入門に曰(く)、導引の法は、保養中の一事也。
人の心は、つねに静なるべし。
身はつねに動かすべし。
終日安坐すれば、病生じやすし。
久く立、久く行より、久く臥、久く坐するは、尤(もっとも)人に害あり。
・入門(明代の医師、李梃の著書『編註医学入門』)にはこう書いてある
・引導の法は養生の一つである
・人の心は常に静かであるべきだが、
・体は常に動かしていないといけない
・一日中座ってばかりいると病気になりやすい(デスクワークの人の方が病気になりやすいデータもありますね。)
・立ちっぱなし、歩きっぱなしよりも
・ずーっとゴロゴロ寝ている、座りっぱなしは、最もよくない
導引の語源については、一説に『荘子』にある、「導気令和(気を導いて和せしめ)、引体令柔(体を引いて柔せしむ)」だといわれています。
狩猟や農耕に明け暮れた中国古代の人々が、疲れを癒やすために伸びをしたり、下肢の筋肉を叩いてほぐしたりしたのが導引の最初です。
その後、時代が下がるにつれ、道家や儒家の修行法に取り入れられたり、芸事に結びついたりして、多種多様の導引が生まれました。
(https://dot.asahi.com/wa/2017060800015.html?page=1より引用)
この項の後、益軒さんは引導の方法を細かく詳しく説明してくれますが、その通りにしなくても
・自分が伸ばしたいところを気持ちよく伸ばしたり、
・摩って気持ちがいいところをさすったり、
・揉んだり圧したり叩いたりして気持ちが良いところを揉んだり圧したり叩いたり
で良いんだと思います。
「養生訓」
益軒さんの素晴らしい教えですが、
・結構厳し〜
と感じるので、これも
・半分半分
くらいで良いのかなぁ〜
と思う今日この頃です。
最後まで読んで頂いて有難うございます。
よろしければ下の応援クリックお願いします。