今回、Li Timeのリン酸鉄リチウムバッテリーのテストで使っている充電器。
これもLi Time製 (Ampere Time ) で充電電圧はDC14.6Vで電流容量は40Aの少し大きなもの。
実売価格は32,000円程度とリン酸鉄リチウムの充電器としては比較的に高価な部類。
昔のリニア電源だったら大きなトランスが入ってかなり重かったが、
最近はスイッチング電源になって小型で軽くなった。
電流容量が40Aと少し大きめなので、バッテリーとの接続はネジ止めで、アンダーソンコネクターの50Aが使われている。
アンダーソンコネクターは接続が簡単で大電流が流せる工夫がされている。
もっと大きなものは、電動のフォークリフトの充電用コネクターとしてよく使われている。
コネクターはどちらも同じものが使われていて、オスメスの区別はない。
この充電器もケーブルの外皮が太くて硬くて取り回しが悪い。
中国製あるあるで、芯線は細いのに外皮がやたらと太いいつものあれである。
充電器の側面に入力は100~240V、出力は14.6V 40Aの表示がある。
充電曲線としてはほぼ一般的なもの。( 説明書から抜粋 )
実際に充電器で、200AhのLFPを充電している様子。
フルパワーの40.7Aで充電中。
充電器内部にファンが内蔵されているので充電中はファンの音がかなりうるさい。
200Ahのバッテリーを充電するにはバッテリーがカラだと5時間程度かかることになる。
フルの40Aで充電すると充電器から出たケーブルが暖かくなる。
充電器の表示は、充電電流、電圧、そして容量 (バッテリーに充電された容量) が切り替わって表示される。
充電が完了すると自動停止するようになっているので、放置していても大丈夫。
参考としてこの12V 40Aの充電器の概要をHPの説明で紹介。
Li Timeからはこの4種類の充電器がある。
各種保護機能があるのはかなり助かる。
バッテリー充電器はショートさせたり、うっかり逆につないだりして壊しやすい。
出力過電圧保護、逆極性接続保護、加熱保護、出力短絡保護があるので大丈夫そう。
パッケージ内容としては、充電器本体にACコード、DCコードに説明書。
バッテリーに充電するときは、いつもテスターをつないで電圧を読むが、これは電圧と電流、そして容量がデジタル表示されるのは助かる。
容量というのは充電しはじめて何Ahバッテリーに入ったかを数字で表示してくれるので便利。
この充電器はリン酸鉄リチウムバッテリーの充電器なので、
低電圧でBMSが閉じてしまったものでも対処可能。
大容量のバッテリーには便利な充電器だが、40Aで充電するので100Ah以下のLFPには 電流が多すぎるので少し注意が必要。
14.6Vの充電器でバッテリー電圧が14.3~14.4Vにならずに充電が停止する場合はセルバランスが取れてないことが多い。
この充電器は最終的に14.6Vで充電するので、JDLのBMSの設定でセルの電圧上限が3.65Vだと、セルのバラツキが大きいとFull Voltage over protectで入力が遮断される場合があるが、その場合はBMSのセルの電圧上限を3.70Vに上げればいい場合もある。
市販のパッケージ型LFPのBMSのセルの上限電圧は多くが3.7V設定である。
Li Time 製品レビュー一覧
★ LiTimeの12V 200Ah PLUS リチウムバッテリー
★ Li Timeの200AhLFP の1KW連続放電テスト
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