前回の自分に優しく他人に厳しいは
・顔が見えないコミニュケーションは要注意
・コミニュケーションをとる上で表情が大切
街を歩いていて
ふと、こんなことを考えます。
何の関わりをもたない人混みの中は
ただ疲れるだけですが、繋がりをもてる
人との出会いの場が増えるのはワクワクします。
しかし、繋がりが広がると、
自分の世界観も広がる反面、
消費エネルギーも半端じゃないですよね。
先日、初対面の方と仕事の打合せをしました。
その人は少しオドオドした感じの人で
第一印象は頼りなさそうな印象です。
案の定、説明も要領が悪く、
どこまで説明したかを私に聴いたりします。
まるでプライベートの私を見るようでした(笑)
彼の行動で生じた私の仏頂面は、
プレッシャーを与えるには
十分だったのでしょう。
さて、今回はこのようなコミニュケーションの
ズレが起こる原因を探ってみましょう。
下記の写真は「認知と行動のブラインドループ」です。
これはあなたと相手が対面している場合の
コミニュケーションを見える化したもので
この中の「行動」は表情や態度と考えて下さい。
「自分の認知」(相手の言葉や行動であなたが認知したこと)
↓
「自分の行動」(あなたが認知したことによって反応する行動)
↓
「相手の認知」(あなたの言葉や行動で相手が認知したこと)
↓
「相手の行動」(相手が認知したことによって反応する行動)
この流れが繰り返されるのが
あなたと相手とのコミニュケーション構造です。
活字で書くと難しいそうですが、
日常的に無意識の領域で行われている
コミュニケーションの基本ループです。
今回の例で言えば、
初対面の彼をAさんとします。
Aさんの話しを
私が訝しげな顔をして聴いていると、
Aさんは「自分の話しが難し過ぎるのだろうか・・」
「それとも内容に問題があるのだろうか・・」と
気をもみながら話しを続けます。
私はそんな不安そうな顔をしたAさんの
話しを聴いてもイマイチ説得力がないので、
私は仏頂面で、Aさんに質問します。
Aさんはそんな私の表情を見て
「やっぱり伝わってなかったんだ」と
Aさんは私の行動(表情)を観て想像します。
しかし、もし私が
人の話しを真剣に聴く時に仏頂面になるのが
癖だったとしたらどうでしょうか?
Aさんは、
「話しが下手だから仏頂面になってるんだ」
と勝手に思い込んで話しをすると
よけい、伝わることも伝わらなくなります。
どうでしょうか。
コミュニケーションはお互いが想像しながら
話しているので、一度、誤解が生じると
いっきに負のループに入り込んでしまいます。
ここでクイズです(^^)
下記の4つの認知と行動のループで、
「自分の認知」→「自分の行動」→「相手の認知」→「相手の行動」
自分自身が知ることが出来ないのはどれでしょうか?
答えは2つで、
ヒントは「自分の顔は解らない」がヒントです。
あなたの行動(表情・態度)は
あなた自身には観えません。
「こんな表情で話しているんだろうなぁ」
という想像の域です。
その、あなたの行動を観て、相手がどのように
認知しているのかも、あなたには観えません。
一般的なコミュニケーションは
双方が観えないところを善意で想像しているので
負のループになることはありませんが、
相手が観えないところを善意で想像できる
あなたの行動(表情・態度)も
大切ではないでしょうか。