昨日、車のサブバッテリーが原因とみられる事故が発生した。
その内容は次のとおり。
「新潟県上越市の上信越道で26日朝、舗装工事のパトロールをしていた男女2人が、駐車していた車の中で意識不明の状態で見つかりました。
2人は病院に運ばれましたが、死亡が確認されました。
~ 中略 ~
2人は25日夕方から26日朝まで、舗装工事のパトロールにあたっていたということです。
警察は、車の後ろに積まれたバッテリーから異臭がしていたことから、発生した硫化水素が原因の可能性もあるとみて、詳しく調べています。」
( BSN新潟放送より )
事故の原因がバッテリーとはまだ断定できないが、後ろに積んであったバッテリーから異臭がしていたとの事で詳しく調査中とのこと。
キャンピングカーは沢山のバッテリーを車内に積んでいる車も多いので気をつけたいと思う。
きちんとした充電方法で行うのは当然のはなし。
時々、バッテリーにソーラーパネルを直付けするのを聞くが、それは言語同断。
普通の鉛バッテリーを過充電すると水素ガスが出るくらいだが、古いバッテリーや液面が下がったものを過充電すると硫化水素が出やすいと言われている。
硫化水素ガスというのは硫黄と水素の化合物で玉子が腐ったような匂いがする。
温泉地や火山でもよく匂うあれ。
空気よりも重く、わずか数PPmでも匂うが、気をつけたいのはその匂いに慣れると麻痺して濃度が高くてもそんなに臭いとは思わなくなるから不思議。
数百PPmで重症化若しくは死亡に至る。
数百PPmというと高濃度に聞こえるが、気密状態の車内等ではすぐに上がる。
バッテリーを充電するときにはとかく充電器にまかせてしまうが、充電器が故障したりバッテリーが古くなってバランスが壊れると、どれか一つだけが内部抵抗が下がって過充電になる可能性も高い。
充電器は正常なのにバッテリーの一つだけに沢山電流が流れて過充電になってボコボコいうケースもある。
過充電は、充電器まかせにしないでタイマーなどで簡単に予防できる。
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