爆走タクシーが松潘に戻ったのは14時すぎだった。
「お腹は空いてないか?食事するか?」
車内は険悪な雰囲気だった。…というより、とにかく急いで欲しいので
私がそのように装っていた。
「まず、黄龍に行こう、食事はいい」
「お昼ご馳走するから食べなよ」
「間に合うの?」
「間に合う、黄龍は20:00までだから」
観光に4時間かかるから16時頃入れればいいのか。
運ちゃんはdicos(ハンバーガー屋)に入ると
チキンバーガーセットを三人分買ってきた。
コーラは大きなプラスチックのリユース可能な水筒のような容器に入っていた。
キャップはミッキーマウス。これは結構高そうなセットだ。
運ちゃんも車内の険悪な雰囲気に"これはまずい"と思っていたようだ。
この後も、黄龍に急ぎながら長袖の服は持ってきたか、
防寒具買うなら店に寄るけど、と色々気遣ってくれた。
……松潘以前と立場が逆転した(笑)。
若者をいじめて申し訳なかった
黄龍に行く途中、
岷山山脈の最高峰である雪宝頂(せっぽうちょう/標高5588m)が
よく見える観光スポットがあるが、我々が通った時には
辺り一面霧が出ていて何も見えなかった。
それでも車を止めて、撮影している中国人は居たが…。
背景が真っ白な自撮り写真を誰かに見せて見えなかったアピールでもするのだろうか。
……午前中だったらよく見えたろうなぁ
黄龍景区に着いたのは16時過ぎだった。
黄龍景区の前の道は坂道で、黄龍のメインゲートから少し下ったところに
ロープウェイ乗り場がある。
黄龍の入場料+ロープウェイ片道分で280元(約4480円)。
▼黄龍の入場券
▼16時でもロープウェイにのるには長蛇の列
入場券を買うのに10分ほど並び、ロープウェイに乗るのに20分程並んだ。
▼ロープウェイで一気に3600mまで上がっていく
ロープウェイから眼下に見える棚田状の池も素晴らしい。
やっぱり、諦めずに来て良かった(笑)。
中国とは思えない美しさ(笑)。
▼山の間を縫うように続く道
▼雲に隠れた雪宝頂とその麓に黄色く見える部分が黄龍
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