないの?
それから、東大受験者は東大の試験が最難関だとわかってるから皆必死だけど、お笑いは自分の得意分野だってつもりで挑戦するからプロにはウケない・・・あくまでも俺の想像です。
 ぜひこの本で女性を味方にして、"現世利益"をたっぷり味わおうではありませんか!
まえがき締め。
欲!欲!欲!って感じでドン引き。
しかし「欲=よく=翼」とか「欲無い=良くない」という見方も可能・・・!


序章 世の中、できる男より「おもしろい男」がトクをする!

女に「もっと聞きたい」と思わせる、話材の選び方

「男は大、女は小」という表現もありますが、男の話は大きくなりがちで、それこそ政治から経済、日本だけでなくアメリカからEUにまで広がります。
 それに対し、女性は赤ちゃん、小犬、職場や近所の噂話、宝石、腕時計、それにテレビタレントの話など、小さく狭い範囲のものに興味をもつだけに、男が自分の得意なことを流暢に話してみせても女性がそれに乗ってこない、ということも十分あり得るのです。つまり、女性が話に乗ってくるかこないかは、男のほうの話の上手下手ではなく、「話材の違い」を知っているかいないか、なのです。
おk、把握した、が・・・
挙げられた話題はどれも「要らない情報」だから仕入れてない/(^o^)\
今ボクは「犬にタマネギはダメ」とか「5月の誕生石はエメラルド」とかよりも、「タマネギに必要な水と光の量」とか「必中と加速を覚える誕生日」とかを覚えたいのです。

4章 余計なおしゃべりは一切必要ありません!
笑いで押して"二度目"のチャンスをつかめ!
 私はなぜかハイレベルの女性とつき合うことが多くて、それなりに、友人や仲間からうらやましがられたものです。だからわかるのですが、自分がハイレベルだと思っている女性ほど、自分を高く売り込む術を心得ています。
(´・∀・`)ヘェー
 よく「おれは何人斬りだ」といばっている男がいますが、そんな男に憧れてはいけません。自分に自信のない女性を誘えば、それこそいくらでもついてくるものだからです。
「質」の自慢はよくて「量」の自慢はダメなんすね。
そういえば、『過去の一時期に、八人の女性たちと公私ともにいっぺんにつき合った、珍しい経験』を自著に記してる人がいたなぁ。櫻井・・・誰だっけ?

著者の言う『ハイレベル』ってのは、あくまでも「外見」や「社会的に」って話に思えてならない。
確かに『ハイレベル』なら『自信』はあるだろう。でもこの本のやり方であっさり懐柔されてるなら自意識過剰なバカ女なんじゃ・・・という感が否めない。

ここで1章まで戻る。
1章 ウケる話のコツは、最初の「一分間」!

"汗っかき"の女性は、エッチな話に乗ってくる

 一般論ですが、顔の細長い美形タイプほどロングを好みます。このタイプは、笑うと自分の顔が崩れることを気にして、大口を開けて笑うことはしません。同じ笑うにも静かなタイプですので、笑わせたいなら、知的なユーモアを示さなければならないでしょう。
 とりあえずそんな面倒くさいタイプは捨てて、エッチな話で興奮して、鼻の頭に汗をかくような女性を見つけることです。このほうが早道です。
 女にモテたい男性にいつもいっていることですが、女を口説くには、面倒くさいタイプには近寄らないことです。ところが人間というのはおかしなもので、簡単に釣れる魚より、面倒くさい魚のほうが高級だと錯覚しているのです。
 たしかに鮎という魚は高級魚でなかなか釣れない魚ですが、あなたは鮎を好んで食べますか?私は小骨をとるだけでも面倒だと思うくらいですが、それより魚でも女でも、いつでもどこでも釣れるものでいいではありませんか。
なにエッチ櫻井?
高級魚の小骨をとるのが面倒?
エッチ櫻井それは無理矢理引き抜こうとするからだよ
逆に考えるんだ
「とれなくてもいいさ」と考えるんだ

やっぱり・・・いや何でもないでーす。



流石は『女学の神様』、この本の内容を実践したらきっと満腹になれるに違いない。
ちょっと爪楊枝買ってくるわ。ヽ( ゜ 3゜)ノ

スピリチュアルにハマる人、ハマらない人 香山リカ 2006年11月30日

2015-04-28 07:55:38 | 心理
いまスピリチュアルが大ブーム。かつてはアヤシイと思われていた「守護霊」「前世」「魂」の話題が、軽く明るく普通に語れるようになったのはどうしてなのか?そこには「人は死んでも生き返る」と信じる子どもの増加、「科学のお墨付き」を売りにした「脳トレ」「健康食品」ブーム、「自分の幸せ」だけが大事な内向き志向との隠れた共通点があった――。時代の空気を読むスペシャリストが、ブームの深層にひそむ、日本人のメンタリティの変化を解き明かす。
裏表紙より。
『スピリチュアル』といえば江原・・・誰だっけ?と思ったら、帯に
江原さんのこと
①大好き!②インチキ!
あなたはどっち?
間違いなく本文に出てくるわ、これ。

