バラナシ2泊し、パトナへ移動。
婿殿のご両親は最終日もバラナシの寺院に参拝したらしい。
出発は正午前となったが、バラナシのホテルを出発。このタイミングで自分らもガートに行けばよかったと思ったが後の祭り。機会があれば行ってみたい。
喧騒とクラクションと無法地帯の道路をドライブ。
ハイウェイでトラックの間をすり抜けて、ジェットコースターみたいに進んでいく。
インドのスピード違反取締について婿殿がしゃべった内容を娘が通訳してくれる。
正直、ドライブが一番苦痛だ。後部座席にいたが、シートベルトは使えず、サーカスのような運転で事故があれば間違いなく即死。気が休まる暇がない。
パトナ市街に入る前に、チャイをご馳走になった。マサラチャイはこうやって作るのだな。
スーパーでマサラチャイの粉を買って日本で飲んでいるが、大変参考になっている。
パトナのホテルに到着。入家の儀式をしないと婿殿の家には入れないそうで、この日も娘はホテルへ宿泊。
ビハール州は禁酒法が制定されており、ホテルではアルコール飲酒不可。
夕食はテイクアウトのマトンの壺煮カレー。娘は婿殿の実家で、ベジタリアンの食事を食べ続けなければならないので、肉が食べたいといって婿殿と一緒に屋台に行きテイクアウトしてきてくれた。
娘は上手に手でカレーを食べていた。
入家の儀式
翌日の朝、婿殿の家に行って入家の儀式。
玄関の花等飾りは婿殿の父が飾ったそうだ。
入家の儀式でとった娘の足跡はずっと家に残すそうだ。
入家の儀式が終わったあと、新郎新婦でコインとりゲーム。ボールの中に入ったコインを合図とともに探して先にとったほうが家庭でイニシアチィブをとれるらしい。つまり亭主関白かカカア殿下を決める儀式(ゲーム)らしい。3回勝負で、おそらく娘が勝利したものと思われる。負けず嫌いの婿殿の一面が見れて楽しかった。
婿殿の実家で、娘の名前の由来を説明した。写真入りで説明したら、婿殿の祖母は笑っていた。インドでは、魚の名前を子供につけたりはしないのだろうな。
婿殿の名前の意味は「家なし」ファミリーネームはなく、苗字の部分は「太陽」という意味だそうだ。婿殿の父上の説明では、家無しは、世界が家であるから。セカンドネームはそれを照らす太陽だということだった。婿殿の父上の名前は「空気」どこにでも存在するものという意味があるそうだ。
インド北部の家庭料理
家庭料理を何度もご馳走になった。外食のインド料理はスパイスがきつく、お腹の調子が悪くなる一因となっているようで、正直2度とインドには行けないと感じていた。
婿殿の実家はベジタリアン。ベジタリアンの食事は物足らないかもと思っていたが、そんな事はない。家庭料理はスパイスで食材の味を生かすようにつくられており辛くなくとても美味しかった。日本食も食材の味を生かすように工夫されているが、インド北部の料理も同じだと感激した。
チャパティとヨーグルト味のカレー?
全粒粉で作られたチャパティはとても美味しい。
リティー(団子)はギー(バターオイル)をかけて食べる。ビハール州のローカルフードらしいです。これも美味しかった。
インドの家庭では、来客があるとデザートを出すようです。
ナッツをドライフルーツから抽出した液で固めたもの。これ最高に旨い。
植物性のクリームの中にドライフルーツやナッツをいれて食べる。
レストランで食べる食事が辛かったので、異国から来た我々のために薄めに作ったのか?と婿殿に尋ねたら、家庭料理はそんなものですと聞かされた。インドの家庭料理最高です。
混沌のインド旅行は続く。