湖のほとりから。

花と空と心模様を写真と詩と文に託して。

『あの頃、君を追いかけた』を観て。

2021-08-06 15:54:00 | コラム
暑い日が続く
クーラーの効いた部屋で映画を見るのは、至福のひととき

Netflixの↑↓ボタンを行ったり来たりさせていると
主演 山田裕貴の名前があった
気になりつつも
今日はどんな映画を見ようか、、。


いつものことだけれど、
難しい映画じゃなく
悲しすぎても嫌だし
怖い映画はもっと嫌だし
結局、また元に戻して
山田裕貴の名を示した


いつかの朝ドラにもでていたし、
今一番面白いドラマ『ハコヅメ』にも出てた。
若手では実力派?個性派?


色んな役をしてるねーっと
ぼーっと思いながら
無意識に、学園物を選んでしまう私は、いったい、何を塗り替えたいんだろう


学生時代をもう一度?

誰もが思い出すのかも、青春時代

それを映し出す映画を好むことは
自然の摂理かな、、と思いながら、決定ボタンを押し、見始める。



古い歌の歌詞かなんかで
青春時代は過ぎてから気づくものだと言われる。
私自身は、その年、その年の青い春が存在していても良いとは思う


だか、しかし
あの頃はやはり、『あの頃』なのだ


この映画には、
その高校時代を切り取ったような描写が満載で、特に
男子の幼稚具合が、、、。


手を叩いて、笑ってしまうほど、『あった、あった』って。


男子達の情熱が分からず
同じ女子ばかりでつるんで
そんな男子のアホな話ばかりをしていたように思う。


女の子は、生まれて数年で
すでに大人の部分を持つ


男の子が大人になりきれず
一番角張った格差が出てきてしまうのは、高校時代なのかもしれない。


映画では
歯痒いまま、すれ違う恋人未満の男女達


映画のナレーションも
『女は先に大人になり、男はそれに気づくことはない』と語っていた。


あの頃、互いに求め合いながら
自分の幻想を擦りあわしながら
異質なものに近づきたくて
分かりあいたくても
どうしていいのか分からなかっただけなんだろうと
今なら理解できる気がする。


だから、
学園ものの映画に
心惹かれるのかもしれない。


映画を見続けてノンストップ
何故か
最後には、私は泣いていた。




台湾で爆発的ヒットした映画を
日本版リメイクした、2018年の映画

『あの頃、君を追いかけた』


浩介役 山田裕貴
真愛役 齋藤飛鳥(乃木坂46)

主題歌 Thinking Dogs

    『言えなかったこと』


♪ 君の目を見ながら考えた
 今ならどんな言葉をかけようか
 胸に溢れる愛は
 言葉に出したら何かが消えてしまう♪


初めて聞いた曲だけれど
ピタンと映画にハマる歌になってる。