湖のほとりから。

花と空と心模様を写真と詩と文に託して。

新しい朝に向かって

2017-12-30 10:55:51 | ポエム
ふと鏡に映る自分を見る
髪の根元に白いもの

老けることが嫌で
懸命に色を染めていた頃

今はほんの少し忘れたままの自分

気がつけば
髪の白いものなんて
今はどうでもいいと思うほど
後ろでに髪を縛って終わり

本当は
これではいけないこと
知っているけれど
どれだけ
白いものが増えようと
この時期を超えてしまえば
いくらでも
思い通りに染められることも
知っている

目の前にいるこの老人の
髪の色がすっかり変わってしまったことに
哀しいと思う私がいて
短い月日の
沢山の悲しみは
髪の色を一夜にして
哀しみ色に変えてしまったんだね

だけど
大丈夫さ
この老人はともかく

一夜にして
髪の色を変えてしまうほどの出来事なんて
滅多におこりはしない


ただ自分が
それに怯えているだけ

ただ自分が
自分で思い込んでるだけ

怖い怖い夜を
超えてしまったら
なるようにしかならないことがわかるから

ならば
人の批判も人の評価も
そんなこと関係ないって

自分を褒めて
自分で解放して

両手を広げて
幸せなことだけ抱きしめて


自信は自身が決めるもの


新しい年まであと少し


新しいあなたも
新しい私も


新しい朝に作られていくから










12月28日の日に

2017-12-28 09:03:09 | ポエム
今晩も変わりなく
空には、満天の星☆
息をのむほどに
見上げてみたら
降り注がんばかりの星達


昨日、今日の時間の単位ぐらいでは
自分一人が頑張ったって
どうしょうもないほどの世界
だから、明日が明後日になったって
何も変わりはしないのだろう


変わらない時間の中で
変わり続けようとする人の願いが
行く年と来る年と
感謝を連れてやってくる


願う姿は
謙虚で
真摯で
厳かで


私とあなた
私達とあなた達
小さな窓口だけど
宇宙(そら)のように奥行きのある世界で
せっかく出会えたのだから
互いの幸せを祈りましょう



願いは
希望になり
やがて礎になり
幸せの足固めになることでしょう



来る年が
どうか
良い年となりますように。






2017年12月26日の日

2017-12-26 15:02:22 | ポエム
あなたは別の空の下で
頑張ってる、明日を見つめながら‥


私は別の空の下で
頑張ってる、明日を見ないで。


『今』を生きることは
昨日からつながっていて
明日にもつながっていて


順番こに繋げていけば
人の人生の壮大な時間になるね


悲しみも
喜びも
その中で
キラキラきらめくものや
化石みたいになってくもの


その一つ一つに
意味があることを忘れなければ
人は、
馬鹿げたお化けにはならずに


人として
想い
想われ
慕い
慕われていくのだと思うのです


今年も
色んなことがありました


多分
来年も色んなことがあるでしょう



けれど
私は多分
相変わらずに
空を眺めていると思います







夜明けの声

2017-12-22 06:56:11 | ポエム
おはようと聞こえたみたい
あなたの声はあたたかい


あなたが撮る夜明けの写真は
私が撮る夕焼けの写真と似ている


西と東


隅っこから
こんにちはとサヨウナラ


一日の始まりと終わり


光のプリズムは
青い空気とオレンジ色のコントラスト


今日が始まって
今日が終わる


積み重ねた先に
幸せがあるんだと思うから
今日も小さな幸せのタネを探すよ


今だってひとつ

ほら!
見つけちゃったんだから






微笑み返し

2017-12-18 16:02:02 | 日記
12月の寒空に
湖畔に佇む


こんなにも
空は青いのに
見る余裕もなかったんだね


何曜日なのか
師走なのに日にちがわからない


時間の森の迷い子のように


わからなくなった瞬間


目を開けたら
溢れ出てくるものがあるから
閉じていたけれど


それも気にしないことにした
流れるものは流れたらいい


流れるまま
ぬぐいもせずにいたら
流れるものも
いつしか乾いてくることに
気がついた


時間の森で迷い子になって
時間の流れと言う川で身を任せ


気がついたら
いつもの湖を見ていた


そう言えば
晴れの日が続いているね


私は雨女のはずなのに
瞳の中だけの話だっけ?
時折不意打ちのように
嵐が襲うけれど


ほら、笑えよ!


どんな時も
面白がって笑っていただろうって?


うん、そうだね
色んなこと
面白がっていたね


今だって同じ
悲しみは深いけれど
深みをおもしろがっている私


こんなこと
こんなこと


人生に二度あることのうちの一回


それが
これからの私を支え
私を変えていくのでしょう


人の命は
儚くてもあたたかい


天国に旅立っても
前より近くに感じてるなんて。



そして
命を一つ
空に返した私に
いつも通り
優しい言葉で


いつものように
話しかけてくれようとするあなたの
気持ちの暖かさを
しっかりと受け止めていますから


もう少し
もう少しだけ


待っていて‥


いつものように笑顔で
微笑み返しができるようになるから