まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.1703 Go To 二上山・・・昨秋の記録から

2022-01-17 07:25:05 | ふうけい
よろしくお願いします。



















いきなり1番目のゾーンからヒマワリやコスモス、稲穂の実りなど季節感が全くなしの写真が並びましたが、昨年も何度かふらりと巡っている二上山、今回は秋に走った記録をお送りしていこうと思います。大和平野を特に決めたルートではなく気ままに進んで行く、この時は三宅町から広陵町を通っていますね、そろそろ稲刈りが近い頃、まあ寒さが支配している今頃からするとこの頃の夏の暑さの名残がありがたく感じてしまいます。右手側前方に見えている二上山は南へと進むにつれて、まあ自分流に言うと牡丹餅からだんだん凛々しい形へと変わって行く。タイトルのバックにある二つの山頂が並んで見える形ですね、広陵町辺りから見える二上山がそれに一番近い形かな、そこから南へと向かうと二つの山頂が少しずつ離れていき何だかだらしない形に見えてくる、まあそう言うとその形こそが二上山と怒られてしまいそうだが・・・。


















葛城市に入って当麻寺付近を進んでいつもの近鉄南大阪線の電車が二上山をバックに走る風景へとたどり着く。写真では彼岸花がまだ咲く前とあるから、行ったのは9月の中旬頃だったか、山麓線からいつもの畦道へと入り、稲の実った田んぼが下り坂に沿って段々に重なり合っている。「よぎぼ~」と言って・・・の「よぎぼ~」って何???と思って調べたら「Yogibo」と言うアメリカのライフスタイル家具小売業者の名前なんですね、「トイザらス」と同じようなもんか・・・背中から倒れこみたくなる風景、その緑の絨毯の中を近鉄電車が駆け抜けていく、近鉄の中では本線系の南大阪線も奈良県内ではまるでローカル線となってしまう、2両編成の普通電車、特急電車がバックの二上山を持て余すかのようにして過ぎ去っていく、その風景は今年もここで見飽きるくらいにお送りしていくことになるでしょう。















2022年が明けて2週間が過ぎました、先週末もこの時期には珍しく陽気な中をチョイと走りに行ってきたのですが、そうか~、兵庫を走ってまだ2週間しか経ってないんだな、と改めて思ってしまいました。それだけこの2週間が長く感じたのか・・・、まあこの期間結構気は緩んでいましたからね。そんな中で気を緩めることができなかったのが13日に行ってきた病院での再検査、診断次第では入院が決まるかな、と思っていたのですが、前回と比べて頭皮と脳の間に漏れていた血が薄まってきて少し良くなっていることで、近日中の入院手術はなくなりました。でも油断はできないとのこと、次の検査は1ヶ月後となりました、まあでもホッとしたのが本音です。しばらくは定期的に更新を行っていくことができそうです、今回もご覧いただきましてありがとうございました。・・・・・・・・・・まちみち



No.1702 Go To 大阪(前編)・・・堺、1年ぶり

2022-01-14 10:27:09 | まち
よろしくお願いします。
















12月のとある休日に大阪方面を走った記録を2回に渡ってお送りしていきます。まず1回目の今回は堺方面を巡っていくのですが、年に2~3度は訪れる所も昨年は感染症禍の影響で行くことができなくなり、今回の堺市来訪も約1年ぶりとなりました。この時は感染症禍も落ち着いていた頃で、またいろいろと行ってみようと思っていた矢先、また新しい波がやって来たようで今年も行くのに躊躇しそうな感じになりそう、12日にはついに奈良県でも100人を超えてしまいました。さて、走りの方は国道25号線を進んで大阪府柏原市へ、そこからは大和川に沿う自転車道を進んで行く。大阪市に入り近鉄南大阪線の踏切を渡った先で自転車道を外れて堺方面へと向けて進む、何度か右折左折を繰り返して府道12号線、堺大和高田線へと入り堺市の中心部へとたどり着きました。



















