ジルとうなぎの 風に吹かれて気ままにキャンプ

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メンテしたFFヒーターがトラブル ?

2023-02-25 |  トラブル 

先日、キヤンピングカーで旅行中の友人からの相談。

昨年にビルダーでFFヒーターのオーバーホールを行ったのに今年も何となく調子が悪い。

キャンピングカーは新車で購入して9年経って、FFヒーターが時々うまく点かなくなったので昨年の夏にメンテに出した。

ヒーターを降ろしてきれいに掃除したのに、どうもまた調子が悪い。

 

その話を聞いて、ピンと来たのは多分バーナースクリーンを交換してないのではとの疑問。

ベバストのマニュアルではちゃんとした使い方では2,000時間毎を目安にオーバーホールするようになっている。

サブバッテリーの電圧が低くて、しょっちゅうエラー表示が出るような使い方をすると内部にススが溜まる。

普通の使い方して、エラー表示が出たらそろそろOH時期かも。 

 

 

ベバストのFFヒーターは小型ながらよくまとまっている。

そのトラブルの主な原因はバーナー内部がススやゴミで汚れて失火すること。

 

 

掃除後の燃焼室内部。

バーナーがうまく燃焼しないと、ここにたくさんススが溜まって配管にもススが付着して詰まる。

 

 

これがバーナー本体。

左側のパイプから燃料が送られて来て、内部のバーナースクリーンに浸み込んでイグナイタで着火する。

 

 

バーナー筒を外した状態。

筐体、バーナー本体はステンレスなので薄く錆びているが磨けばきれいになる。

ここでFFヒーターを分解したらバーナースクリーンだけは交換する。

国内で入手するのは難しいので、アリエクで中国製のバーナースクリーンを買えば1000円以下で買えるし、

ベバストの純正が良ければ ebayで3,000円くらいで買えると思う。

 

 

バーナースクリーンだけを取り出したもので上の裏側。

窒素酸化物の塊でカチカチ。

 

 

バーナー本体からバーナースクリーンを取り出したもの。

バーナー本体の穴から燃料が出てバーナースクリーンに浸み込む。

バーナー本体の横長の穴はイグナイターが入って、これが赤熱して着火する。

 

 

新しいバーナースクリーンを取付けた。

穴に見えるのはイグナイター。

FFヒーターのスイッチを入れたら、初めに十数アンペアの電流が流れるのはこのイグナイターを赤熱させて燃料に着火するため。

 

 

国内では、バーナーアッセンで交換することになるかも。

この部品代だけで12,000円くらいすると思う。

 

 

FFヒーターを取り外すのは時間もかかるし、かなりの仕事になるので一度降ろせば最低でも7~8年は扱いたくはない。

5年以上乗っているキャンカーのFFヒーターがトラブって分解する場合、掃除だけで済ませないでバーナースクリーンも交換する。

ビルダーにメンテをお願いするときには、バーナースクリーンを交換する事を忘れずに言おう。 

自分でメンテする場合はこちらをどうぞ。

 

 

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コメント (15)
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