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Li Time 200Ahのセルの電圧バラツキは?

2023-03-15 |  サブバッテリー

今回はちょっと技術的で一般的にはまったく面白味のないものだが、バッテリーセルやBMSの性能を語るうえでは外せない。

 

以前LiTimeの200AhのLFPにバッテリーを分解したときにセルメーターを取付けた。

セルメーターというのは、バッテリー内部の各々のセルから配線してセルの電圧を測るもの。

使っていくうちに、バッテリー内部のセルがどんなふうに変化するのかを細かくチェックできる。

BMSによってはセルの電圧を読めるものもあるが、このようなパッケージ型ではセルの電圧までは読めないのが普通。

バッテリーのセルは一般的にはある程度電圧がバラついていても極端に違わなければ問題はない。

 

この200Ahのバッテリーを取付けてからは、キャンカーの全ての電源はこれから取って入れっ放しにしている。

毎日充放電を繰り返すことによって、バッテリーや内部のセルがどのように変化するかをつかむのが目的。

 

 

減った電力はソーラーパネルから充電する。

充電はこのソーラーパネル (710W) からだけ。

ソーラーで充電するとバッテリーに入る電流がゆっくりなのでセルバランスが整いやすい。

午前中はそばにあるハム無線の鉄塔の影であまり発電しないが、午後からは大丈夫。

 

 

コントローラーは60Aのもの。

 

 

室内電力と冷蔵庫は温度設定を3にして入れっ放しにしている。

冷蔵庫に入っているのはビールがほとんど。 

 

 

 

キャンカーに積んだときのバッテリーセルの電圧バラツキ。

充放電を繰り返していくうちにバラツキは減少した。

2月27日 セル ① 3.484V  ② 3.517V  ③ 3.518V    ④ 3.615V   バラツキ 0.131V   BT電圧14.13V

3月  3日 セル ① 3.530V  ② 3.538V  ③ 3.537V    ④ 3.630V  バラツキ 0.100V    14.23

3月  9日 セル ① 3.551V  ② 3.547V  ③ 3.543V    ④ 3.595V  バラツキ 0.052V    14.23

3月14日 セル ① 3.572V  ② 3.566V  ③ 3.566V    ④ 3.571V   バラツキ 0.006V    14.27

 

どんなバッテリーでもセルのバラツキは生じるが、バラツキがあまり大きいと結果的にバッテリー容量が少なくなる。

 

3月14日の満充電後のメーター値

 

 

バッテリー電圧 14.27V

 

 

4つのセルのバラツキはこの時点では5mV

 

 

セル①の電圧 3.572V

 

 

セル②の電圧 3.566V

 

 

セル③の電圧 3.566V

 

 

セル④の電圧 3.571V

 

 

電源を入れっ放しで冷蔵庫を動かしているので、一晩に40A程度は消費している。

翌日は減った40Aをソーラーが満充電する繰り返し。

 

 

当初はセルの電圧バラツキが少しあったが、これは連続放電テストなどで過酷な使い方をしたせいかもしれない。

このバラツキも毎日繰り返し使っていくうちに減少した。

今後、普通に使えばセルのバラツキは、この程度良好な値を維持すると思われる。 

 

 

 

LiTime はこちらから 

 

 

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6 コメント

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Unknown (フィッシャーマン)
2023-03-15 08:47:27
一つ教えて下さい。
フィッシングボートで使うのにアリエクスプレスで買ったリン酸鉄リチウムバッテリー100Aを使っていますが、最近充電完了しても27V程度しかなりません。
前は釣りに出ても夕方バッテリーは使えましたが、今は3時くらいには空になります。
残量が少なくなった気がしています。
購入したときには29Vくらいまで充電できていましたが、バッテリーが劣化したのでしょうか。
何か対策があれば教えて下さい。
宜しくお願いします。
返信する
二刀流 (まるは)
2023-03-15 09:04:29
うなぎ さん。

西宮の執務室から、おはようございます。
早朝4時から、いつも通りの「修行僧」です。
大谷翔平君の活躍・・・二刀流・・・凄いね。

二刀流に関して、「まるは発電所」は現在使用中のポタ電へのケーブル以外にRENOGY社から6.06mの片方MCコネクターのソーラー延長ケーブルを入手済み・・・目的がある・・・ハイエース特装車が終焉のあと、コントローラーに接続し大容量「蓄電池システム(リン酸鉄リチウムイオン電池)」に役立てて、執務室とスタジオの自給自足の電力確保です。

ALL POWERのポタ電で「400Wと350Wのソーラーパネル並列接続」された実証実験ではパネル電圧差が起因し、電圧の低い方へ流れるのを逆流防止のダイオードで充電ロスの計測結果も出ている。

「まるは発電所」はいずれ、マンション南側ベランダには最低でも400Wソーラーバネルにする予定。

業務で駐車場屋根上に50kWの太陽光パネル設置の自家発電装置に関与しています・・・大手のエクステリア会社からの依頼・・・発電はしても、ケーブルと蓄電で工場で用いる「特別高圧」とは別にまた「蓄電装置の格納建屋」が必要です。

沖縄県・宮古島市役所も実践中で8億円の総投資に1,500万円の節電・・・ペイに程遠い。
返信する
Unknown (Furuta)
2023-03-15 16:10:37
こんにちは初めまして。
記事を読んでいて少し分からないのは、セルのバランスが壊れる原因は何でしょうか。
もしセルのバランスが大きく崩れたときの対処方がわかれば教えてほしいです。
返信する
フィッシャーマンさん (うなぎ)
2023-03-15 18:02:31
28Vの100Aとはかなり大きなものですね。
バッテリーそのものの劣化ではなく、セルバランスが崩れているのではないでしょうか。
LFPを空になるくらいまで使うとセルバランスが崩れやすいので、バッテリー残量が20%程度までで充電するほうがいいと思います。
セルバランスが崩れるとある一定量までは入りますが、それ以上はセルか電圧暴走してBMSが働きストップはます。
対策としては、セルを取出してセルバランスを取るか、バランサーを取付けて様子を見るのがよさそうです。
返信する
まるはさん (うなぎ)
2023-03-15 18:03:02
WBC見てますか。
私も見てますが、大したものですね。
同じ日本人とは思えなです。

私のところでもソーラーパネルは数枚ありますが、どれも実験用です。
電気代はどんどん上がってますから、今後は少し自宅の電気代軽減に寄与する方向で考えないといけませんね。
返信する
Furutaさん (うなぎ)
2023-03-15 18:03:43
セルバランスが壊れる原因は、
BMSのバランス機能が不十分、セルそのもののバラツキ、深放電まで使用、満充電をしない、充電電流が多すぎる、LFPの充電器を使ってない等です。
セルのバランスが大きく崩れたときの対処方は、全てのセルを並列にして3.65Vの電圧を掛けます。
すべてのセルが同じ電圧になるまで放置して揃えます。
バランサーを取付けてもよいと思います。
返信する

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