今回も特に目的もあてもなくの走り、まずはよく知っている道を通って南海堺東駅へとたどり着きました。前の仕事の時には毎日のように来ていた所、駅前の風景はその頃からあまり変わっていない感じ、ただやはり世間の風潮でしょうか、人の数はそれほど多くなかった、まあ寒いから出渋っているからかも知れないし、たまたまこの日がそうだったかも知れません。以前の堺東と言うと駅も駅前も、その前にある商店街も人、人、人で鬱陶しくなるほどでしたからね、そんな中を毎日大きな荷物を抱えて歩いていたのももう10年以上前の話です。その堺東の雑踏を過ぎて国道26号線が通るフェニックス通りへ、これまでは通り過ぎるばかりだった宿院頓宮と寄ってみる。

『住吉大社の御旅所として設置され(年代不詳)、住吉の「宿居」から転じて「宿院」と呼ばれるようになったと言われる。古くから夏の大祓日に住吉大社から神輿を迎え、境内西側にある飯匙堀で「荒和大祓神事」が行われてきた。明治以降は大鳥大社からも神輿の渡御が行われるようになり、国境の町「堺」を象徴する、摂津国和泉国両一宮の頓宮となった。現在は、7月31日に大鳥大社から、8月1日に住吉大社から神輿の渡御が行われている。』

相変わらずwikiからの引用した文章を並べましたが、頓宮は隣の公園に間借りしているかのようでほとんど目立たない、むしろ公園にあるウサギさんのオブジェの方が存在感を示していました。

















堺に来たらこれもお約束、阪堺電車の写真を撮るために宿院交差点へ、目的もなしの走りとは言いながら結局は電車にネタを求めてしまうのは毎度のことです。阪堺線が道の真ん中を通る大道筋を北へと進んで、やがて線路とは離れて古い町並へ。その町並を抜けた一角にはこの辺りは環濠集落であったと言う看板を見かける、海と大きな川に囲まれた場所なので環濠集落と言うことか、奈良にあるものとはちょっと違う感じもするが、案外大阪にも環濠集落は多いのかも知れない。大和川を渡ると大阪市、再び阪堺線が道路の真ん中を走る区間へと出て、そこからは大阪市の中心部へと向かって進んで行きます。今回、久しぶりに以前自分(一人称)が働いていた難波の町へと行ってみようと思ったのがこの走りでの唯一の目的、その難波がどんなふうに変わってしまったは、また次回でのお伝えとしておきましょう、今回もご覧いただきましてありがとうございました。・・・・・・・・・・まちみち




No.1701 京奈和自転車道奈良県内部を行く(5)

2022-01-11 09:01:37 | みち
よろしくお願いします。






















京奈和自転車道の奈良県部分を巡っての走りの記録を昨年から引き続きお送りしていきます。自転車道は奈良市では秋篠川沿い、大和郡山市に入ってからは佐保川沿いを進んで行きます、今は堤防が工事中で通行が不可能となっている区間は稗田環濠集落を迂回して次の橋へとたどり着く。再び佐保川沿いを進んで行って菩提仙川が合流する所へ、橋を渡った向かい側には番条の環濠集落が見えている。この集落を左手側に見ながら先を進んで行くとやがて国道25号線へ、ここで対岸側へと渡り更に先へと進むと右手側には奈良県中央卸売市場、手前には西名阪の郡山下ツ道Jtcが見えてくる。名阪の下をくぐる抜けて横切る道を2本通り過ぎると、前方には近鉄天理線の橋梁、その右手側には平端駅が見えている。3年前くらいまでは自転車道はここで途切れていたが、道が新しく整備されてこの先の自転車道は佐保川沿いを続いて川西町方面へと開通した、近鉄橿原線の下をくぐり抜けて先へと進んで行くこととしよう・・・










・・・と思ったがここは近鉄電車の写真を撮るには絶好の場所なので、ちょっと立ち止まってこのゾーンを埋める写真を撮っておくこととしよう。さっきは青空やったのがここでは夕景・・・、まあ細かいことは気にしないで、でも結局電車にネタを求めてしまうのはいつものこと、今年も変わらなさそうです。夕陽を受けて車体を光らせて佐保川を渡る電車は結構絵になります、近鉄橿原線は普通車両から特急電車まで、いろいろな車両が通り過ぎるので写真を撮るのも飽きない所、今年も機会があれば・・・と言うか暇つぶしにまたここに来ることになりそうです。



















