湖のほとりから。

花と空と心模様を写真と詩と文に託して。

草はらの彼岸花

2019-09-28 21:53:00 | コラム
このブログに来てから
もう丸2年
足掛け3年目に入りました。


早いものですね
私の雑文を読んで頂いて
ありがとうございます。


普段は、読み手の方を
まったく御構い無しで
自分の思いや願いや発見
書きたいように書いて
思いや吐き出したいことを
昇華させながら
移りゆく我が身の心情を
ここに留め置くスタイルです。

華々しいこともなく
際立った情報発信でもなく
ちょっとした幸せだったり
感謝だったりを
残しておけばと
湖のそばの
草はらに生えている『彼岸花』を
最初の日として
書いてきました。


自分の人生の中で
これほどの悲しみがあるのかと
思うほどのことや
どれだけの幸せに包まれているかと
震えながら涙することの
この喜怒哀楽の折れ線グラフは
今まで生きてきた中で
一番濃ゆい、落差のある時間を
過ごして来たと思います。


まだまだ、願うことは多くて
それに負けないぐらい感謝して


歩いていけたらなぁ〜なんて。



彼岸花の写真を写した3年前
湖の側には一本

それが
仲間を連れて
いや、ファミリーなのかしら

あちこち
肩身を寄せ合うように咲いてました。


あいにく
お天気は、曇り空だったけど、
彼岸花を見るたび
色んな人の顔が浮かんだりします。

また、
願いは深く
心は出来るだけ軽やかで
空を見上げる姿は
自分とて、この花のように
色んな人の思いと
空の彼方の人の思いも背負って
鮮やかに生きていきたい。


また
新たに思うのです。

スタートラインは何回だって書いていい。

その度ごとに
その度ごとの条件や思いを
ラインに込めて
歩き出せばいいのだと思いますので。










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『Your Song』に思う

2019-09-27 22:13:00 | コラム
花吹雪が舞うような
きらめく夏の日差しのような
時は過ぎ
華やいだ想い出も
少しだけ落ち着きを取り戻した♪

そうして始まる
ミスチルの『Your Song』

最後に
♪  君じゃなきゃ 君じゃなきゃ♪

そう結ぶ言葉達


9月は色んなことがありすぎて
夏の想い出というには
きらめくものと
淀んだものと
痛いことと
切ないことと

神さまのやることに
文句は言えないけれど
何かしらの意味が
そこにあるのだろう


誰にも
ふと気づく愛おしさがあって
それは不自由な状況になって
初めてわかるものだったり

いや
そんな状況にならなきゃ分からないことだらけなのかもしれない。

指一本
片耳さえ
片目さえ

感謝することが沢山ある

友達のことでさえ
家族のことでさえ

元気に居てくれることが
当たり前なんて

そんなことはないから

そんなことは
奇跡の積み重ねだから

相手がいて
自分がいる

それが尊いものなんだって
すごく思うよ
すごく感じるよ

当たり前は当たり前じゃないから


それをとても感じた9月だから


29日の新月には
特別なチカラがあると聞く

だから
だから

いつもよりも
ずっと、ずっと
祈ることにするよ



















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父の誕生日

2019-09-26 23:08:00 | 日記
数年前のちょっと前まで
なかなかくたばらない父は
ゆうに90歳を超えても生きてゆくのだろうと思うほど元気だった


そりゃ、老人特有の症状や
持病は持っていたとしても
少し介護しながらでも
この人は、90歳をすぎて
なおかつ、親であることを
振りかざし、歯に衣を着せず
ダンディに取り繕って
生きていくのだろうと
ため息まじりに
真剣に思った時期があった


もとより
性格は難しく
母が自分が先に逝っては
私が困るだろうと思うほどだった


肺がんとも分かって数年
それでも進行しないと踏んでいた


そんな方は沢山いらっしゃるのでね。


しかし、あれよあれよと
弱っていった父は
肺がんには勝てなかった。


もし、あのまま生きていたら
今日は90歳の誕生日だった



朝、何にも考えずに
『お彼岸も終わるねぇ〜』と
いつものように朝の挨拶を
仏壇の前でしていた

やけに
埃っぽかったことで
仏壇を久しく磨いてないことに気がついた

花の水を変え
お茶を入れ替え
手を合わす


仏壇を前にしてよいことは
朝は今日の1日を無事に終えますように
夜は、今日の1日が無事に終えたことを感謝できること


花の水を変えることと挨拶は
毎日の日課となっていた


埃を払って『ごめんねー』
忘れてしまうほどになったことが
私も月日の流れを感じるゎって
また、手を合わす


ふと気づくと
今日が父の誕生日である


メビウス10mgソフトから
一本新しく差し出して
お位牌の前におく


そうだ!
今日は、茶碗蒸しを作ってあげよう!

