最近肩が痛くて困りまする。これはもしかして五十肩?
親爺は何でも食べる雑食性で特に嫌いなものはありません。ですから何でも栄養として体内に吸収しまする。ブルキナファソの食事は、というと大体ソース+米、スパゲティ、ト(粟やトウモロコシを粉にしてお湯で練ったもの)などです。日本のようにおかずがいくつも種類がありご飯と一緒に食べるのとは違い大体が一品料理です。
地域ごとにマルシェ(市場)があり入り口の近くにはチャパロ(ドローとも言う)といって粟を発酵させて作る地酒屋が何件か並んでいて、中に入るとたくさんの人たちが世間話をしながらカリバスというヒョウタンのお化けのような器でチャパロをおいしそうに飲んでいます。親爺もお酒は結構好きなので大きな素焼きのつぼの前にいる女将に注文すると手際よくカリバスに注ぎ込みます。周りの人たちは私のような外国人が市場でチャパロを飲むことはめったにないらしく、初めは皆じろじろと用心して見ています。私も始めのうちはみんなの視線を浴びて少し肩身の狭い思いを抱きながら飲んでおりますがカリバスが3杯目くらいになると親爺の本性がだんだん頭をもたげてきます。隣の若者たちが好奇心旺盛らしく頻りに何か話しかけてきます。「おい、中国人か?、中国の挨拶を俺は知っているぞ。ヒーホー(ニイハオ)だろ?」ブルキナファソの人から見ると、アジアの人は皆同じに見えるらしく、私が日本人だと言わない限りわからないのです。親爺もすかさず「お前はニジェール人か?」と聞くとムッとした顔で「いや、俺はブルキナベだ」と答えます。親爺も「俺は中国人じゃないジャポネだ」というと若者たちは少し現地語を話していましたが「俺はジャポンが大好きだよ。なぜって空手や柔道やトヨタはジャポンだろう」といわれると親爺もうれしくなって「そうだ、そうだ、それでは今日本で一番流行っていることを教えて進ぜよう」とカリバスにチャパロを並々と注がせて見てろとばかりに一気に飲むと若者たちはジャポネはすごい、と目を輝かせますので図に乗ってもういっぱいお変わり、そしてまた一息に飲み干すと若者たちは歓声を上げ、そこで親爺は「これをYicki(イッキ)と呼ぶ。お前達もやってみよ」と言うころには私もかなり酔いが回っていまして頭は宴会モードに達しております。 こうなったら若者たちに、とことん飲ませてやろうと思い女将にチャパロを注がせると「それイッキ、イッキ、イッキ、イッキ!・・・・」
こうして市場での宴会は盛り上がり、ふと気がついてみるとあたりは夕暮れにさしかかり、女将の顔を見ると今日は商売繁盛とばかりニコニコしながら次のカリバスに並々と注いだチャパロを手に次を用意しています。そして日が落ちたころにはもう皆が泥酔状態で、親爺もどうやって家までたどり着いたか知りませんが気がついたときには家の中の長椅子に寝ていました。あたりは真っ暗でまだ夜が明けていないので時計を見ると午後10時、確かさっきまで飲んでたと思い、のどがやけに渇いたので水を飲んでまた寝て朝になり、割れるような頭痛にさいなまれながら外に出ると近所の人が「一昨日はずいぶん飲んでたね~、大丈夫か?」え!、一昨日?、昨日じゃないの?。パソコンのカレンダーを見ると確かに1日飛んでいるということは1日以上寝ていたと言うことになりまする。
とたんに三日酔いも手伝って自分の至らなさに自己嫌悪に陥り、もう絶対にこのようなことはやるまいぞ、と心に誓うのですが、しかし何のことはない、また調子が良くなると心の中の戯れ虫が動き出すのでした。
親爺は何でも食べる雑食性で特に嫌いなものはありません。ですから何でも栄養として体内に吸収しまする。ブルキナファソの食事は、というと大体ソース+米、スパゲティ、ト(粟やトウモロコシを粉にしてお湯で練ったもの)などです。日本のようにおかずがいくつも種類がありご飯と一緒に食べるのとは違い大体が一品料理です。
地域ごとにマルシェ(市場)があり入り口の近くにはチャパロ(ドローとも言う)といって粟を発酵させて作る地酒屋が何件か並んでいて、中に入るとたくさんの人たちが世間話をしながらカリバスというヒョウタンのお化けのような器でチャパロをおいしそうに飲んでいます。親爺もお酒は結構好きなので大きな素焼きのつぼの前にいる女将に注文すると手際よくカリバスに注ぎ込みます。周りの人たちは私のような外国人が市場でチャパロを飲むことはめったにないらしく、初めは皆じろじろと用心して見ています。私も始めのうちはみんなの視線を浴びて少し肩身の狭い思いを抱きながら飲んでおりますがカリバスが3杯目くらいになると親爺の本性がだんだん頭をもたげてきます。隣の若者たちが好奇心旺盛らしく頻りに何か話しかけてきます。「おい、中国人か?、中国の挨拶を俺は知っているぞ。ヒーホー(ニイハオ)だろ?」ブルキナファソの人から見ると、アジアの人は皆同じに見えるらしく、私が日本人だと言わない限りわからないのです。親爺もすかさず「お前はニジェール人か?」と聞くとムッとした顔で「いや、俺はブルキナベだ」と答えます。親爺も「俺は中国人じゃないジャポネだ」というと若者たちは少し現地語を話していましたが「俺はジャポンが大好きだよ。なぜって空手や柔道やトヨタはジャポンだろう」といわれると親爺もうれしくなって「そうだ、そうだ、それでは今日本で一番流行っていることを教えて進ぜよう」とカリバスにチャパロを並々と注がせて見てろとばかりに一気に飲むと若者たちはジャポネはすごい、と目を輝かせますので図に乗ってもういっぱいお変わり、そしてまた一息に飲み干すと若者たちは歓声を上げ、そこで親爺は「これをYicki(イッキ)と呼ぶ。お前達もやってみよ」と言うころには私もかなり酔いが回っていまして頭は宴会モードに達しております。 こうなったら若者たちに、とことん飲ませてやろうと思い女将にチャパロを注がせると「それイッキ、イッキ、イッキ、イッキ!・・・・」
こうして市場での宴会は盛り上がり、ふと気がついてみるとあたりは夕暮れにさしかかり、女将の顔を見ると今日は商売繁盛とばかりニコニコしながら次のカリバスに並々と注いだチャパロを手に次を用意しています。そして日が落ちたころにはもう皆が泥酔状態で、親爺もどうやって家までたどり着いたか知りませんが気がついたときには家の中の長椅子に寝ていました。あたりは真っ暗でまだ夜が明けていないので時計を見ると午後10時、確かさっきまで飲んでたと思い、のどがやけに渇いたので水を飲んでまた寝て朝になり、割れるような頭痛にさいなまれながら外に出ると近所の人が「一昨日はずいぶん飲んでたね~、大丈夫か?」え!、一昨日?、昨日じゃないの?。パソコンのカレンダーを見ると確かに1日飛んでいるということは1日以上寝ていたと言うことになりまする。
とたんに三日酔いも手伝って自分の至らなさに自己嫌悪に陥り、もう絶対にこのようなことはやるまいぞ、と心に誓うのですが、しかし何のことはない、また調子が良くなると心の中の戯れ虫が動き出すのでした。
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