西アフリカぶるきなふぁそ親爺暮らし

2003年、50歳にて西アフリカのブルキナファソに渡りボランティア。歳月を経ていまではすっかりブルキナ親爺になりました。

ナムさんの災難

2008-11-13 | Weblog
親爺の一番の酒飲み友達ナムさんは韓国人でブルキナファソで写真館の仕事をして約20年。

いつも電話で「ポンジュ~ル、イイタ~」と電話を掛けて来ては豚のグリルを肴にブルキナファソの地ビール「BURAKINA」を飲むのが日課となっております。

 そのナムさんが何時もなら5~6本は当たり前なのに少し前からビールの量が減って来たのでどうかしたのかな~と不思議に思っていましたところお尻の肛門様の近くにおできが出来たというのです。

以前からあったようなのですが少しずつ大きくなって親爺が見せてもらったときにはゴルフボール2個くらいに腫れていました。

そういえば歩く姿もカニの縦歩きの様していたので相当痛かったのではないかと思います。

 いつも逞しく豪快なナムさんはひどく憔悴しきって蚊の鳴くような声で「イイタ~、エスクチュコネ オピタル~」と電話がありまして以前から知っているところを紹介したのですがまた電話で「ラバ セ シェ~ル!」この期に及んで高いも安いも言ってはいられないだろうが~と親爺は思うのですが。

 しばらくして電話があり今度は少し元気な声で「デジャ クペ~」ということでおできを切って膿を出したとのことでした。

 少しして知り合いの町さん夫婦始め何人かと共に自宅にお見舞いに行くといつものニコニコ顔で出迎えてくれ「ビールでも飲むか~」と気を使ってくれさすがに親爺もナムさんの傷が治ったらまた一緒に飲もうとお断りしました。

 さすがに安心したのか「イイタ~、他の病院は安かったよ~」親爺も苦笑しながら「良かった~良かった~。」

以前はナムさんからの電話は少々恐怖が付きまとっていましたが電話がなくなると何となく寂しいものです。

早く傷が治って以前の豪快なナムさんに戻ってもらいたいと心から願う親爺です。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