天才とは努力し得る才だ、というゲエテの有名な言葉は、殆ど理解されていない。 努力は凡才でもするからである。 然し、努力を要せず成功する場合には努力はしまい。 彼には、いつもそうあって欲しいのである。 天才は寧ろ努力を発明する。 凡才が容易と見る処に、何故、天才は難問を見るという事が屢々起るのか。 詮ずるところ、強い精神は、容易な事を嫌うからだという事になろう。 「モオツアルト」 15-62 小林秀雄 (人生の鍛錬 P.118)
千住真理子に限らず、天才と呼ばれた音楽家(演奏者)の練習量はすさまじく、子供のころから毎日数時間はしている。 そういえば、卓球の 「 伊藤美誠 」 も、小さいころから長時間の練習をしているらしい。 ( 正直なところ、弱い自分に、ため息が出るばかり・・・ )