娘の結婚式のためにインドのビハール州やウッタル・プラデーシュ州に行った。
海外旅行歴は30年前にハワイやモルジブ、オーストラリアに行ったきりの、ほぼ初心者。
またインドに行く可能性があるので忘備録として、また私と同様にインド&海外旅行初心者の方のために記録を残す。
出発前に、インド旅行のプロフェショナルな人のBLOGや現地駐在している人のBLOGも参考にした。
(1)ビザ
自分は結婚式で行くために観光ビザを取得した。ETAが一番簡単で確実な方法だと考える。インド到着時に観光ビザを取得することもできるそうだが、入力する項目も多く時間がかかりそうなので現実的ではないと思う。
ただETAビザも色々と制限があるようなので、詳しくはインドの政府サイトや参考のBlogを確認したほうが良い。
ETAビザはインド政府のサイトで申請、取得できる。https://indianvisaonline.gov.in/evisa/tvoa.html
また、この人のWebサイトもとても参考になった。https://choutara.com/indiavisa/ 私はこのBLOGを参考にした。有料でサポートもしてくれるとBLOGに書いてあるので、心配な方はお願いしてみても良いかも。私は娘が先にETAビザを申請していたので、娘のサポートでETAビザ無事に受領できました。
ETAビザは電子申請後、概ね24時間後位にメールで発行できた旨連絡がきた。申請状態は上記Webサイトで確認できる。
ただ申請は出発の4日前までに行う必要があるようだが、早めの行動が良いと考えられる。
入力項目が多いし、画像やPDFの加工が必要なので、スマホではなく、PCで申請することをおすすめする。
申請時に必要となるもの
・顔写真のJPEGデータ
顔写真の条件は上記BLOG参照(6ページ目)
iphoneで撮影すると容量が大きくなるので、縮小革命等JPEGの容量を小さくするソフトを使う
・パスポートの顔写真のついたページのPDFデータ
PDFの条件は上記BLOG参照。またPDFのデータ容量制限が厳しいのでBLOGにあるリンクでPDF変換しても良いだろう。
容量が300Kb以下なので、普通にiphoneで写真を撮ってアクロバットでPDF化しても容量オーバーになる。
・クレジットカード(Visa,Master)
入力項目が多いので、事前に何を入力しないといけないか参考のBLOGで調べておいて、準備するとよいだろう。
自分は娘のサポートでなんとか短時間で切り抜けました。
(2)予防接種
予防接種も効果が出るのに時間がかかるので、早めの接種がおすすめです。
渡航(ワクチン)外来という専門の科があるようで、私は以下のURLで調べて接種しました。
医者が渡航先のリスクや注意点を説明し、おすすめのワクチンを接種してくれます。
厚生労働省 FORTH https://www.forth.go.jp/moreinfo/vaccination.html
また、私は福岡県在住なので、博多ひのきクリニックさん https://hinoki-clinic.com/ にお世話になりました。
先生はインド渡航常連者の知人もいるようで、色々なアドバイスをしてくれました。
自分の場合、A型肝炎、腸チフス、MMR(麻疹等)とうけて、4万円強の費用がかかりました。
他にはインフルエンザ、新型コロナをお勧めされたが、どちらも接種済みだったので断りました。
娘は当初お金がかかるので不要と思っていたが、現地に行って、接種していてよかったと言ってました。
他に怖いのが、狂犬病。発病すると、ほぼ死亡するそうです。犬や動物に噛まれたらすぐに病院にかかるよう医者に言われました。ちなみにインドの医療費は決まっておらず医者のいい値らしいです。ワクチン外来で狂犬病の予防は不可と聞きましたが、労働厚生省のWebサイトによると狂犬病ワクチンを用いた曝露前免疫というのがあるようです。もし接種したい場合は病院に尋ねてみるとよいでしょう。インドは野良犬が街中でも多く概ね大人しいが、触らないという対策はできても近づかないというのは不可能なので慎重な方は検討してください。
(3)通信手段(携帯電話)
日本の携帯電話サービスのローミングをお勧めする。なので、ローミングに対応していないキャリアの場合契約変更をお勧めする。ちなみに私はNTT Docomoのアハモを使用しているが、同じドコモのローミングサービスオプションより安い。
理由は以下の通り
・カード決済にかかわる連絡手段にSMSが多用されている(他のシステムの認証もSMSが多い)
・現地でSIMがスムーズに手に入れられない可能性もある
デリー国際空港内の出口にあるairtelに家族分のSIM契約をしにいったが、理由わからず断られた。
