Canal'sブログ

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ヤンマー2GM20のスケール除去作業

2019-05-20 | yacht

ゴールデンウィーク中に沖でエンジンがオーバーヒート。微風の中セールで帰港し、エンジンスローで入港し事なきをえた。

港に帰って、冷却水経路に詰まりがないかチェックしたが問題ない。オーナーの友人らに電話して意見を聞いてみたが、イマイチ合致しない。

オーナーの友人が別日にチェックしたが、恐らくサーモスタットだろうということで部品注文。その際に古くなった冷却水経路のパイプやパイプを固定するベルトを交換と、スケール除去をすることにした。

以下は自分で考えて実施したメモだが、もし真似するなら自己責任で。

1.準備

・ポリタン(18L) 2個 に清水満タン

・ポリタン~ウォーターポンプ入水部のホース 内径:15mm程度 1.5m

 ヤンマーに電話でウォーターポンプ入水部の外径を17.3mmと教えてもらったがどうも違うようだ。ノギスで測ればいいが。おそらく15mm程度だろう。15.9mmを買ったがちょっと緩すぎた。

・サーモケース排水部~ポリタンのホース 上記と一緒

・やかん

・作業用ゴム手袋(数セット)

・ヤンマー部材

 ・スケール除去剤K-1 ヤンマー純正品
 ・ホースバンド 23000-022000 8個
 ・サーモOUTホース 128270-49050
 ・サーモINホース 128270-49020
 ・ポンプOUTホース 128270-49010
 ・サーモスタットKIT  直接冷却用 105582-49200

2.作業

(1)スケール除去作業(テスト)

 ・古いサーモスタットを抜いて、カバーを戻す

  スケール除去液をシリンダ周りに回すには、サーモが邪魔になる

 ・ポリタンに水10L程度にして準備

 ・キングストンバルブを閉めて、ポンプIn部のホースを抜く

 ・ポンプIn部に準備したホースを入れてバンドで止める

 ・サーモout部のホースを外して、準備したホースをいれてバンドで止める

 ・ミキシングエルボから出ているホースにぼろ布で栓をして、ビニールを当ててバンドで止める

  (排気がミキシングエルボーからこないように)

 ・サーモout部のホースをポリタンに突っ込む

 ・ポンプIn部に準備したホースにやかんにいれた水を注ぎ満タンにする

 ・ポンプIn部のホースをポリタンに突っ込みエンジン始動

 ・サーモout部のホースから水が出ている事を確認

 ・突っ込んだホースから水が漏れていないか確認

(2)スケール除去作業(本番)

 ・作業場所の換気確認(とにかく臭くなる)

 ・ポリタンに水6Lいれて、K-1スケール剤(4L)を入れて混ぜる

 ※1サーモout部のホースをポリタンに突っ込む

 ・ポンプIn部に準備したホースにやかんにいれた水を注ぎ満タンにする

 ・ポンプIn部のホースをポリタンに突っ込みエンジン始動

 ・サーモout部のホースから液が出ている事を確認

 ・しばらくエンジンを回すと、オーバーヒートアラームが鳴る。エンジンを止めてポリタンのホースを慎重に抜いて、液がこぼれないようにウエスで拭きこぼれないようにホースを上にむけて養生する。

 ・ポリタンに蓋をして、ロープをつけて、ヨットのデッキから海に漬けて液を冷やす

 ・※1からやり直し(スケール時間が30分~1.5時間なので、何度もやる)

(3)スケール除去作業(仕上げ)

 ・もう一つのポリタンを使って清水でフラッシング作業する

  (あとから考えたが、水にホウ酸を混ぜて中和すればよかったかも)

 ・パイプ類を交換し、サーモスタットを取り付け

 ・エンジン始動し、しばらく運転する(可能であれば、船を走らせる)

  アイドリングではサーモが開かないので、クラッチ切ってエンジン回転数を上げて。

 


小戸~奈多回航

2019-05-13 | yacht

陸に上げての船底のメンテ(掃除、塗装、キールの錆止め)のため、奈多から小戸へ回航。

前回の陸上げが2016年10月なので、2.5年も上げてないことになる。

スクレーパーをもって泳いで船底のフジツボ落としをしていたが、いくらやっても船速は回復しない。もう手に負えないし、なぜかカキトリ作業中に船酔いもする。ど近眼なので、船底に顔を押し付けるようにして確認しているから、たぶん目が回ってしまうのだろう。

