結婚式終了後、観光でバラナシに移動。
娘に「次はどこに行くのか?」と聞いても「古い寺院がある都市」としか教えてくれない。観光にもあまり興味がないようで細かく聞いていないようだ。
車で4時間ほどかかって到着したのはバラナシ。
宿泊先は、Hotel Castillo。現代的な高層ホテルで1Fフロアにはケンタッキーもある。
あまり寝れず疲れもあったので、部屋で食事。オーダーも婿殿にお願いした。ようやくベジタリアン終了なので、肉が食える。バラナシは禁酒法はないので、メニューにアルコールもある。
インドのビール。炭酸は弱くアルコール度数は高いのを選んだがたいしたことはない。フルーティなフレーバー。
このホテルはトイレと浴室が別でよかった。
朝はレストランへ。7時から食事がとれると聞いていたが、7時ちょいすぎにレストランに行くと誰も客はいない。ビュッフェ方式だが料理は容器に入っていない。
コーヒーを頼んで料理ができるのを待っていると、女性客が来て「まだ料理ができていないのか?」と従業員を叱っていた(ようだ)
ここでようやく日本人らしき人を見た。パトナやvindhyachalでは日本人を見ることはなかった。
観光(参拝?)でカーシー・ヴィシュワナート寺院へ。どこに行くのか聞かされていなかったので、到着してはじめて寺院だと分かった。バラナシといえばガートだと思っていたので、予想が外れた。
婿殿は敬虔なヒンズー教徒ではなく、汚く人が多い寺院に行くのは嫌なので、ずいぶん前から両親に「行かない」と伝えていたようだ。婿殿の両親から娘に婿殿を説得してくれと頼まれたそうだが、できないと断ったそうだ。なので、婿殿不参加で寺院に行くことになった。
車を寺院近くに駐車して徒歩で寺院へ。
参道はとてつもなく人や車、オートバイ、人力車が多い。
婿殿の祖母は足が悪いので、車いすを押すサービスの人をその場で雇い寺院まで連れていった。祖母は「そんなものには乗らない」と抵抗されてたのが日本とは変わらないなぁと思った。
カーシー・ヴィシュワナート寺院にはすごい行列ができている。婿殿の叔父が警備をしている警察と知り合いなのか、行列をパスして中に入ることができた。行列を並んでいたら1日かけても中には入れないようだ。
行列をパスし、厳重なセキュリティゲートに到達すると、バッグは持ち込めないという。スマートフォンもダメらしい。婿殿の義兄がバッグを預かってロッカーを探し格納してくれたからなんとかパスできた。
スマホを持ち込んでいた人もいたが、どうやってあのセキュリティをパスしたのだろう。我々グループは誰ひとりとしてスマホを持ち込めなかった。
寺院の中に入ると、武装した警官もいる。猿や牛もいる。
寺院内は参拝する場所はいくつか点在しているが、黄金の塔の中にある聖域(聖水がある)ところが核心の場所らしい。大勢の人が並んでいたが、警察の先導で我々は行列をパスし、黄金の塔の中に入った。行列に並んでいたら、とても参拝はできなかっただろう。
ミルクが混ざった聖水の中に赤い花びらが浮いている。婿殿の父親は、その聖水に頭をつけようとして係員にどなられながら制止されていた。ヒンズー教徒にとっては、とても大切な場所であり、聖水なんだろうと思った。
はやく出るように促され、よく観察できず塔の外に出た。異教徒が入るような場所ではなかったのだろうと思われた。
水を撒いて掃除している人もいる。その汚水をモップで端によけているが、参拝者をきにせず汚水を動かしているから足は汚水だらけ。まぁ、汚いと聞いていたが、vindhyachalの寺院に比べたらまだマシだったかも
参拝も終わり、寺院の外に出た。外にでると相変わらず行列は長い。物乞いはたくさんよってくるし、オデコに塗料をつける人もよってくる。それらの人々は子供から老人まで。
クラクションと喧騒はどこまでも続く。