湖のほとりから。

花と空と心模様を写真と詩と文に託して。

夕暮れ時とソウルメイトとKANちゃん

2023-11-21 23:05:00 | コラム
今年は秋が短くて、、、

夏が長くて、ある日突然に冬が顔をだしたりしたものだから。

それでも、いつもより暖かい気がしてる。
寒くなるのはこれからかしら。

相変わらず毎日が飛ぶように過ぎていくけれど。

その中で、最近は
夕暮れどきは、もう、おうちの中に居ることが多くなって
スーパーも夕方には行かなくなって。
でも、今日は、いつも行く病院がやけに時間がかかったものだから、
否応なしに、病院のドアを出たら
すでに街は夕暮れのマジックアワーの時間が来ていた。

慌てて、スーパーに立ち寄り、買い物を済まして見上げたら、
半分のお月様と、ほんの少し残ったオレンジ色の空

ああ、そうだった
あの時も、こんな空だった
滅多に身内以外では、怒りをぶつけるような電話をかけたりしないけれど、、、
泣きそうになりながら
震えそうになりながら
そう、あの時の電話のありようは
ソウルメイトのような人だった。

ふと、引き戻されるように、胸が痛くなった。

そんなこともあったっけー。

私は沢山の人と出会ってきたんだね。
沢山の人がいて、その一人一人は、
きっと、神様から遣わされた人達だったのだと思う。

ふと、、
頑張ってきたなぁ、わたしって。

思いを振り切ったときや
胸におしこめたとき
思い通りには行かずに
歯がゆい思いで断ち切ってきたこともある
果たして、自分の思いばかりだったのかな。

相手を傷つけてでも伝えなきゃいけないこともある。
自分の気持ちを傷つけてでも
離れなきゃいけないこともある。

様々な人と様々な行き違い
こんな時に思い出すのは、胸がチクリとしたことばかり

人生全般において
人々は、全てエキストラなのかも。

自分も、だれかの人生にはエキストラでしかないのかも。

自分の周りにいる、一番大事な人との繋がりだけあれば、歩いていける。
自分を大事にできない人は、
周りの大事な人をも大事にできないのだと思う。

夕暮れに、ふと思ったこと。
寂しかったこと、嬉しかったこと。
オレンジ色がどちらにでも、相応しい色のような気がした。

そして、思いのほか
KANちゃんの死に
堪えている自分を見つけた日

早いよ、居なくなるの。

居なくなって、より強く思う
通り過ぎてから、振り向いても
もう、よく見えないじゃないの。

人は、決められた時期まで
一生懸命に、行くしか術がないんだよね。

KAN『エキストラ』
(最後に顔を見せる、お茶目な人)


















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