黒雪姫率いる《ネガ・ネビュラス》は、シルバー・クロウを《浄化》するため、《アーダー・メイデン救出作戦》を発動した。前袖より
難度の高いミッションの中、決死の覚悟でシルバー・クロウはアーダー・メイデンと接触するも、《帝城》を守護するエネミー《スザク》の火炎ブレスにより、禁断の不可侵領域――《帝城》内部に突入してしまう。 絶体絶命の危機に陥ったハルユキだが、彼はそこで不思議な《夢》を見る。《クロム・ファルコン》と《サフラン・ブロッサム》。二人のアバターが望み、砕け散ってしまった《災禍》の物語を――。
あらすじが一貫してシリアスだとそんなバカな
・・・・・・《絶対不可侵》じゃなかったのかよ、まったく。『BBプレイヤー』が勝手にそう思ってただけだから仕方ないねm9(^Д^)
・・・・・・せめて、脱出用のポータルくらい用意しといてくれてもいいのに。これだからゆとりは困る(懐古的思考)
ラスダン(おそらく)でパッと行く?など期待するでないわ!
でもこのままいけばもしかしたら偉業を達成できるかも?
大した能力も持たず、地味なメタルカラーとしていままで特に注目されることもなかった、この――鳥の名前だけど飛べるわけではないらしい
《クロム・ファルコン》の名が。
シルバー・クロウの前にイーグルとかスワローとか
オーストリッチとかペンギンとかいた(いる)はずだよなぁ
『下っ端戦闘員っぽい印象』のアバターであるクロム・ファルコンには、
サフラン・ブロッサムというパートナーがいました
『《花を咲かせる》力』を持つブロッサムは非常に汎用性が高い代わりに
防御力が低いため、ファルコンは『盾役』としてコンビを組んだのですが――
つまり、ただ硬いだけでは、いつブロッサムを奪われるか判らないのだ。『 《メタルカラーチャート》』上において『ほぼ中央』のクロム、
特殊防御も物理防御も中途半端故に『盾役』として自信満々ではないんですな
そんな不安を抱えていたクロム・ファルコンは、
自身の必殺技フラッシュ・ブリンク(=『《擬似瞬間移動》』)を活用し、
抜け道的手段で帝城へと侵入したのでありました
開発者による『美味しいポイント稼ぎ』への対応の速さから考えるに
同じ方法での再侵入はまず不可能となると・・・・・・
だから、これが、最初で最後のチャンスなのだ。四神に匹敵するプレッシャーを放つ武者エネミーの群れを避けつつ奥へ
何時間もかけて進んだ先で、クロム・ファルコンはそれらを見つけました
二つの、恐らくは加速世界最強クラスの強化外装。剣と、鎧。それぞれが置かれた台座の背後にはポータル
つまりどちらかを入手した瞬間強制的にバーストアウトなのは明らか
ブロッサムのためにはどちらを入手するべきかを考えた末、
ファルコンは台座に『《THE DESTINY》』と書かれた鎧をゲットしたのでありました
彼女が、なぜ当時、あれほどまでに家を買うことに拘ったのか。どう見ても若い夫婦です末永く爆発ー
サフラン・ブロッサムには、加速世界における夢がありました
「ゴジョ・・・・・・って、互いに助けるって意味?」ポイント全損を防ぐための『互助レギオン』を作りたいそうです
加速世界の存在に救われているからこそ、全損の悲劇を無くしたいんですな
もちろんクロム・ファルコンは彼女の夢に賛同しました
「フラン、これをあげる。きっと、君の夢を叶えてくれる・・・・・・」おいなんだこのナレーションおい待て
ブロッサムがおずおずと持ち上げた両手に、そっとカードを載せる。
その余りにも強い力が、二人の運命をもねじ曲げてしまうことを、この時はまだ知るすべもなく・・・・・・。
「やめ・・・・・・ろ・・・・・・! やめろおおっ・・・・・・・・・・・・!!」おい何事だ
ファルコンがブロッサムに渡した強化外装『《ディスティニー》』は、
まさに『夢の実現を約束するチケット』と言える戦闘力を発揮
タッグの圧倒的強さが広まった時点で互助レギオン構想を宣言したところ、
30人以上の連名で詳しく話をしたいというメッセージがありました
話し合いは無制限中立フィールドでエネミー狩りを実践しながら?
おーけーおーけーまかされてー
「やめろ・・・・・・やめてくれ! なぜ・・・・・・どうしてなんだ・・・・・・・・・・・・!!」はいはい罠罠
集まった30数人の中には以前からの知り合いもいるけど、
クロム・ファルコンの懇願も問いかけも全スルーでーす
「あの強化外装の力は、いまだ黎明期にあるこの世界に於いては余りにも規格外すぎるんだ。それは、ここ数日の対戦を通じて君たち自身も如実に体感したところだろう?」ファルコンを拘束した黒い積層アバターが答えてくれました
強化外装がチート的な強さを発揮するのは開発者の責任じゃね?
つまりクソゲー!クソゲーだね!