何度もオーナーグループに、陸揚げしようと話をするが、「泳いでカキトリしろ」と...。12月に泳いでカキトリをしたら、寒くて、船に上がるのも目が回り、命の危険すら感じた。

それでも、なかなか満場一致で船を揚げるという話にならず、もう今年はヨットに乗るのは止めようと思っていた矢先に、オーナーの一人のS君の友達のTさんが「それはナンセンス、早く揚げてメンテした方がいいんじゃ?」と言ってくれた。S君は、他のレース艇に乗っていて、我々のヨット(Coo)にほとんど乗らず現状がわかっていない。だけど、その進言に気付いてくれて、ようやく陸揚げすることになった。

行きは、オーナーのS君、PonShira君、自分で小戸へ。先週、近場のイカ釣りくらいなら良いかと思って一人で船を出したら、エンジンがオーバーヒートしてしまい、原因がはっきりしないままの回航。

風もなく、エンジンスローの半機走で、奈多から志賀島沖へ。2.5ノット位しかスピードはでず、いつになったら、小戸にたどりつくのやら(笑)

それでも、高校からの友人3人でのセーリングなので、話はつきない。

 

8時間かかって、小戸に到着。遅い新記録かもしれない(笑)

1週間で船底メンテが終わって、今度は帰り。

S君と2人の予定での回航。自分は子供のサッカー応援があるので、それが終わって15時から回航という話をしていたが、S君は仕事で1時間遅れるとメールが来た。

それじゃと準備をして、ビールを飲みつつS君を待つ。トンビが隣の船のマストにとまっている。それをされると、風見が曲がるのだが(^^;

 

16時ちょい前にS君がやってきたが、回航に付き合ってくれるということで、Tさんも手土産をもってやってきた。

小戸を16時に出て、比較的良い上りの風で志賀島沖へ。したえ曽根をかわして、奈多を目指す。

S君、Tさんと楽しい会話を楽しみながら、すべりの良い船でのセーリングは楽しい。

お日様が沈む。「じゅっ」という音は、残念ながら今回は聞こえなかった(笑)

ほぼ暗くなる19時30頃奈多到着。楽しいセーリングでした。


マイボートへの道(その5:FAVAS試乗)

2019-05-13 | マイボートへの道

金額的に一人で新艇は手がでないけど、FAVASの試乗に行ってきました。

子供のサッカー試合と重なり、時間がない中、1時間限定で津屋崎マリーナさんへ。

受付をすました後、FAVASが係留されてるポンツーンへ。

港を出たあと、115馬力のFAVASを凪の海面でフルスロットル。30ノット行きます。

海面はさざ波程度なので、スプレーがどのくらい来るかはテストできませんが、振動もたいしたことなく、乗り心地もよい。もう少し波やうねりがあるときに試乗したかったな。ただ、そんな天候の時は試乗中止になるでしょうけど...。

自分で操船させてもらうと、20ノットでも怖い。いつも5ノット程度の船しか操船してないので、スピードに慣れてません。試乗船は115馬力ですが、自分で買うなら70馬力でも十分かなと。もうジジィなので、そんなにスピード出すこともないだろうし。ただ、115馬力で無理のない巡航が20ノット位なので、70馬力だと、どのくらいになるだろう。キャビンがない船だと15ノットでも十分な気がします。(笑)

ハンドルは微調整が利くかんじで、これまた普段乗っているヨットやレンタルボートに比べて違和感があるというか(^^; でも、レーサーじゃないんだから、過敏に反応するステアリングより操船しやすいかんじです。油圧のステアリングはいいですね。

デッキの広さも適当。3人で釣りするにはちょうど良いくらいかな。これがS17になると2人が適当になるんだろうなぁ。

船上で写真を撮ろうと思っていましたが、うっかり忘れてました(^^;

 

S17も展示してあったので、担当者の方に話しかけると、カタログのモデルになってた人でした。プルワークもFAVASより深く、静止安定性もよくいいですよとのこと。一人で買うならS17かな....。