ありゃりゃ、今度は曇天の下の風景の写真がズラリと並びました。さっきまでは電車に気を取られていたのですが、チョイと周辺を振り向いてみるとそこは緑が支配する風景、佐保川の向こう岸は木々が立ち並び、その向こうには奈良浄化センターとまほろば健康パークのプールがあり、夏になると木々の向こうから賑やかそうな声が聞こえてくる。一方自転車道の右手側には一面に広がる田園風景、田植えが終わり夏に差し掛かる頃には緑の絨毯が一面に敷き詰められたかのような、まるで「ヨギボー」と言いながら背中から沈み込みたくなるような、そんな風景を見ることができます。自転車道とは言ってもたまにはこの田畑に用事がある車も入ってきて、狭い道を我が物顔で通り過ぎていくのがちょっと気に喰わないが、まあそれぞれの事情があるからそれは仕方ないところか。このエリアを抜けると市道へと抜けて、そこからは車に気を付けて行かなければならない区間となる。大和郡山市の昭和工業団地内は青いラインに導かれて歩道を進んでやがて川西町へ、京奈和自転車道はまだまだ南へと続いていきますが、その模様については次回でのお伝えとしておきましょう、今回もご覧いただきましてありがとうございました。・・・・・・・・・・まちみち

No.1700 岡山駅

2022-01-07 10:25:03 | 鉄道
よろしくお願いします。













昨年末はしまなみ海道への旅を断念、その埋め合わせは兵庫県内を走って何とか悔しい気持ちは収めることはできたのですが、本来なら行き帰りにここに寄っていただろうなあ、と言う場所、JR岡山駅を今回は取り上げてみようと思います。
岡山駅は山陽本線にある大きな駅、もちろん岡山県、岡山市の玄関口でありますが、ここを起点として各地に路線が分かれていて交通の要所となっています。北へは津山線、吉備線、伯備線の列車が運行されていて、山陰地方への玄関口となっている、西へは山陽本線が福山、尾道、広島方面へ、東へも山陽本線が姫路方面へ、赤穂線が日生、播州赤穂方面へ、本線を名乗っていても新幹線がスルーしてしまう小さな町をローカル線のように結んでいる。そして何と言ってもこの駅の大きな特長が四国への玄関口と言うこと、瀬戸大橋が開通して海の向こうの島にある町が本州とつながったのは一大メインイベントとなりました。











四国が手に届く所となって以来、自分(一人称)も鉄道旅行にハマり始めこの駅を利用することも多くなりました。新幹線を下車して四国方面への列車が発車するホームに下りると、そこには松山、高知方面への特急、高松へのメインランナーとなるのは快速『マリンライナー』が停まっている。指定席の車両も連結されているが、普通車のクロスシートに乗り込むといよいよ四国に行くんだな~、と気持ちも昂ってくる。四国に入るには必ず瀬戸大橋も渡るわけだが、ここを通るのも一大イベント、約10分近くの空中散歩から眺める島と海の風景が、瀬戸内海を好きになるきっかけとなり今に至っていると思います。


岡山駅は高架のホームが新幹線ホーム、大阪から来るときは大概が新幹線を利用するので、このホームに下りた時が旅の出発点となります。昔は決まった型の車両ばかりだった新幹線も、今はバラエティー豊かな車両が走っているが、奈良に住んでいる身としてはまだまだ遠い存在に感じてしまう。新幹線の改札を抜けて地上へと下りると、広い構内に何本ものホームが横並びになって、先述したように様々な方面への列車の出発点となっている。

























