旅に出る前は
昔より遥かに多い情報の中から
ピンポイントで向かえる。
スマホの有り難さを実感することにもなる。
まさか、こんなところに!!
なーんて、地図だけでは行き得ない場所だったりするものだ。
実際、口コミを読んでは行くが
果たして、、、。
期待に応えるかどうかは
全ての人の言葉を飲み込むのは
どうしても、半信半疑
人それぞれの感じ方もあることだろう。
九十九里、白子温泉に向かう道すがら
『九十九里ハーブガーデン』と言う場所があった。
お正月も営業していると言うことで
スマホに乗った写真を見る限りは
良さそうだと思っても
高い金額のランチをかけるのは
相方の顔色を伺うことになるので
ここへは、
カフェとハーブ目的と言うことで寄ってもらうことにした。
カーナビでは心許無く
やはりスマホの機能に頼ることにして
車を進めた
九十九里ビーチライン(122号線)から逸れて
住宅街と畑、ビニールハウスへと
入っていく。
人も、車も出会わない、、、。
もう少しでしょ?
もう少しのはずでしょ?
あの角を左に曲がればすぐよね。
ハンドルは左にきられた。
わぁー、何?どうして?
二十台?三十台?
停められるであろう駐車場が
満杯でひしめき合っていた。
ガードマンのおじさんが1人
『ここですか?少しまっていたら空くと思いますよ』
前の二台を中に入れて、数分
一台の車が出たところで
順番が回って
結局一番入り口に近い場所へと駐車できた。
すごい人?もしかして?
場所は間違いではなく、
まさに、『九十九里ハーブガーデン』
ガラスの農業用ハウスを転用された店内には、人、人、人。
とにかく、名前を書いて待とうと
順番で言うと15番目ぐらい。
はぁーと、ため息が出そうだったが
カフェ目的で来たので
外のハーブガーデンを見回りながら待つしか、周りには何にも、代わりになるような店がなかった。
季節柄、ほとんどが地下茎になっていて、青々してるものは少なかった。
しかし、初めて
ティーツリーの木を見た
この木の花の蜜は
マヌカハニーになるし
この木の精油は抗菌剤にもいいし
玄関などの虫除けや空気浄化にも良い。
ニキビの治療薬にもなる。
日本でお目にかかれるなんて
少しばかり興奮してしまった。
そうして、お散歩からハウスに帰ると、順番が次に迫っていた
しかし、なかなか名前を呼んでくれない。
テーブルは空いていても
ランチを食べた人のほとんどが
そのままで、そのレストランが作っているカントリーケーキを注文していく。
注文して、食べた人は、
今度はテイクアウトのオーダーをかけていく。
フロントに置かれた、かなり大きなショーケースの中の
ドデカいカントリーケーキが
次から次へと消えていっていた
あと、数個が見えていた。
私が食べる時は残っているのかな?
何故にみんな買っていく、、。
フロントの横には
ハーブティや、ハーブに関するお土産が並んでいて
私も、数個選んで買っていたが
そこにも、人、人、、。
ため息が、諦めに変わろうかとするときに、名前が呼ばれた
もうすでに
お店のスタッフさんが忙しいすぎて、こちらが気の毒に思うほどだったが、やはり、テーブルについたからには、注文をした。
残っていたケーキを確認しながら
『このハーブティと、生キャラメルシフォンケーキと、海藻とハーブのハーフサラダ』とオーダーした
ハーブティは
『紅茶とレモングラス』
カップには、オレンジとカボスのドライの輪切りが入っていた。
カップに注ぐとレモングラスの良い香り。
そこに、オレンジのシトラスの香りと味わい。カボスが陰ながらキリッと、味を締めているような。
なんて、至福の香りと味なんだろう。
相方の待たされてツンケンした顔が
穏やかになっていく。
サラダはハーフの量を頼んだのに
これって、普通のファミレスの単品ぐらいの量だよねって。
2人で取り分けるにはちょうど良かった
ハーフじゃなければ、いったいどんな大きさ?
しかし、ハーブのハーフって(笑)
自分で自分を突っ込みしながら
サラダを突っつく。
ときおり、野菜に混じってハーブを噛んで、香り、苦味がなんとも良い感じ。
最後に
生キャラメルシフォンケーキを
一口、、、、。
もうこれは、絶品!!
生クリームと、生キャラメルの融合であります。
そこにシフォンのフワフワ感が溶け合って、、、
口の中は
口の中は、、、優しさだらけ
う〜ん、皆さん、テイクアウトしていく気持ちがよく分かりました。
店内は、決して
洗練された場所ではなく
少し古めかしさはあるけれど
ここなら、また来たいと思わせてくれる。
今度は、ガッツリ、ランチだなぁ。
ハンバーグや釜焼きピッツア
気になるものがファミレスのセット価格ほどなら、絶対こちらに来たいと思うほど。
ワンちゃん連れの方達は、
テラス席にて食べてらっしゃいました。
(テラス席は、キチンと、風除けにシートで囲まれてます)
思わぬ場所と言っては失礼だけれど
ハーブ好きには
目にも、胃袋にも
楽しめた場所でした。