まず俺の立ち位置を明確にしておこう。
①江原啓之氏の著作を読んだことがあるか?→1冊だけある
題名は覚えてない、だけど定価で買ってもいいと思った。
自宅外(確か病院の待合室)で読んだから手元に無い・・・あ、これこそブックオフの出番か。

②江原啓之氏は「何か見えている」と思うか?→見えている
動物は白黒でしか見えないところを、人間はカラーで見える。だから「視覚における突然変異」により「その人だけに何かが見える可能性」は否定できない、と思う。

③江原啓之氏にオーラや守護霊を見てもらいたいと思うか→思わない
結局「俺」には見えない訳で、1回頼り出したら見える人間(=江原氏)に頼り続けるしかなくなる。頼ると楽になるとしても、俺は江原氏よりは長生きするつもりなんでネ。

④江原啓之氏はどういう人間だと思うか→優れた洞察力と柔軟性を持っている
「一般大衆に受けるやり方を実践した」から「一般大衆の目に触れる機会を得た」んだと思う。そうでなければ商売にならないまま消えていたはず。
まとめると「油断ならねぇ人物」だと思ってる。こりゃ思考放棄の連中が信者化するわーっていうね。

さて、この本の著者はどういうスタンスだか読んでいこうじゃないか。

第1章 人は死んでも生き返る?

そして女性が飛びついた

「僕が救われるのは奥さん方のおかげです。男性は信じないけど、信じてくださる奥さんの力は強いんです。かたくなな旦那をねじ伏せる力を持っているんですね」
 それを受けて林氏は「男性って、なんであんなふうにかたくなに受け付けないんですかね。女の人は、その点、柔軟ですよね」「目に見えるものしか信じないというのは、すごく狭量だと思います」と、スピリチュアルな現象に対して懐疑的なことを「柔軟性がない」「狭量」と批判し、それはまた世の男性の欠点でもあると指摘している。
『『週刊朝日』(二〇〇六八月十八・二十五日号』での江原氏と林真理子氏の対談より。
まさに「女の論証テクニック」で吹いたwww
「林真理子=女」との対談で「奥さん方=女」を持ち上げる・・・油断ならねぇ。
そしてそれにあっさりひっかかる林氏。江原氏の「計画通り・・・!」。


第2章 スピリチュアルのカリスマたち

「サムシング・グレート」からのメッセージ
 たとえば、筑波大学名誉教授で、世界的にも著名な遺伝子工学者・村上和雄氏は、遺伝子研究の過程で「サムシング・グレート」の存在に気付いた、と言う。村上氏の著作から引用しよう。
最近は科学者が「霊魂」的な主張をすることもある、という流れの話。
今度は完全に孫引きになるけど気になったから書く。
ヒトの遺伝情報を読んでいて、不思議な気持ちにさせられることが少なくありません。これだけ精巧な生命の設計図を、いったいだれがどのようにして書いたのか。もし何の目的もなく自然にできあがったのだとしたら、これだけ意味のある情報にはなりえない。まさに奇跡というしかなく、人間業をはるかに超えている。そうなると、どうしても人間を超えた存在を想定しないわけにはいかない。そういう存在を私は「偉大なる何者か」という意味で十年くらい前からサムシング・グレートと呼んできました。
(『生命の暗号』サンマーク出版、一九九七年)
『精巧な生命の設計図』『意味のある情報』・・・そういうのはあくまでも人間の勝手な定義じゃねーの。
それに『人間業をはるかに超えている』という一文が「(現代の)人間業をはるかに超えている」という意味に見えてしかたない。
どうも科学者の傲慢が感じられるんだよなぁ・・・いつまでも孫引きでぐだるのはよろしくないから、「村上和雄」という名前を覚えておく。

第3章 江原啓之という現象

「私」がより幸せになりますように

 現代のスピリチュアルの祈りの文句は、「世界やすべての人類が幸せになりますように」ではなくて、「私がより快適に暮らせますように」なのではないだろうか。自分がより快適な状態になることで、相対的に他者が不幸になることも可能性としてはあるのだが、ほとんどのスピリチュアルの本ではそのあたりのフォローはされていない。
 たとえば、スピリチュアルな波動やパワーを使って、「ステキでリッチなあの彼が手に入りますように」と願い、それが実現されたとして、その陰には恋人を奪われて泣く女性がいるのかもしれない。しかし、現代のスピリチュアルでは、そこへの配慮は不要らしい。もし、泣く女性が「私も幸せになりたい」と願うなら、彼女は彼女で別のスピリチュアル本なり何なりを見ればいい。その基本にあるのは、「自己責任」の姿勢なのである。
「責任を持て」と教えられてきた現代人がスピリチュアルに染まるのは必然・・・!
そして責任を負うのが嫌いな俺が染まりきらないのもまた必然・・・!

