Canal'sブログ

http://yachtman.mydns.jp の補助として使用しています。

カートップ・ボート(カヤック)の検討と準備(艇を何にするか?編)

2021-02-15 | ハンターカヤック2HP

先にキャリアを考えたものだから、載せる艇は限定されるかもしれない。艇を決めてキャリアを考えるべきだったかもと思ったが、ある程度候補を決めていたし、キャリアの内寸に合わないものも積む方法があるかもと、キャリアを先に決めたのであった。

所詮軽乗用車なので、小さくて比較的短い艇しか乗らない。重たいのも嫌だ。安全性も高めが良いが、小さい、短い艇とは相反する。嫁さんには「カヤックを買う」と言った手前、あまりにもボートしてると、買った後離婚とか言われかねない(たかがそれだけのことで、離婚したけりゃすりゃいいやんとも思うが)

そう考えつつ候補を絞っていった。

 

候補1:SPORTYAK245(BIC245)

比較的安くて、比較的軽い。乗っている人多数。情報も多い。ドーリーもついている。

昔は確か10万円しなかったよね?と思いつつ、中古を探すが、中古も新艇もそんなに変わらない。

浮沈構造で安全性も高いが、船外機を載せると、後ろ側が沈みがちになり、フロート必須だが、フロートは自作するしかない。幅は120cm。キャリアの内寸ギリギリに入る。一番候補とした。

 

候補2:オーガニックボート プチボーイ

FRPボート。沖縄のDASHというボート屋さんでは、擬装用プチボーイにデッキを着けたような仕様で販売されてる。私もそれに準じてデッキとサイドフロートを着けたらどうかと考えた。メーカーも家からそんなに遠くない。

幅はキャリアの内寸に合わないので、工夫が必要である。工夫できないことはないが、ちょっと無理がありそう。

価格はオプションをつけると、ちょっと高め。そして、カヤックとはいえないのはデメリットか(^^;

 

候補3:ディスカバリー・コンパクトカヤック

軽バンの中に搭載できるサイズ。そして軽い。安い。ただ、それだけ海上での安全性は劣るはずだ。海では長さがまずモノを言う。

2021年バージョンは幅が広くなり、サイドフロートの取り付けが簡単になった。そしてトランザムにボルトが使え、2馬力用のトランザムを自作するのも考慮されているみたい。

軽さは本当に魅力で、どこからでも出艇できる。

 

候補4:ハンターボート

軽でカートップできる最大サイズは3mと思っているので、これがベスト。幅が110なので、キャリアの内寸にも合う。少し重たく頑丈。オプションのサイドフロートや運送賃が高い。

知人が持っていたので、Lineメッセージで色々と教えてくれた。知人は巨大なサイドフロートをつけていたが、それでも安定性はゴムボートに劣るとか。ゴムボート優秀だけど、メンテがねぇ。

船底がフラットに近いのがちょっと気になる。小さいボートはカタマラン型の船底が多い。

候補5:ハンターカヤック2HP

最近発表された、2馬力船外機を積めるカヤック。まだ情報が少ないが、ユーチューブに映像がアップされているのを見ると、軽快で早いし、それなりに安定性もある。長さも280cm。すこし重たいがBIC245と同等。剛性も浮力も候補3のカヤックに比べてかなり高そうだ。サイドフロートもよいが、値段がかなり高い。自作できないかなぁと思うが不器用だし道具もないので厳しいかも。

 


カートップ・ボート(カヤック)の検討と準備(キャリア編)

2021-02-15 | ハンターカヤック2HP

カートップ・ボート(カヤック)を購入するために、まずは何をしなければならないか考えた。

通販で買うにしろ、ヤフオクなどの個人売買にしろ、カヤックを置いてある所から自宅に持ち帰ることが必要である。通販の場合、営業所留めが一般的のようで、自宅まで配達はしてくれない。お金を出せばしてくれるのかもしれないが、運送料の方が高くなるだろう。

カーキャリアを検討することからはじめた。

まず真っ先に考えたのが有名メーカー、INNO、THULEである。オンラインカタログを見るが、種類も多く、オプションを増やすと価格も高い。そして重たいボートやカヤックを載せるには華奢なイメージもある(そんなことはないのは実績が物語っているが)。

カヤックを載せずに遊びに行くときは、荷物も載せたい。それも手軽に、面倒くさくないのがよい。つまりルーフボックスやルーフラックを外したり着けたりするのは避けたい。それらを外しているときに場所を取るのも嫌だ。そんなことを考えながら、愛車エブリィを見てふと考えたのが、業務車両によくついているプロフェショナル用。脚立や長尺の道具や材料を載せている場面をよくみる。業務用ルーフキャリアで考えることにした。