新幹線に近い側は山陽本線、伯備線ホーム、ちょっと懐かしさを感じる黄色の電車が停車している。本線とは言え普通電車しか走らない区間、次のダイヤ改正ではこの地区にある岡山と福山を結ぶ快速電車も廃止されるとのことで、大幹線がますますローカル路線になってしまいそう。真ん中のエリアは瀬戸大橋線の列車が発車するホーム、山陽本線ホームよりもむしろこちらが今は岡山駅の中心を担っていると言った感じ。「せとわんたん、ひぐれてんぷら、おおなみこなみそしる~♪」のメロディーが流れて列車が入ってくると・・・今でもそうなんかな・・・四国への旅情が掻き立てられる気がします。その本線系から少し離れた一番北側のホームは津山線、吉備線の列車が発車する所、往年の国鉄時代の名ランナーが重厚感漂う存在感を示して停まっている。関西では滅多に見ることができない車両がいまだに健在、この先もずっと残してほしい車両だが、軽薄短小が主流の時代の中では生き残るのも難しい感じです。時代を先取りするかのような新幹線、ローカル線化となっても活躍する都市間連絡電車、四国への旅を誘ってくれる電車に一時代を見つめながら長年走ってきたディーゼルカー、様々な車両を見ることができる岡山駅、今年は何とかこの駅のホームに降り立つことができるようになりたいところです、今回もご覧いただきましてありがとうございました。・・・・・・・・・・まちみち



No.1699 吉野川分水・県営御所工区、その1

2022-01-06 10:02:34 | 吉野川分水
よろしくお願いします。























昨年からお送りしている吉野川分水巡り、今年最初に取り上げるのは御所工区水路、名前から分かるように御所市の田園地帯をカバーしている水路です。一番上の地図ではオレンジの枠で示している所、その左側には葛城川が沿って流れています、次の地図では白い丸で示していますが、大和高田市までストレートの通じている水路と言うことで、今回はその途中、御所市の中心部の手前までをお送りすることになります。
まずは1番目のゾーン、始まりは国道309号線の大口峠を越えた辺りから、峠の頂上部分から細い道が分かれていてそちらへと入って行くと民家が途切れた所に大きな分水槽が現れる。この辺りはまだ支線水路が通っている所ではないはずだから、これは西部幹線水路のものなのか、そばを通る道にも吉野川分水が通っていることを示すマンホールがあってルートはたどりやすい。小さな峠を越えると京奈和自動車道の下を通り過ぎて條と言う集落へと差し掛かって行く、ここは以前古墳巡りで訪れたことがある所、見覚えのある古墳が覚えてるか~!という感じでお出迎えしてくれる。あの時走ったことがある道やな~、と思いながら集落を抜けていって国道309号線の小さな交差点へとたどり着く。














押しボタン式の信号機がある特に名前のある交差点ではないが、水が勢いよく流れる水路があって、国道の向こう側には大きな分水槽が立っている。その分水槽には「御所工区」と掲げられているので、ここではもう支線水路が分岐していると言うことになる。西部幹線水路から御所工区水路への分岐点はこの近くにあるのだろう、国道309号線はこの西側で国道24号線と交わる室交差点にたどり着き、西部幹線水路は前回取り上げた発電所へと至っているからこの区間に分岐点があるだろうと思って付近を走り回ったが、水路は集落に隠れてしまっていて結局探し当てることはできなかった。さて、気を取り直してさっきの交差点へと戻る、簡単な地図でも分かるように水路は北へと伸びている、それに合わせてかのように町道が交差点から北へと伸びている、この道を進んで行くと何かを見つけられそうだ。
















ということで左手側に国道24号線の喧騒を聞きながら細い道を進んで行くと、分水槽が次から次へと現れてくる、どうやら水路はこの道に沿って流れているようだ。途中左手側に警備員が立っていて駐車場があるが、ここは奈良にはレース場がないはずの競艇の舟券の場外売場。奈良県に舟券、車券は買えるのに馬券を買う場所がないと言うのも何とも不公平な気もするが・・・、まああったらあったで散財してしまいそうだけど。更に道を進んで行くと蛇穴の集落へと差し掛かる、前に蛇女の呪いで取り上げたことがある町です。この巡りの時はちょっと変わった町名の由来となる神社と、その周辺の古い町並をぐるりと回りました。その町並のはずれにも分水槽があり、水路はこの町を貫いてこの先の御所市の中心部へと差し掛かっているようですが、続きは次回としておきましょう。巡れば巡るほど奥が深い吉野川分水、いよいよその奥の方へとハマり始めて行っているようです、今回もご覧いただきましてありがとうございました。・・・・・・・・・・まちみち