今回はLi Timeのバッテリースイッチの紹介。
バッテリースイッチと名の付くものは沢山あるが、中々まともなものが無いのが実際のところ。
このLi Timeのバッテリースイッチはかなり小型のものだが、ON/OFFの2つポジションタイプ。
HPの説明を引用すると、
「DC 12~48Vで定格電流275A、断続電流455A、瞬時電流 1,250Aになります。
取り外し可能な窓があり、ケーブルの接続には便利です。」
LiTimeでの実際の売価は4,000円くらいとAmazonなどで売られているものに比べると高い。
箱から取り出すとスイッチ本体、取扱説明書、ネジ類、加工用の型紙、スイッチの上に貼るシールが入っている。
Li TimeのHPから
REMOVEのポジションではツマミだけを取り外せる。
取付方法の違いによりネジを選択
実際に箱から出したらこんな感じ。
スイッチは69mm角なのでバッテリースイッチとしては小さい方の部類。
ツマミの頭に添付のシールを貼って使用する。
裏側のネジは10mmと太い。(定格電流275Aだから当たり前の大きさ)
スイッチを固定している4本のネジを外すと裏ブタが取れる。
スイッチは単純な構造でボルトの頭を銅板が回転して接触するもの。
スイッチの役目をする銅板の接点がこれまでの円と違って長方形で接点容量を稼いでいる。
この銅板の厚さは3mmで一般的なもの。
接点のボッチは幅が2mmで・・・
長さは約10mmくらい。
こちらは見た感じもほとんど同じでAmazonなどで一般的に売られているもの。
これも定格は同じDC 12~48Vで定格電流275Aとなっているがとてもそんな大電流にはもたない。
異なるのは銅板の接点形状が違う。
スイッチとなる部分は点でしか接触しないので、大電流が流れるとかなり発熱する。
その熱を銅板の厚さと大きさで吸収させるものだが、電流が大きくなるほど、時間が長くなるほど加熱する。
この手の物は電子レンジなどで短時間しか使わないのであれば150A程度の電流でも持つが、エアコンなどの長時間大電流の機器には向かない。
新しいうちは内部のグリスも効いているが年数が経つと導電グリスも劣化して接点が酸化し接触抵抗が大きくなってバッテリースイッチとしての機能を維持できなくなる。
使っていて何となくおかしいと思ったらスイッチを疑うのもありだと思う。
Li Timeが接触面積を稼ぐために広くしているのは理解できるが、それでも定格電流275A、断続電流455A、瞬時電流1,250Aというのは少しオーバーで、中国あるあるである。
連続的に使用する場合は数十アンペアがせいぜいだと思った方がいい。
それでも上記の物に比べると接点容量をある程度は稼ぐことが出来ると思う。
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ちょっとでも安く買いたい人にはオススメです。
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