安くて強度もあり、組み立てが簡単なものをgoogleで検索すると、まずヒットしたのは精興工業株式会社さんのTUFREQ。エブリィに合うものは2万円台後半で買える。よし、これにしようと、精興工業株式会社さんにメールで内寸をお尋ねしたらすぐに返事がかえってきた。メールにはボートを載せるので、内寸が知りたいとお尋ねしたが、内寸の回答に合わせてボートを載せるのは絶対にお止めくださいと書いてあった。ボートを載せる設計になっていないとのことだ。しかし荷重は50Kgまでだし、仕様に合えば問題ないだろう、自己責任でと考えTUFREQにすることに決めた。

TUFREQをアマゾンに発注し、到着。一人でマニュアルを見ながら組み立てたので、時間はかかった。概ね2時間程度。マニュアルは懇切丁寧に細かいところまで書いてあるし、寸法と手順さえ間違えなければ、本当に簡単だ。

近くにいた知らない人の手を借りながら(^^;、TUFREQをエブリィの天井にのせて、次はボート、カヤック用に一工夫。それなりに重量がある艇を選んだ場合、積み込み方法を考える必要がある。艇をキャリアに立てかけて、押してルーフの上に乗せるのが一般的で道具もいらず簡単な方法みたいだ。TUFREQの側面は荷物をはみ出させないために、立ち上がりのバーがついているが、思ったより強度がなさげ。後ろからカヤックを立てかけるには、バックドアに当たってしまう。収縮できるエクステンダーをイレクターで自作することにした。

イレクターは初めて使ったが、色々なパーツもあり、パイプの強度もそれなりにある。パイプの断面を見ると、皮膜も厚い。パイプカッターでパイプを切って作ったのが、以下の写真。

イレクターパイプの直径は28mm、TUFREQのバーが23mmなので、TUFREQ側にゴム板を巻き付けスペーサーとし金具をつけた。六角レンチで緩めれば、エクステンダーは伸び縮みする。

縮んだ状態。ゲートはギリギリ当たらない。

カヤックを載せる際に、カヤックに傷をつけたくないし、滑りが悪いと載せるのも大変だ。当初、ボートが当たるパイプに塩ビパイプを被せて、回るようにしつつ傷を防ごうと考えたが、ふと思いついたのが、散水用ホース。回りはイマイチだし、そんなに滑らないが、傷を防ぐ効果は高いし、走行中に音もしないだろう。

ボートがあたりそうなパイプには散水用ホースを被せてみた。

これで、たぶんカヤックやボートを載せることができるだろう。


カートップ・ボート(カヤック)の検討と準備(嫁さんの説得編)

2021-02-15 | ハンターカヤック2HP

係留可能なマイボートを手に入れるべく、家族(嫁さん)に相談したり、中古艇を見にいったりと、とりあえず検討はすすめてきた。

ただ、家族の猛反対があり、かつ新艇を手に入れるには若干予算不足でもあり、今のところとん挫している状態だ。

家族の猛反対が一番の壁で、船を買ったら離婚するとおっしゃる。マイボートを買うため、長年続けてきたヨットの共同オーナーからも抜け、お金も借金せずに購入可能な船を選ぶ、維持費負担にならない小さなボートを選ぶと、説得したが、買うというと、ヒステリーをおこし、1週間は口をきいてくれず、毎日不機嫌な顔をみなければならない。

友人に相談すると、こっそり買えとか、離婚しろとか、無責任なアドバイスしか返ってこないが、こっそり買って運用するのもありかもと、思わないでもない。ただ、ボート購入資金のヘソクリがバレてしまっているので、口座から金がなくなると、まず詰め寄られるだろう。いまのうちに違う口座を開いてヘソクリを移す手もあるが、それもバレると不自然。どうしたものだろう。

まったく先が見えない状況で、先日長男の誕生日のお祝いしている最中に「カヤックでも買って遊ぼうかな?」と、機嫌を損ねるのを承知で言ってみたら、長男は「今のタイミングでまたお母さん怒らせるん?」とビビった様子。そう、家にいる長男は、何度も修羅場を見ている。嫁さんのほんのり酔っ払った顔色を見ると、いつものように笑顔。あれ?能面になってないぞと、凝視するが、にこやかな顔のままだ。買っていいとも、悪いとも言わないので、黙認という意味だろう。

しまった、ボート買うといえばよかったかも?と少し後悔したが、ボートという単語に過度に反応する可能性があるので、控えてよかったのかもしれない。

無知というのは怖いものだ。ボート購入の一番の反対理由は安全性だが、カヤックの方がよっぽど危険である。危険とかいうと、猛烈に反対されるのはわかっているので、嫁さんの矛盾はつかなかったが、反対される側としては、納得できない。しかし、小さな一歩が踏み出せるのであればと、カートップのカヤックを買うことを決心した。翌日嫁さんから、「危なくないの?沖に出ないよね?」と危険性に気付いた問いかけがあったが、海岸の際でしか遊ばないよと言って納得させた。