五更におきて坐し、一手にて、足の五指をにぎり、一手にて足の心をなでさする事、久しくすべし。
此如して足心(あしのうら)熱せば、両手を用ひて、両足の指をうごかすべし。
右の法、(ぬび)にも命じて、かくのごとくせしむ。
或云(あるいはいう)、五更にかぎらず、毎夜おきて坐し、此如する事久しければ、足の病なし。
上気を下し、足よはく、立がたきを治す。
久しくしておこたらざれば、脚のよはきをつよくし、足の立かぬるをよくいやす。
甚しるしある事を古人いへり。
養老寿親書(ようろうじゅしんしょ)、及東坡(およびとうば)が説にも見えたり。
・五更(夜明け前)に起きて座り、片方の手で足の五本指を握り、もう片方の手で足の裏をよ〜く撫で摩ると良い
・このようにして足の裏が温かくなれば、両手で両足の指を動かすと良い
・この方法は召使にやらせても良い
・五更(夜明け前)に限らず、毎日夜起きて座り、長くこの方法をすると足の病にかからない
・上気(のぼせ)を下して足が弱くて立ちにくい状態を治す
・長い習慣にして怠らなければ、足が弱いのを強くし、立たなかった足をよく癒す
・大変効果があることだ、と古人も言っている
・『養老寿親書』や『及東坡』でもそういう説が述べられている
足裏マッサージですね。
お金を払ってやってもらうまでもなく、
・自分で簡単にできますね
毎日夜明け前に起きてやるのは難しそうなので、できるときにやってみようと思います。
歳をとっても
・自分の足で歩くことができる
というのは、本当に素晴らしいことだと思います。(施設では転倒リスクに悩まされるんですけどねぇ〜)
認知症の方への接し方として、
・ユマニチュード
という方法があるのですが、その一つに
・立てない人も立たせる
・支えてでも立たせる
・足の裏で地面を感じてもらう
というものがあるのを思い出しました。
そうすることで、
・自尊心を高め
・認知機能の向上
が期待できる、ということでした。
人間にとって、
・二本足で立つ
ということが「脳」への刺激、「自尊心」の刺激、の意味でも大切なようです。
ぜひ、ご自分の足を大切に〜
最後まで読んで頂いて有難うございます
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