最近、ジルに搭載されている1500W DC-ACインバーターのリモコンがまた壊れそうだ。
またというと、以前に一度壊れて修理したが、みてくれが悪かったので交換した。
それが壊れそう。
リモコンの押しボタンの部分に小さな穴が開いた。
確か、これを交換すると部品代だけで7000円くらいしたと思う。
最初は小さいがだんだん大きくなる。
この中にタクトスイッチと言って小さなスイッチがある。
タクトスイッチの耐久性的には今一で、頻繁に使う場所に向かない。
インバーターのリモコンをバラしたらこんな基盤が現れる。
このまん中下にある黒いのがタクトスイッチ。部品だけ買えば100円くらいなもの。
おまけで、基盤の裏側の画像もついでに載せておこう。
このモジュラージャックにインバーターからの線を差込む。
うちでは、最近はインバーターを使う頻度が、以前に比べるとはるかに高い。
電子レンジは朝夕使うし、エアコン、さらにはBSアンテナのモーターも100Vを使う。
それからするとこのリモコンスイッチがきゃしゃだし、スイッチカバーも薄い樹脂製で耐久性もなさそう。
きゃしゃなのがいいのは若い女性だけ。
取りあえず、壊れるまで上にテープでも貼っておこう。
これだけだとキャンカーネタとして物足りないので、インバーターの使い方を少々。
インバーターを使う上で一般的に言われていること。
・インバーターのオンオフ操作はインバーターのスイッチで行う。
・バッテリーにつなぐ一次側配線にスイッチを設けない。(脈流が流れて壊れる。)
・インバーター稼働中にエンジンを始動してはいけない。(突入電流で壊れやすい。)
・インバーターの負荷は定格を超えない。
と言われているが・・・。
キャンカーに搭載されている未来社の 1,500W インバーターは意外にタフ。
ボクは電子レンジを掛けるときはエンジンを回して、サブバッテリーの負荷を減らす。
しかし、それを忘れてサブバッテリーだけでレンジを動かして、慌てて気付いてエンジンを掛ける。
これまで数十回はそんな事を繰り返しているが、サブバッテリーが300Ahあるせいか、いまだにインバーターが壊れた事はない。
ただ、これが容量の小さいバッテリーだったら突入電流によってインバーターは壊れる確率が高くなる。
最近のバンテック車にはシグナルチャージシステムでサブバッテリーから逆流しない構造になっているので大丈夫だろう。
さらに、夏場などは、エアコンが動いているのに電子レンジを掛ける。
するとインバーターがオーバーロードで保護回路が働いて停止する。これも過去に何度もある。
壊れないのが日本メーカーのいいところ。
しかし、オーバーロードが短い時間に度重なると内部の温度ヒューズが切れて停止するかも知れない。
昔の外国製のインバーター(特に中国製)は、定格を超えて使うと簡単にFETが飛んだ。
おまけに内部の配線が細くて、連続定格がカタログ値の半分程度の能力しかないものも多かった。
最近は保護回路も付いているが、保護回路が用を成さない物もある。
話は違うが、アマゾン等で中国製の色々な電源が売られていている。
ボクもよくそれを利用するが、仕様をそのまま信じないほうがいい。
瞬間的には仕様を満足しても、連続使用できるものがない。定格の半分程度と思ったほうがいい。
今でも多いのが、ノイズ対策がおろそかでインバーターノイズをまき散らす。
最近はだいぶよくなってきたが、市場にはまだまだ変なものが沢山ある。
外見からは全く分からないので困ったものだ。
インバーターの一次側にヒューズを入れてはいけないと言う販売店がある。
インバーターの中にはヒューズが入っている。しかし、これは機器ヒューズであって配線のヒューズではない。
基本的にはバッテリーから出てすぐの所に安全上はヒューズを設ける方が望ましい。
バッテリーとインバーターの間でショートしたりすると、ヒューズが無いと大電流が流れて火災になる。
配線が短いので事故の確率が低いのと、大電流ヒューズもそれを入れるボックスも高価なので付けないだけ。
インバーターメーカーはどこも付けたほうがいいという。
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