結婚式はvindhyachalの寺院で執り行われる。
臨時雇いのドライバーさんの運転で、婿殿ご両親の車(トヨタのランクル)に乗って、8時間程度かかるそうだ。
インドの道路交通事情は最悪で、渋滞、ルール無用、クラクションと、日本人はまず運転できないだろう。インドの裕福層も自分で運転せずドライバーを雇っているみたいだ。ルール無用といっても一定のルールはあるようで
・クラクションと大声でコミュニケーション。
・車の鼻先を突っ込んだら優先権(当然歩行者優先はない)
道端は屋台や駐車車両がひしめく道路事情でも重大な事故を見ていない。混沌の中でも一定の秩序があるのだろう。
臨時雇いのドライバーさん、英語は理解できないが、礼儀正しく、我々の事をサポートしてくれた。長い時間拘束する条件にもかかわらず1日の賃金が1,000ルピーというのも驚いた。それでも高いほうらしい。
パトナの街中も渋滞しているが、郊外に出ても酷い。郊外でもクラクションと喧騒にルール無用。渋滞を回避するため抜け道に入る。
抜け道はレンガの家が建ち、昔ながらの生活をする人もいる。
牛糞を壁につけて乾燥させて燃料に使う。香草を混ぜて虫除けとしても使うそうだ。
牛糞がたくさんある環境でもさほど匂いは気にならない。乾燥牛糞の上に服や布を干しているのにも驚いた。
長い移動時間なので、ガソリンスタンドに寄り燃料を補給したりトイレを利用する。
舗装されていないガソリンスタンド。
インドの有名な映画「RRR」でも出てきた消防用のバケツ。映画では水だったが、ガソリンスタンドでは砂が入っていた。
バスは満員で、屋根にも人がのっている。
貧困層が乗る公共交通機関はどれも人が多く、電車も人が溢れている。
電車も指定席を使えばそれなりに快適なのかもしれない。婿殿の姉夫婦は電車でデリーからやってきた。
道中昼食をとることもなく、屋台でフルーツを買い車内でたべたり、ココナッツジュースを飲んだ。
ココナッツジュースは屋台で鉈を使って切ってストローを差込み飲む。
飲んだあと、鉈で実を割って果実を食べる。
渋滞はクラクションと大声で他のドライバーと調整し切り抜ける。
vindhyachalに到着したのは夜遅く。
今日は寺院のゲストハウスに宿泊。外見は綺麗なホテルだが、中は相変わらずのインドのホテル。
チャイのサービスがあった。チャイは素焼きの使い捨てカップで提供されることが多い。