湖のほとりから。

花と空と心模様を写真と詩と文に託して。

ミモザの日

2024-03-08 11:01:00 | コラム
いつだったろう
とある女性からミモザの種を頂いた。
なかなか発芽しないものだと検索をして、慎重に何種類ものやり方で
数粒の種を分けて植えた。

移植を嫌う種類だと書いてあったので、発芽して、少し大きくなっても、そのまま植えられるような土に変わる土台のものを選んだ。

それこそ、一粒ごとに、、、、。

10粒のうち、3つが発芽

双葉になり、少し大きくなるまでには、3つ共に枯れてしまった。

なかなか、難しいものだね、ミモザって。
けれど、ひとたび、木になってしまえば大きく育つらしい。

残念な気持ちのまま、ご縁があって、ミモザの苗木を頂いた。

後から植え替えるのは、危険なことだと、大きな重い鉢に支柱をして植えた。
その頃、まだ20センチほど。

一年が過ぎ、二年目の今年には、1メートルぐらいに大きくなった。
小さな新芽から花になりそうな蕾の赤ちゃんが出てきていた。
咲くまで、あと、少しかな。

しかし、今年の春風は、あまりにも強くて、台風なみの風
重い鉢植えだったはずが、倒れて、割れて、吹っ飛んだ!

苗は息絶え絶え、、、
けれど、生きている。
案の定、柔らかい木で幸いしたのかな。

移植を嫌う。
陽当たりが欲しいが風には弱い。
根が浅く、幹も細い。

庭のどこに植えたらいいんだろうと
夏の陽射しは強過ぎず
冬の陽射しはたっぷりと
微かに1箇所だけ、ここはどうかと思う場所に、しっかりとミモザを植え替えた。

枯はしないか。
水は足りてるか。
足り過ぎてもいけないし。

だけれど、私の日常はバタバタとした日が続いて
はっと、気がついたようにミモザを見てみれば、蕾はしっかり膨らんでまさに、黄色い花をつけ始めていた。

先週の晴れた日

やっと、咲いたー
ミモザが咲いたー

大きくなれば、剪定の処分に困るほどだと聞いてはいるが
今は、喜んでおこう

花をつけた枝ごと
数本を切り
ドライフラワーにする

植物標本として、ガラス瓶にいれて、オイルを注いで愛でよう

春の日の喜びごと

ナタネ梅雨なのか、毎日の雨模様にはうんざりするけれど
黄色の花は、ビタミンカラーと言うだけあって、元気が出そうだ。

寒い日も続いている。
生活も慎み深く、丁寧に。

晴れたら散歩に行こうかな。





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