「許さない。お前を殺す――バーストポイントが全部なくなって、加速世界から消えるまで、殺し続ける」前袖より
再び≪クロム・ディザスター≫となってしまったハルユキは、≪アッシュ・ローラー≫を痛めつけていたアバターたちを鬼神のごとき力で瞬殺する。そして、深部まで完全に≪災禍の鎧≫と融合してしまうのだった。
滅ぼすべき敵を求めて≪加速世界≫を飛翔するシルバー・クロウ。そして彼は、次なるターゲットとして、≪ISSキット≫とその製作者たる≪加速研究会≫に憎悪の矛先を向けた。
誰も制止不能の狂戦士。そんな彼の前に、一体のアバターが立ちふさがる。
その名は、≪グリーン・グランデ≫。
最強の大盾≪ザ・ストライフ≫を携える絶対防御の≪緑の王≫と、呪われた狂気のアバターが激突する――!
≪災禍の鎧≫編、完結!
固有名詞(≪≫)多いなーってところで『完結!』
これは気にならないハズがないであろうそうであろう
二人の死に時間差があったとすれば、当然、六十分後の蘇生にもタイムラグが出る。一方が生き返っても、もう一方はまだ死んだまま。二人はきっと、兄弟と慕う相手が惨たらしく殺されるシーンを、無力な《幽霊状態》で繰り返し見せつけられてきたのだ。しでかした連中を殺すしかないね(断言)
さぁやろう
「なんだよ、お前・・・・・・なんなんだよ、その力は・・・・・・・・・・・・」『なんなんだよ』と聞かれても、
答えてあげない、慈悲はない
――――もいだして・・・・・・あなたにも・・・・・・いせつな絆が・・・・・・るはず・・・・・・・・・・・・!なんか聞こえた気がするけど気のせいでしょう
MINAGOROSHI完了
さてどうしようか
知識その一――《ISSキットを作り、ばらまいたのは加速研究会の奴らだ》。つーまーりー?
知識その二――《災禍の鎧が誕生するきっかけとなった出来事を企んだのは、黒い積層アバターだ》。
――――許さない。絶対に許さない。よしコロそう
クズどものISSキットを破壊した際に放たれた光が指し示す場所へGO
どうやら現実における『東京ミッドタウン・タワー』に相当する塔に本体が?
よっしゃー突撃じゃー
「《光年長城》」あぁ?
『六代目』の力ですら壊せない緑色の壁――
何者かの心意技に違いないですな
シルバー・クロウはその何者かと思われる2人組を発見!
邪魔する奴はMINAGOROSHIですぞー
「・・・・・・緑の王・・・・・・グリーン・グランデ」えっ
そこにいたのは、七王の1人と、緑のレギオンの幹部アイアン・パウンド
・・・・・・ついさっき、この場所のすぐ近くで、
緑のレギオンのメンバー2人がクズどもに嬲り殺しにされてたよね
なんでスルーしてたの?バカなの?
「そ、それは・・・・・・・・・・・・今は、大事の前ゆえ・・・・・・・・・・・・」ふぅーんレギオンの幹部『《六層装甲》第三席』サマにすると
メンバーが卑劣な手段で全損させられてもどうでもいいのかーへぇー
「・・・・・・・・・・・・お前に・・・・・・何が解る。我らが王が・・・・・・・・・・・加速世界のために、どれほどの時間を犠牲にしてきたか・・・・・・・・・・・・お前らが気楽に対戦を楽しんできたこの世界を、いったい誰が守り、維持してきたと・・・・・・・・・・・・」(。´・ω・)?
まぁお前らの話はどうでもいいんです
『仲間を守りもしないような奴ら』、有罪(ギルティ)!
『六代目』対アイアン・パウンド、ファイッ!
「・・・・・・《完全一致》」アイアン・パウンドは『プレイヤースキル』が反映されたアバターだったのだー
どうやら自身の能力と対『災禍の鎧』の研究を合わせて、
『六代目』にタイマンで勝つつもりらしいよ
その自信は確かな実力を伴ったものでした
緑の王は一切手出ししないままでアイアン・パウンドが優勢!
