湖のほとりから。

花と空と心模様を写真と詩と文に託して。

Another Orion

2017-10-31 23:45:20 | ポエム
夜がかなりふけてから
オリオン座が上がってきたよ
 
 
そろそろ
短い秋の最終章
それから
静かに冬がやってくる
 
 
昔から沢山のひとが
変わらぬ思いで
見上げていたんでしょうね
 
 
♬君と君の涙が教えてくれた
人をこんなに愛せることを
君のために僕は強くなる
運命ならば巡り会えるさ
あの星に願おう once more again
 
 
なんて、ステキな歌もあるしね
 
 
111
1が、3本の日
 
 
カレンダーは薄っぺらくなって来ても
変わらず願おう
 
 
沢山の愛の日がありますように
 
 
沢山のステキな事がありますように
 
 
もちろん、あなたにも。
 
 
 
 
 

Are You Ready ?

2017-10-31 10:24:20 | ポエム
静かな時間
ただそれは悲しくはない


待つことを諦めた?
期待することを諦めた?


ううん
諦めたわけじゃなく
認めたからなの
相手の立場をね


ええ
わかっているのよ
私はもうワガママじゃない



だから、
気持ちを軽やかに


何かにゆだねてみようかしらとか
誰かに恋をしてみようかしらとか


冗談でも言って
笑い飛ばせられたら
いくらかは楽でしょうね


それさえも
言えない自分を
見つけてしまったものだから
最後には
やっぱり
私はわたし‥‥


最初からひとりだから
なんてことはない


なんてことはないのよ


私は私の目の前にいて
合わせ鏡のように
私はわたしを見ている


私の中の私自身はオッケーですか?


もちろんYES、オッケーです!


私が見ている相手はオッケーですか?


はい、YES、オッケーです!



どちらかがNoだと
私にとってもNo


幸せは遠くに感じてしまう


1人では
本当の幸せには辿りつなくて
それでも
なんとか
幸せになる方法を探し歩くだけ


Are You Ready ?



私は私のように歩くだけ







影絵のような街

2017-10-30 19:07:08 | ポエム
夕暮れ
疲れた足で家路を急ぐ


みんな疲れて
心をなくしてるから


瞬く間に
街は影絵のように
夕陽に貼り付けられていく


薄っぺらくなっちゃって


さっき登ったお月様にね


あなたの
苦しみや悲しみも
一緒に
折り紙みたいに
半分に折りたたんで
包んでおいたから


影絵の中の
半月のお月様が
空で膨らんでいくときに
全て飲み込んでくれそうよ


だから
大丈夫だってば
心配はいらないよ


じきに
影絵のような人は
温かな窓の向こうで
ふっくらとした心を取り戻す


街はまた
いつものように
夜の一色になれば
夜露に濡れながら
キラキラと瞬き出すものよ


毎日は繰り返されていく
けれど
昨日と同じ日にはならない
今日には今日の悲しみがあって
明日には明日の喜びがあるものです


下を向いてちゃ
影絵の街の一瞬も見れやしない


面白いよ


そう思えば
マジックなんて
どこにだって見つけられる








風に吹かれるのはやめにしょう

2017-10-30 09:17:20 | ポエム
台風一過
青空が気持ち良い


いつもの湖沿いの一本道
鼻歌交じりに車を走らせる


ついこの前まで
菜の花か?と
見まがうほどのセイタカアワダチソウの群生


ついこの前まで
私の鼻にその花粉が飛び込んで
ゆるい水をもたらすものと
思っていたら


セイタカアワダチソウに見まがう
ブタクサと言う植物が曲者らしい


セイタカアワダチソウが菜の花か
ブタクサがセイタカアワダチソウか


頭の中でグルグルし出した


風は強め


いずれにしても
鼻が効くと言われた私には
鼻が花によって
その効力を失わないように


今日は
風に吹かれるのは
遠慮して
日差しだけ頂くことにしましょう







忘れゆく歴史

2017-10-29 22:07:36 | ポエム
『小雨が窓をたたく
日曜日の朝は
1人になったことを
また思い出す』


むかし
そんな歌があったっけ。



宇宙からみたら
ほんのちっぽけな物語を
綴ることにはなるけれど
一人一人にとっては
一生の壮大な歴史


もし、あなたと出会っていなけば
今の私は私ではなかったのだから


ひとつとて
欠けてゆくことは許されない歴史


けれど
『あの日から毎日の
何気ない出来事も
君をわすれいく歴史のひとつ』


そうなんだよね


忘れるために
忘れようとしたけれど
忘れられない


だったら忘れなくていいかしら


それも歴史に刻まれるひとつとして


けれど
『この冬は
どこまで寒くなるのだろう』


ほんとにね


風が吹くたび‥
雪が降るたび‥


思い出しながら


あなたの真っ赤に凍えた手を
温めてあげたいと何度思ったことでしょう





嵐は過ぎ去りました
雨は夜には止んで
軒先きからポタポタと
雫の音だけが残っている