旅行中頼りになるのが、googleマップや翻訳。余談だが、自分はインド人が英語でしゃべってきても大半はヒンズー語なのか英語なのか判断つかなかった。それほど早口なのだ。(私の英語能力が低すぎる事もあるが)google翻訳なしでは旅行できなかった。
(4)海外旅行保険
クレジットカード付帯の保険では、医療費言い値のインドでは不安がありました。なのでソニー損保の保険を契約しました。
ソニー損保の海外旅行保険はちょっと高めに感じましたが、オプションで出発時、帰国時にトラブルがあった際の飛行機の費用もサポートできる点が魅力でした。新型コロナやインフルに感染したら、飛行機を切り替える必要だとか滞在費がかかるので、助けになればと考えました。
(5)旅行の必需品
・電源コンセント変換アダプタ
この方のBLOGを参考にした。 https://india-traveling.com/junbi/plug/ 今回はCタイプだけで問題なかった。
電圧は、例えば携帯充電器は240Vまで対応してたりと変圧する必要はなかった。
持っていく電子機器の対応電圧を確認しよう。
・スリッパ(またはサンダル)
ホテルでスリッパを提供しているところが少ないです。要求したら貰えた場合もありました。トイレと体洗うところが同じなので床が濡れていることを想定して持参してください。バッグの余裕があれば、サンダルでも良いでしょう。自分は飛行機の中でもスリッパを使うので、撥水しそうな生地の携帯スリッパを持参しました。
・クレジットカード
インドでは国際カード(インターナショナルカード:visa,master等)と国内カード(デビット)と分かれて対応できる店舗があるようで、自分はVisaで2勝2敗でした。(4回つかって2回使えなかった)途中の店舗で、インターナショナルカードか?と聞かれて気づきました。つまり現金が必ず必要です。カードが使えるか?と聞いても、色々な理由(国内カードしか使えない、停電してる)で使えないことがありました。ちなみに停電はしょっちゅうです。店舗によっては自家発電機をつけてます。
・現金
日本国内で換金できないので、現地で換金する必要がある。デリー国際空港出口で円のマークがあった換金所で換金しようとしたら断られた。他の換金所も出口にはあったが、時間がなくてホテルで換金しようと考えたのがが甘かった。バラナシの比較的大きなホテルで換金を考えたが換金できず。市中の銀行に行くにも交通事情が最悪(ルール無用)なので、一人で出歩くことも勇気がいる。なので、デリー国際空港で換金しておくべきだったと後ほど後悔した。自分らはインドの婿殿に負担いただき回避できたが。
・携帯用ウェットティッシュ(トイレで流せるやつ)
大き目のホテルであれば、トイレットペーパーがなくても、言えば貰えたが小さなホテルや、公衆トイレではトイレットペーパーは無い。自分らはトイレットペーパーを1巻き持参していたが、外出する際にトイレットペーパーは荷物になるので、流せるウェットティッシュを携帯していた。流せるウェットティッシュはお尻を拭く代用にもなるし、食器や手を拭くことも可能である。
・トイレットペーパー
1巻きあると安心です。
・虫除け(体用)
街中でも蚊は多いです。
第2種医薬品のデート30%ふくまれるミストタイプがおすすめです。缶スプレータイプは飛行機にのせられません。夏のシーズンでは手に入れやすいかもしれませんが、日本のオフシーズンは通販でも出品/在庫が少なく割高でした。
・殺虫剤(部屋用)
ホテルの部屋に強烈な匂いのする液体タイプの殺虫剤がありました。ただ普通にメンテされてる事はなく、液が空っぽだったりしました。日本からミストタイプの押すだけベープを持参しました。効果のほどは怪しいのですが、ないよりましかなと。ちなみに日本国内で使う分は効果抜群ですが、インドの蚊は手ごわいです。
・ドライヤー(240V対応できるもの)
わたしは不要ですが、女性は必要ですよね。殆どのホテルにおいてありませんでした。ホテルによっては貸出ししてくれましたが、なんせインドなんで、あとで持っていくと言われても、違うものがきたり。
・マスク
PM2.5すごいです。霧の中歩いているみたいです。そして道路の粉塵もすごい。現地の人はマスクしないのが不思議でした。おかげで日本人であるうえにマスクしてたので目立ちました。
・薬
日本で使い慣れたものを持参するほうが良いと考えました。余談ですが、インドの婿殿の父親は医者です。それでも不安はあったので、日本から持参しました。私が持参したのは胃薬、風薬、鼻や喉の薬(これ必要)、整腸剤(ビオフェルミン)、目薬、かゆみ止め(ステロイド系)、粉状の経口補水液。実際使用したのは胃薬、鼻や喉の薬、整腸剤、目薬、かゆみ止めでした。