「・・・・・・これまで出現した五人のディザスターは皆、王たちが自ら出陣することで処理してきた。《レベル9サドンデスルール》のリスクを冒して、な。しかしそれは、王の衛兵たる我らにとってはこの上ない屈辱だ。今度こそ、我々・・・・・・いや、俺の手で災禍を止めてみせる。悪いが、ここで完全消滅して貰うぞ、シルバー・クロウ。貴様が、生まれたばかりの・・・・・・最弱のディザスターでいる間に」終了
――――最弱。
余計な挑発は負けフラグ、これがな
『六代目』が考え出した対策は――
――おい、《獣》。フツーに相棒やんけワロス
というわけで
「・・・・・・・・・・・《災禍》をここまで育てたのは・・・・・・多分、あんたらの拒絶と無理解なんだ」アイアン・パウンドは今度から無駄なお喋りを減らしましょうね
さて、前座は終了しましたな
アイアン・パウンドは否定してたけど、
今『六代目』の邪魔をするのは加速研究会側と思われても仕方ないんだが?
「・・・・・・もう少し待てば、理由が解る」キャアアアアシャベッタァアアアア
待ってられるかこらー
ええい面倒だ、ぶちのめしていけぇい!
「・・・・・・・・・・・・あの一撃を、涼しい顔で受けられちゃ、な・・・・・・・・・・・・」「きた!盾きた!」「ミドリ盾きた!」「これで勝つる!」
一撃打ち合わせた時、ハルユキは『記憶』を見ました
まかないきれない部分は、ハイレベルのリンカーが無制限中立フィールドに於けるエネミー狩りで支えていることになるのだが、それにしてもなぜそのポイントが加速世界に広く再分配されるのか、ハルユキはずっと不思議に思っていたのだ。加速世界が存続できていた理由
・・・・・・防御特化でこれできるぅ?
攻撃を盾で受けきれば削りダメージが発生しないなら可能ではある、のか?
寡黙キャラで来た緑の王から意味深発言盛りだくさん
もっとも、あくまでも一般プレイヤー、らしい
「・・・・・・我に与えられし権限は、其方と何ら変わらぬ。この首を落とされれば死ぬし、死ねばポイントを失う。ポイントが尽きれば、その時は加速世界から永久に消える」でもとても中の人が中高生には思えないよねぇ・・・・・・
一体何者なのか
お喋りしていたら、フィールドの『変遷』が起こり・・・・・・
その後、蘇生したアイアン・パウンドが妨害の理由を説明
「地下迷宮の・・・・・・ラスボス、だと? ――でも、地下どころか、ミッドタウン・タワーの天辺にいるじゃないか・・・・・・」シルバー・クロウは危うく『絶対不可侵領域』に突っ込むところだったのだ
「だった、と言ったろう。何者かが移動させたんだよ。恐らく・・・・・・ラスボスを調教して、な」
フィールドが特定の属性じゃないと攻略不可て、やっぱりクソゲーじゃないか(白目)
『変遷』待ちが空振りに終わった緑の王とアイアン・パウンドは離脱
残されたシルバー・クロウは――
「・・・・・・・・・・・・あと三日、か・・・・・・・・・・・・」帝城脱出を果たした今日こそ鎧を浄化出来ると思っていたのにな(´・ω・`)
ここで現実世界で黒雪姫先輩たちがニューロリンカーの回線切断
ハルユキは現実に戻りました
で――
自分がまだ自分でいられるうちに、決着をつけるのだ。黒雪姫先輩たちを自宅に閉じ込め、逃走
もうニューロリンカーを物理的に『BBプログラムごと破壊』するしか・・・・・・
ハルユキの奇妙な加速おしま
「・・・・・・通せま・・・・・・せん」( ゚д゚)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・は!?
(゚д゚)
ここまでで3分の1
以下リア充乙