ファルコンが《帝城》に忍び込みさえしなければ。強化外装《ザ・ディスティニー》を持ち出さなければ。それをブロッサムに渡さなければ、こんなことにはならなかった。全ての原因を作っておきながら、自分は傷一つ負わず、ただ愛する人の苦しむ姿を眺めている。そろそろ正義の味方が現れるんだよねそうだよね
真打はおいしいところでわかってるよそうなんだろ
・・・・・・さよなら、ファル。大好きだよ。。゚(ノД`)゚。
そして――
【YOU ACQUIRED AN ENHANCED ARMAMENT 《THE DESTINY》】。そうなって――
・・・・・・僕が変わってしまったら、きっとフランは悲しむだろう。そうなりました(´・ω・`)
・・・・・・でも、もう彼女はこの世界にはいないんだ。
いつしか、プレイヤーたちは誰も破壊者を本来のアバターネームでは呼ばなくなっていた。名前の下半分に強化外装の名称を冠し――こう呼んだ。我々は知っている・・・・・・
具体的には2巻を読んだ時から知っている・・・・・・
「ってことは、白のレギオンの・・・・・・ええと、《オシラトリ・ユニヴァース》ってのも、別にその、白鳥さんがレギマスってわけじゃなくて、やっぱり宇宙関係の名前なの?」7大レギオンの命名法則
つまり白鳥さんも阪神も関係無いということユニヴァァァァァス!
うん、ようやく現在のお話に戻りました(ここまでで大体3分の1)
帝城の門で四神スザクによる無限EK状態のアーダー・メイデンを助けようとした結果、
シルバー・クロウはアーダー・メイデンともども帝城の中に逃げ込む形に
実は中へ逃げ込めたという状況もだいぶおかしいことに気がつきました
「それってつまり、僕らより早くこの《帝城》に入ったバーストリンカーがいて・・・・・・しかも、後から来る誰かのために、わざわざ封印を破壊しておいてくれたって、そういうこと・・・・・・?」既に誰かがいる(いた)らしいよ
クロム・ファルコンは門から入ったんじゃないから多分違うよなぁ?
さて、現在地はとりあえず安全地帯
しかしこのまま仲間達が現実でニューロリンカーを切断するのを待っても、
結局再ログイン時はココに出る訳で・・・・・・無限EKと変わらんね/(^o^)\
スザクが守る橋の再突破を試みるか、何もかもが不明な奥へと進んでみるか
シルバー・クロウは後者を考えている模様
「クーさん。あなたはあの時、スザクの炎に追われながら、ロータスの撤退命令をも無視して祭壇に出現した私を助けに来てくれました。あの瞬間、私には解ったのです。あなたは信じていい・・・・・・信じるべき人だと。いえ・・・・・・本当は、初めてお会いした時から・・・・・・梅郷中学校の裏庭で、たった一人、一生懸命に飼育小屋の掃除をしているあなたと見た時から、解っていたのかもしれません・・・・・・」やっぱり赤系の小柄なアバターはヒロインなんだね
真っ黒で全身刃?悪の組織の幹部じゃないのそれ
スネーク・ミッション、スタート(コッソリ)
「・・・・・・この窓が開いているのも、夢で見た・・・・・・のですか?」超役に立つ不思議な夢
どんな時も睡眠だぞ?
「なんだか、ここに来てから、クーさんがどんどん頼もしい感じなのです。まるで・・・・・・兄様のようです」やっぱり赤系の小柄なアバターの中の人はあざといんだね
真っ黒で全身刃の中の人?1歩進んだら周りが2歩進んでるみたいな
『謎のシルエッ』ト――ハルユキは『記憶』と推測したそれを追い、
シルバー・クロウとアーダー・メイデンは安全地帯っぽい広間に到着
そう、そこはかつて『黒銀の隼』があれらを見つけた――
しかし――。二つの台座は、双方ともに空だった。シルバー・クロウが剣を手に入れてパワーアップかと思った?
残念、もうありませんでした!
アーダー・メイデンによると、
これらの台座には『七の神器』が置かれていたはずの模様
青、紫、緑の王が持ってる超強い強化外装シリーズだね
その3つと現物は未確認のもう1つは四大ダンジョンに台座が残ってるってさ
――ああ、ほんとうに、なんで僕はもっと早くバーストリンカーになれなかったんだ。四大ダンジョンの探検とか、その奥にいただろうデカボスの攻略とか、最強装備の入手とか、楽しそうなイベントが全部終わっちゃってるなんて。でぇじょうぶだもっとつえーボスや装備がそのうち実装される
ともあれ今まで所在不明だった『七の神器』の2つ・・・・・・が
あった場所が判明したのはなかなかレアな情報ですな
「ひとつ・・・・・・足りない・・・・・・?」そうだね
帝城の中に2つと帝城周辺の四大ダンジョンに1つずつ
ふーむ周辺にもう1個ダンジョンてのは配置が悪いな
もう1つもここにありそうな感じがす
「その問いには、私が答えましょう」はいぃ?
不可侵の帝城に入ってしまったシルバー・クロウとアーダー・メイデン
2人を待っていた者とは!?2人は無事に脱出できるのか!?
「おい、今更ゴマカす気か? 言っておくが、私なら、当該時刻の記録映像を照会することも可能なんだぞ。それとも、そんなもの観たくないという私の気持ちもキミは・・・・・・」これは有罪(ギルティ)ですねデスバイなんちゃらですね