埃っぽかったのに気づくのも
気づかせてくれたのよね

至らない私に
教えてくれたのよね


感謝を込めて
夜は茶碗蒸しをお供えした


『大好きだったでしょ?
食べられなくなっても
茶碗蒸しと温泉卵だけは食べられてたものね。どれだけ毎日、作ったことかー』

けど、あの日々が懐かしい

もう一度と願うけれど

もう、それはそれで終わってしまったことなのよね

だけど
感じて下さい
匂って下さい


そっと茶碗蒸しを置いて
また、手を合わす


写真の顔が
ニコリとしたように思う


天寿と言う言葉がある
それぞれの天寿を全うする

立派だったよ。


仏様になってからの90歳のお祝いは
あの世に伝わっているのかな







コメント (2)
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ものもらいの時のおまじない

2019-09-24 23:00:00 | コラム
小さい頃
目がおかしいなぁ
痛いような
痒いような
そんな時、母に膝枕してもらって
よく目を見てもらった。

母は、そのまた母から
教わったという
『おまじない』を教えてくれた

『ええか〜
これは櫛やで。いつも使ってるやろ。綺麗に洗ってから、この櫛の真っ直ぐになってる背中をな〜、畳みの黒いヘリにこうして擦り付けるんやゎ。何回か擦るとなぁ、この櫛の背中があつ〜くなるんや。
そしたらすぐに、目の腫れぼったいまぶたに押さえるんやで。
なぁ、ちょっと熱つう感じやろ』と

畳みのヘリで擦り付けて
その摩擦でやんわりと熱くなった櫛の背を私のまぶたに押し付けた。


すごく熱くはないけど
確実に体温より熱い。

なん度かそれを繰り返したあと

『は〜い、おまじない、お、わ、り、もう大丈夫やで~』と

母の膝枕から解放された。

不思議と
ものもらいはひどくならずに、そのまま腫れは引いた。


大人になってからも
ものもらいが出来かかったときは
『おまじない』をすると
ほとんどの場合、おまじないが効いて治っていた。


そんなに回数はないけれど
そのおまじないが効かずに
眼科で薬をもらって治ることもあった。


いま、現在、私は
『ものもらい』ができている(笑)

さっき『おまじない』をやった。

母の膝枕はないけれど
小さな時が恋しいと思いながら
自分で畳みのヘリを擦って
櫛の背をまぶたに
そっと当てがった。


昔から不思議だった。

腫れかかっているのに何故
熱いものを押し付けるのか。
なぜ、『ものもらい』というのか。

まして、育った関西では
『めばちこ』と呼ぶ。
呼び名は各地、方言のようなものらしく、おおかたの人は
『ものもらい』が普通らしい。


元来、ものもらいと言う意味は
物乞い、乞食を指す。

昔、目の門口であるまぶたに
煩わしく思う様が
家の軒先に立つ
物乞いのように煩わしいことに似てることから『ものもらい』と呼ぶようになったらしい。


病名は『麦粒腫』
まぶたのマイボーム腺以外の分泌腺に雑菌が感染して起こる、腫れ
痛み、かゆみなどを指す。
眼科にて、点眼液や軟膏での処置で
完治する、、と書いてある。

なるほど、正解。

しかし、別の説明のところに

ものもらいになりかけた時
まつげの生え際にあるマイボーム腺の出口が詰まり気味になることから
ホットタオルで温めて改善したり、予防にもなるそうで
お風呂に入った時や、寝る前に
2〜3分温めることで、
ものもらいになることを回避できると、、。


こんなことがweb上で書かれていた。


もしかして
うちの母の母から伝わると言う
『ものもらいのおまじない』は
簡素化されたものではあるが
患部を温めると言うことにつながっている⁈

おまじないであって
民間療法と同じこと?

きっとそうなのだ

ひどくならないうちに
なんか目が腫れぼったいぞって

そんな時のおまじない

理にかなっていたってことなのか。


じゃ、今夜腫れかかっている私のまぶたは、、、、。


さてさて、腫れはどうなるのでしょう。

先に寝た方がいい?


はい、書き終わったら寝ます(笑)

腫れが酷くなっていたら眼科へ

腫れが小さくなっていたら、、。

また、櫛の背で温めよう。



数年前
久しぶりに『ものもらい』になって
眼科で頂いていた軟膏
見つかったけど
もう期限切れで使えない。


母の
おまじないに賭けてみよう















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今日のお昼ごはん

2019-09-22 22:13:00 | コラム
台風がまた、日本を襲う

自分の住んでいる場所には
来ないけれど

また、誰かのところで泣く人が出ないようにと祈る事しかできない。

自分の住んでる場所は
今の台風とは遠くにいるけど
少しの風と、少しの雨は
やっぱり普通のお天気ではなくて


お買い物には昨日済ませて
台風の行き先を見てる感じ


台風の遠い、近いには関わらず
腹時計は正常で
やっぱり『三度のごはん』としての
一回、一回がやってきてしまうのだ


その中でも
昼食って一番どうでもよくて
一番悩ましい一回


今日は
新米と新芋

『サツマイモご飯』
『厚揚げと人参と刻み昆布の煮物』

『ツルムラサキの味噌汁』をつくて。

シンプルな昼食

だけれど
とても
とても
贅沢な気持ちがするのは
出来合いのものではないと言うこと


当たり前の食卓が珍しいと言われてしまう時代

惣菜や半調理品が爆発的に
増えていっている時代

普通に一から作るものは
一番、贅沢なことになりそう。








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