西アフリカぶるきなふぁそ親爺暮らし

2003年、50歳にて西アフリカのブルキナファソに渡りボランティア。歳月を経ていまではすっかりブルキナ親爺になりました。

親爺の道楽

2008-10-29 | Weblog
親爺の数ある楽しみの中でも一番の楽しみは・・・・・・。
 といいますと何となくもったいぶっているようですが、石鹸を作ることなのです。

 ここブルキナファソには沢山の良い石鹸を作る素材があるのです。

まず代表的なものはシアバターです。
 シアバターはカリテという木の実から取れるのです。
西アフリカに生息する木でブルキナファソのものは特に質が良いとされているようです。
食用はもちろん保湿効果が高いので肌に塗るといつまでもしっとりとしています。


それからビサップという赤と白のハイビスカスの花弁を乾燥させたもので赤は主にジュースとして、白は主に料理用にソースの材料として使われます。
その昔エジプトのクレオパトラも飲用していたそうな。
クエン酸が多く含まれていて飲んでもいいし肌に付けてもいいのです。 親爺はいつもウォッカに入れて飲んでいますのです。


それからバオバブの葉から得られる粘性のエキスで皮膚水分保持、皮膚表面に保護皮膜を形成する事により、肌に潤い、柔軟性、つやを与えます。
こちらではソースに入れて「ト」と言う葛餅のような食べ物にかけて食べますが、これがまたオイシィ~のです。


まだあります、黒蜜といってブルキナファソの蜂蜜は黒いのです。 ブルキナファソは年間平均降雨量は440ミリといいますがサバンナにある少ない花のあいだをミツバチが一生懸命に集めた蜜なのでとっても中身が濃い~のです。

 
親爺はれらの素材を組み合わせて石鹸を作るのです。
昨日はまるで魔法使いのジジ~のようにもくもくと石鹸を作る釜ををかき回していました。

 
1ヶ月後、石鹸は完全熟成されるのです。