まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.806 泉南の旅(3)・・・各駅巡り・南海本線、その2

2017-08-30 10:04:40 | 鉄道
おはようございます。











泉南の旅、昨年の暮れに和歌山市内の走りが途中で断念、その続編と言う感じで始めた旅も大阪府に入って岬町、阪南市と過ぎて泉南市へと入って来ました。阪南と泉南、市名がごっちゃになりそうでややこしいが、紀州街道でのその境界線は尾崎駅を出て少し走った所に架かる橋の所にある、この橋からはほんの少しだけ海が見えて河口が近い場所であるが、今回の旅ではここが海が見える最後のポイントとなる。泉南市に入って最初の駅が写真1枚目、2枚目にある樽井駅、小さな駅舎にホームは2面3線、この駅で折り返す電車や始発となる電車もあるので泉南市の主要駅であるが、市の代表駅はJRの和泉砂川駅となっている。この駅も仕事でよく行っていたがそれはちょうど朝のラッシュの時間、難波への帰りにはこの駅始発の普通電車の発車時間に合っていたので座って行くことができたがそのまま難波まで乗り通すわけにはいかない、どこかで急行に乗り換えなければならないが朝ののラッシュの
時間、当然座ることはできない・・・はずが座って帰ることができたんだな、これが、さて、その方法とは?
樽井駅を出ると写真3枚目、ちょうど電車が通ったので写真を撮ったのだがその後ろに見えているのがイオンモールりんくう泉南、正面入口は海沿いを通る道側にあるが、線路の東側を通る紀州街道側も跨線橋を渡って行くことができる。自分(一人称)が仕事で言っていた時にはまだこの店は建設中で、車窓からは何か大きなビルを造ってるな~と思っていたが、それがイオンだと言うのはすぐに分かった。何せこの頃はイオンも出店ラッシュと言った感じで大和郡山ができたのもちょうどこの頃、最近は大型スーパーやモールも増えたがイオンはその走りと言った感じ、まあ生活の面ではありがたくお世話になっております。










更に紀州街道の古い町並を進んで行って次の岡田浦駅、2面2線の素朴な造りの駅は町中に埋もれたような感じの存在、紀州街道はこの時点では踏切を渡って線路の西側へと来ている。線路の東側、国道26号線をもう少し東に行った所には熊野街道が通っていて、その沿道には○○王子と名付けられた神社が一定の距離を置いて並んでいる。そちらの旧街道はこれまで1度しか走ったことがない、やはりここに来た時は山よりも海が見たいからどうしても紀州街道を走ることになってしまう、おやおや、写真4枚目、町中の交差点にテトラポッとが無意味に転がっている、漁港が近いこともあってテトラポッとは身近にあっても不思議ではないがなぜこんな所に無意味に置かれているのか、それは謎だ・・・。
次の駅は吉見ノ里駅、紀州街道はこの駅の手前で川を渡っているが、そこからは田尻町に入っていて、この駅は田尻町唯一の駅となっている・・・と言いたいところだが実は田尻町にはもうひとつ駅が存在する。しかし地図を見ても田尻町は小さな町、一時期は日本で一番小さな町だったこともあるとか、南海本線もその両側の駅はそれぞれ泉南市、泉佐野市に属していて他に駅はない。しかし地図をよ~く見てみると海の向こうにある関空島、ここは市域、町域の境界線がそのまま海を飛び越えていて島へと続いているので、JR、南海の関西空港駅は田尻町に属していることになる、世界への玄関口となる空港の最寄り駅が市を差し置いて町に属していると言うのもまたおかしな話だ。











と言うことで田尻町はサクッと終わってしまって次の泉佐野市、まず最初の駅が写真1枚目~4枚目にある羽倉崎駅、駅舎の形は今回これまで巡って来た駅とはあまり変わらないが、ホームは2面3線で駅に隣接して車庫がある結構大きな駅、当然ここを始発終点とする電車もある。関空ができるまでは本線には2種類の急行があって、和歌山市までの通しの急行はその頃はまだ特急が止まらなかった尾崎、みさき公園を停車するでこの駅は通過していたが、もう一方では春木駅を停車する区間運転の急行があって往時はこの駅を終点としていた。結局その急行が今の関空急行にシフトされる形になってしまって、今ではこの駅は区間急行が停まる駅へと格下げになってしまった。しかし朝ラッシュ時にはこの駅を始発とする区間急行があって、自分(一人称)がさっき記した樽井始発の普通からこの駅で始発の区間急行に乗り継げば難波まで座って行くことができた、1本電車を見送ることにはなるが、その頃はよく利用させてもらいました。
今回の南海本線各駅巡りでは一応最後の駅となる泉佐野駅は写真6枚目、今は高架の立派な駅となりました。写真はないがホームは4線ありホームはそれぞれの線路に挟まれるように3本並んでいる、階段で上り下りしなくても電車の両扉を開いて通り抜けることができるようにしてくれているのは、空港線への乗換を配慮してのことだろう。自分(一人称)が行っていた頃はまだ高架駅は工事中、下りは地上、上りは高架で階段を上へ下へと歩かされたものだった。駅周辺も随分整備されたことだと思うが、写真にあるのは西側の出口の方でロータリーのある東側と比べて人も少なくひっそりとしている。その駅周辺は紀州街道が通っていて最後の2枚の写真にあるようなちょっと趣のある建物も見かけられるが、今回は時間がなかったのでサクッと通り過ぎてしまった。各駅巡りは泉佐野駅で終わったがまだもうひとつやっておかなければならない目的が残っている、それは貝塚、岸和田にある登録有形文化財巡り。泉南の旅はいよいよ最終盤へ、限られた時間の中での走りはまだもう少し続きます、出来れば電車代浮かせたいからできるだけ北へと行きたいんだけどなあ、さあ、どうなることかはまた次回でのお伝えとしてお付き合い願えたらありがたいことです、今回はここまでとしておきましょう。        まちみち