イメチェンの原動力「オーラ」

 江原氏を一気に人気者にした原動力のひとつに、この「オーラ」という概念があったのは間違いない。「オーラ」は、江原氏が初期の頃から主張する「まわりの人に幸せを与えることでしか、人は本当の意味での幸福は手にできない」といった"霊的法則"とは直接、関係するものではないが、江原氏から「オウム真理教くささ」を消し去り、怪しい霊能者から人を幸せに導くカウンセラーにイメージチェンジさせるためには、どうしても必要なものだったに違いない。
俺が読んだ江原氏の本は霊的法則云々書いてあった。初期の本だったのか?・・・いや違う。「今までは重湯的なことを書いてたけど、そろそろおかゆ、そしてご飯的なことを書きたい」といったことが書いてあったから、むしろ新しめの本か。
『本当の意味での幸福』・・・江原氏もまた「哲学者」かもしれぬ。

「個人の幸福」のその先は?

 一般の人たちにもスピリチュアルを知ってもらうためには、まずそれが決して世俗からかけ離れたものではないこと、「現世利益」「個人の幸福」を追求するものでもあることを強調しなければならない。
 しかし、それはあくまでスピリチュアルの入り口でしかなく、本当はその先にある「たましいを磨くこと」「自分のためではなく他人の幸せのために何かをすること」を目指さなければならないのに、人はなかなかそこに向かおうとせずに、いつまでも「私のオーラは何色?どうすればもっとお金がもうかるの?」としか言わない。自分を世に広めた「オーラ」によって、いまでは逆に活動を妨げられている。それが、最近の江原氏なのではないだろうか。
江原氏が読み切れなかったのは「一般大衆の馬鹿さ加減」かねぇ?


第4章 スピリチュアルで癒されたい

限りなく内向きな問い

 実際、彼女たちが求めているのは、積極的な自信の持ち方といったスキルを身につけることですらない。内向きに構成された問いが最後に求めるのは、「そのままのあなたでいい」「自分の中にいる本当の自分を愛そう」といった受容や慰撫のことばなのだ。
心理学者の信田さよ子氏が、女性誌の「お悩み相談」の回答者として受けた体験からの考察。
アニメ版の「ボクはここにいてもいいんだ!」が思い出されるが、女性がクリスマス・イヴにこだわることとの関係も考察の余地があると思われる。しかし残された時間は少ない(現在7時38分)。

第5章 スピリチュアルちょい批判

"むなしさ病"の恐ろしさ
かつてオウム真理教事件が明るみに出たとき、世間は、一流大学を出て弁護士、技術者、医者、公務員などの職を得た若者たちが、誇大妄想的にして反社会的な教義を唱える"尊師"の言うなりになっていたことに驚いた。
 そして、「他人とは違う自分でありたい」「自分にしかできない何かをして世の中の役に立ちたい」と純粋な理想を抱いて大学に入り、社会に出た若者たちが、結局、自分は歯車のひとつにすぎないことや、要領のいい人間、コネのある人間だけが得をすることなどを思い知らされ、むなしさややりきれなさに苦しんだ末にこの教団に入って行ったことを知った。
ここまで簡潔にオウムの件をまとめた情報を見たことが無い件について。

この後しばらく「オウム真理教とスピリチュアルは本質的に同じものである」という著者の考察が続く。それを認めようとしないスピリチュアル好きーな人々については
 こういった例を見るまでもなく、自分で複雑な思考をするよりも、「白か、黒か」と二者択一の選択肢を与えられて、そのどちらかを選びたい、という傾向は世界的なのかもしれない。
こういった例→ブッシュ大統領の対テロ戦略、小泉首相の郵政改革
「自分で考えた末に白か黒かをはっきりさせる」とは違う訳か。2択で答えられない問いにぶつかったら思考放棄する。


あとがき

 私や私のようにハマらない人は、もしかするとハマる人に比べて楽しさや豊かさの少ない人生を送っているのだろうか。それはそれで損な気もするが、そこでまた「得さえすれば考えるのを放棄してもいいのか」という疑問もわいてくる。「これさえ信じればバラ色の人生が待っている」と言われているような気もするが、そこのラインを踏み越えるのは、私のようにヒネくれた人間にはなかなかむずかしそうだ。
おれもおれも!


200ページ未満なのに時間かかった。正直テレビで何か言ってる人のイメージが強くて舐めてた。反省。伊達じゃない。時間切れだから片言った。急げ、俺。


※4月29日
途中から全部太字になっていたのを修正。これはひどい。

※上記から1分後、引用部分の間違いを修正。これは(ry