大和国中は、すべて奈良茶を毎日食す。
飯に煎茶をそヽぎたる也。
赤豆(あずき)、ささげ(*豆)、蚕豆(そらまめ)、緑豆、陳皮、栗子(くり)、零余子(むかご)など加へ、点じ用ゆ。
食を進め、むねを開く。
・大和国(現在の奈良県あたり)では、みんな奈良茶を毎日飲む
・ご飯煎茶を注ぐ(お茶漬けですねぇ〜)
・あずき、ささげ豆、空豆、緑豆、みかんの皮、栗、むかご(ムカゴはナガイモや自然薯などのヤマノイモ属の蔓になる肉芽の事)などを加えて、食べる
・食が進み、胸の通りも良くなる
たばこは、近年、天正、慶長の比、異国よりわたる。
淡婆姑(たんばこ)は和語にあらず。
蛮語也。
近世の中華の書に多くのせたり。
又、烟草と云。
朝鮮にては南草と云。
和俗これを莨とうとするは誤れり。
ろうとうは別物なり。
烟草は性毒あり。
煙をふくみて眩ひ倒るヽ事あり。
習へば大なる害なく、少は益ありといへ共、損多し。
病をなす事あり。
又、火災のうれひあり。
習へばくせになり、むさぼりて後には止めがたし。
事多くなり、いたつがはしく家僕を労す。
初よりふくまざるにしかず。
貧民は費(ついえ)多し。
・たばこは近年、天正、慶長の時代に外国より入ってきた
・淡婆姑(たんばこ)は日本語じゃない
・外国の言葉だよ
・近世の中国の本にたくさん書いてある
・また烟草(えんそう)ともいう
・朝鮮では南草(なんそう?)という
・日本でこれを莨とう(ろうとう:薬草)とするのは間違っている
・ロウトウとは別物だ
・たばこには毒がある
・たばこの煙を吸ってめまいで倒れることがある
・慣れるとたいした害もなく、少しは利点もあるというけれど、体に悪いことの方が多い(百害あって、一利はある?)
・病気になることもある
・また、火事になる危険だってある
・習慣になってしまうと、癖になって、吸いたい欲を抑えることが難しくなる
・やる事が多くなり(たばこを吸うのにも昔は色々用意しなくてはいけなかったのでしょうね)
家政婦さんが大変だ
・最初からたばこは吸わないのが良い
・貧乏人には出費が痛いしね
父がヘビースモーカーで、私はタバコが大嫌いでしたので、タバコを吸わずに済みました
父に感謝です、笑
その父もお医者さんから
・緑内障
と診断され、タバコを止めるようにアドバイスされてから禁煙に成功し、今ではタバコ嫌いです勝手なもんだ、笑
父が引っ越しをして、眼科を変えると
・緑内障じゃないよ
ってことになり、結果、「禁煙に成功」だけが残りラッキーでした。
お陰で大きな病気もせずに元気でいてくれています
・体に悪いし税金もどんどん上がってお金もかかる
・タバコをやめたいけどやめられない人
って多いのだと思いますが、
私は
・コーヒーとチョコレートをやめなさい
って警告されてもなかなかやめられないだろうなぁ〜
と想像すると、禁煙って大変です。
これで「飲茶」の項を終わります。明日からは「慎め!色欲。」です
最後まで読んで頂いて有り難うございます
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