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ビットコインが極端に上がっており、1BTCが1000万円に近付きつつあります。
欧米におけるビットコインETFの承認による金融機関の本格参入は、その近因です。
しかし、その背景には、もっと構図的な原因がありそうです。すなわち、昨今のインフレや世界情勢から、人々が法定通貨への不安を感じています。他方で、それとは別の不思議なシステム(=ビットコイン)への可能性を感じ始めているということです。
ビットコインがどういうわけで信頼されるのかは、何度も書いたことですので、過去の説明を引用するに留めます。
それ自体は無価値ですが、希少性、安定性、公正性があるようです。発行量が決まっていて、システム的に量が限られています。また、世界中の多くのパソコンがマイニングしているので、改ざんは不可能に近く、同じ理由で存在が安定しています。どこかの国や会社が消えれば、存在が消えるわけではありません。世界中のマイナーやノードのPCの中にバックアップがあるわけだから。そういうわけで、一旦価値が認められてしまうと、引く手あまたになるシステムのようです。
かく言う私も額は秘密ですが、1BTCがまだ100万円だった頃に、ある程度買っており、いまだに持ち続けています。
カトリックに関連したことを言うならば、ビットコインに対して、否定的なコラムを載せたあるミッションがありました。永遠の問題ではありませんから、霊魂の問題ではありませんから、取り返しがつかない、とは言いませんが、経済的には大きな失敗をしたと言えましょう。そこの信者さんが、ビットコインを通じて適切な資産防衛を講じることを妨げてしまったからです。